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Weekend In 心は L.A.

音楽と楽器、そして海外に

 

夢の Las Vegas 旅行記(26)   絶対にまた来よう、The Long Goodbye‥‥

(この旅行記は、写真の整理を兼ねて、2011年に書いたものを加筆転載しました。)

旅行、特に海外旅行の最終日は独特です。
飛行場に相当余裕をもって到着しなくてはならないので、大抵朝早く、ひどいときはまだ暗いうちにホテルを出発することになります。旅行の余韻を楽しむ間もなく。


Early In The Morning At The Monte Carlo 2011.8

今回は、McCarran 空港を10時10分発 L.A.行きなのでべらぼうに早くはないけど、ホテルのバフェで朝食は無理。朝、6時に起きるなんて Las Vegasに来て初めてだ。
何しろすべての夜、寝たのは2時頃だったものな~


Still Sleeping, Las Vegas 2011.8

空港までの車の中から街並みが見える。Las Vegasの街はまだ眠っているのか、歩いている人もほとんど見かけない。街の周りは砂漠、その向こうには山、手前に低木。低木の向こうにはホテルが見える。
夜見ると圧倒されるホテル群も、雲ひとつ無い青空の下でみると、なにか現実離れしたおもちゃ箱、妙に安っぽい幻覚のよう。周りの砂漠を囲む自然の山々とそれほど調和していない。
なんでこんなところに、世界一のホテル街を作ろうと思ったんだろうな‥‥


Welcome Gate 2011.8

飛行場は意外と人が多かった。毎日大量の人が来るということは、大量の人が帰るということだから。
1週間前に、わくわくしながらくぐったウェルカムゲートを逆方向にくぐる。

搭乗手続きも終り、コーヒーショップで朝食をとっていると、目の前にスロットマシーンが。
どこかの本に、空港のスロットマシーンは払い戻し率が悪く設定されているから、やってはいけないと書いてあったっけ。でも、そこに座って写真を撮る。スロットマシーンをやっている写真が堂々ととれるところは、 Las Vegasのなかでおそらくここだけでしょう。


Try A Last Chance   2011.8

L.A.まで1時間ちょっとのフライトは小さな飛行機、外は一面の砂漠。
行きのトラブル続きのフライトを思い出す。

海外旅行は行きたいところが山ほどあって、中々同じところに来ることはないけど、今回は、13年前の自分の思い‥‥いつかここに家族と一緒に来たい‥‥を実現した旅として、ひときわ思い出深い旅行となりました。長男が仕事で一緒に来れなかったのが残念でしかたがない、しょうがないけど。

ここには、南の島のエメラルドグリーンの海も、ニュージーランドのフィヨルドも、アジアの雑踏も、ヨーロッパの史跡も無いけれど、なぜか惹かれるものがある。
ともかく、徹底的に遊び、人を楽しませる街、冗談でしょというくらい。街にいる人全員が楽しむためにいるような、世界一能天気な街でしょう、きっと。

いつかまた来たい。いや必ず来る、家族と一緒に。
The Long Goodbye‥‥

(長い長い旅行記、お付き合いありがとうございました。)


The Long Goodbye‥‥ 2011.8

夢の Las Vegas 旅行記(25)  You Can Get 360-Degree Las Vegas View ‥‥ エッフェル塔

実は、今回の旅行のハイライトはカジノに遊びに行く前の出来事だったのですが、最後の晩にカジノに行ったことを前回先に書いてしまいました。やはりハイライトを最後に書きたかったので。
ということで、Parisのエッフェル塔に。

FUJI 366
19:51  2011.8
Four Corners、 何度も出てきた Las Vegas のど真ん中の交差点。左側のホテル群はCaesars Palace。南北のメイン通りがストリップ。宝石をちりばめたような夜景です。

この旅行記を、Las Vegasに行った時の参考にしようという人が1人でもいてくれることを期待して、少しだけためになることを書いておきます。
エッフェル塔は、大人1人12$なのですが、日没前の明るい時間帯は Daytime Discountとなり、確か10$と安くなります。日没前から日没の瞬間、そして夜と明るさによる風景の移り変わりが非常に綺麗なので、時間に余裕があればぜひこのディスカウントタイムが終わる直前に登るがのお勧めです。この時間帯は当然、季節によって異なるので事前に確認が必用です。なお、チケットを買った時間で判断されるので、行列に並んでいるうちにディスカウントタイムが終わってしまったということはありません。
(ディスカウントタイムに、チケット行列が出来ていることは無いです。)

我が家は、調べて行ったにもかかわらず、ディスカウントタイム終了10分後にチケットを買うという、一番効率の悪いことをしてしまいました。(泣)

もう一つ、展望台は吹きさらしです。飛び降り防止の金網があるだけ。ということで、夏を除いては結構風が強く寒いことがあります。秋から春までは、短時間しかいられないという前提で登ったほうがいいです。当然、ディスカウントタイムから登ることなどありえないでしょう。
また、展望台は、本当にぐるっと1周通路があるだけ(歩くと30秒位かな。)で、売店はもちろんのことトイレも椅子も何もないので、夜景を眺める以外のことは何もできません。スカイツリーの展望台を想像すると大間違いです。
我が家は、感動に浸って1時間以上いましたが、そんなに長くいる人は誰もいなかったです。

