カノンとはオタクなら知ってると思うが、「正史」という意味でよく使われる
本作は歴史問題で論争になったが、現実の史実的に正しいという意味での正史ではなく、この場合の「カノン」とはあくまでもフィクション上だ
例えば複数メディアミックス作品だと、主人公の結ばれる相手が漫画だとAさん、アニメだとBさん、劇場版ではCさん、ゲーム版ではルート分岐で誰でも選べる、なんてことが起こり得る
その作品の20年後を舞台にした別の作品で、「主人公とBさんの子供」が登場し、「Bさんルートが正史なんだ」となったりする、Bさんルートがカノンなのだ
アサクリの過去作ではルート分岐があったりしたが、その後続編で「カノン」が明かされ、「俺の辿った結末はカノンじゃなかったんだ」とがっかりする人や、
「初期作にはルート分岐なんかなかったのに邪魔」という声があったりしたので、本作ではカノンモードができた
色んなキャラと恋愛できてホモレズもできるんだけど、カノンモードだと一切の恋愛展開が排除
発売前、「新田真剣佑からモデリングして声も彼が演じるキャラがいまーす」と宣伝されそのキャラは主人公(奈緒江)のロマンス相手なのだが、なんとカノンモードだとそのキャラは恋愛せず仲間にもならず死んでしまう
宣伝に使われたし、出番が早めで大抵のプレイヤーが一番最初にロマンスする相手なので、カノンモードだとそうなるってのはけっこうショックだった
そいつは貧乏育ちで盗みに手を染めてその果てに両親を殺されてやさぐれ盗人になってるんだけど、恋愛したら一途になるし