Las Vegasの夜景は何万ドルなんだろうか?カジノがあるから相当な額かも。
綺麗な夜景に御託はいらないでしょう。写真のキャプションは時間だけとしたので、ここからは時間順に写真を見ていってください。(トップの写真だけは、スペシャルな1枚を載せておきました。)

FUJI 351
19:33  2011.8

まだ明るい時間に、エレベーターで展望台に昇る。シースルーEVというよりは、工事現場のリフトという感じなので、高所恐怖症の方には少しつらいかも。でももちろんガラス張りだし、あっという間なので悩むほどのことではありません。


19:34  2011.8

展望台に着くと、Daytime Discount直後ということだけあって、まだまだ明るかった。
まず南を見ると、ホテル街最南端のMandalay Bay(マンダレイベイ)の金ぴかの姿が見える。
おとぎの国Excalibur(エクスカリバー)のとんがり屋根も。目を凝らせばピラミッドも。
ストリップ南部は超高級ホテルがないので少し地味ですが、Las Vegasらしいホテルが集まっています。


19:37  2011.8

反対側の北をみると、眼下にFour Corners交差点が。トップの写真と同じアングルです。わずか15分の明るさの違いでずいぶん印象が異なる‥‥実はこちらの写真は私のデジカメ、トップの写真はMiss M.のデジカメなので、色調と露出がずいぶん違うのも一因なんですが。
明かりがつき始めた街は、Las Vegasが夜になって覚醒し始めたようにも見えます。Caesars Palaceの巨大さと、Bellagioのコモ湖のブルーが印象的。

FUJI 360
19:43  2011.8

展望台から真下を覗いたシーン。エッフェル塔の2つの足が見えます。
ストリップ通りが普通に見えますが、10車線(場所によって12車線)の大通りです。


19:44  2011.8

日没が19時半位だったのでしょうか。日没直後の写真です。この時間帯をマジックアワーという、とある映画にありました。この時間になると、Las Vegasは砂漠の中のほんの一角だということが良くわかります。
ともかく空のグラデーションが信じられない位綺麗。この時間帯が一番綺麗かも知れないな。


19:46  2011.8

展望台をぐるぐる回ってまた南側に。いよいよライトアップが美しい時間です。
砂漠の中に定規で線を引いた道路だから、ともかくまっすぐなのがわかる。車で走ったら、どこにいくのだろうか。
良く見ると、各ホテルの中層の屋上にプールがあるのがわかります。


20:01  2011.8

Bellagioの噴水ショーは、毎正時と30分後の1時間に2回。20時のショーが今、始まりました。
露出の関係で実際より暗く写っていますが、あの豪華な噴水ショーが上から見られます。
もっとも、噴水ショーを期待して展望台に来るのはやめた方がいいです。これは望遠なので実際はもっと小さくしか見えませんし、噴水ショーは上空から見るように出来ていないので、今一です。
やはりコモ湖湖畔で噴水の霧を浴びながら見るのが一番感激します。

FUJI 374
20:08  2011.8

余り見ない東側も。遠くには、砂漠の手前の戸建て住宅群の明かりが見えます。
すぐ前に見えるは、Parisのホテル棟。ともかくゴージャスな建物です。ストリップ側の中高層階は、Bellagioの噴水ショーも見れて最高のロケーション。
ただし、十字型の建物なので、他の3面は何の特徴もない眺め。確率1/4か‥‥

FUJI 378
20:17  2011.8

そろそろ降りようか、という時に、展望台自体の写真をとっていないことに気がついた。
カジノですってんてんになった人の自殺防止?のためか、金網で全体が覆われています。
ところどころ、金網に10cm四方の穴があいています。カメラ撮影用ということですね。
Las Vegasホテル街のきらめき、戸建て住宅地の夜景、真っ暗な砂漠と3段階になっている夜景が独特です。

おもちゃ箱、Las Vegasを一望できる展望台、ここは絶対はずせない。
まるでおとぎの国のワンシーンのよう‥‥

夢の Las Vegas 旅行記(24)  Las Vegasに行ったのなら、カジノはどうした?

Las Vegas旅行記ももうすぐ終わりなのに、一番肝心なことをまだ1度も書いていません。
やはりLas Vegasといったらカジノでしょう。実は、私はギャンブルにほとんど興味がないので、これまでカジノに行ってませんでした。でも Las Vegasで1週間遊んでカジノに1度も行かなかったというのもジョークだろうということで、最後の夜は Monte Carloのカジノに遊びに行きました。

カジノといえばイメージは何でしょうか?
普通は、スロットマシーン、ルーレット、ブラックジャック、ポーカーあたりが思い浮かぶでしょう。通な方なら、クラップスとかバカラとかも思い浮かぶかも。もっと沢山のゲームがあるのでしょうが、やり方を覚えていったのは上の6つでした。(というかクラップス以外は一応知っていました。)
この中で、純粋に1人で遊ぶのはスロットマシーンだけ。逆にポーカーはプレイヤー同士の争い。他は、ディーラー(胴元)とゲスト(お客)の駆け引き。

スロットマシーンは面積としては圧倒的に多くて、カジノの2/3位を占めている感じです。
一方、ポーカーはやっているところを見たことがありません。おそらく、他のお客が横を通るようなところでは気が散ってしまうので、どこかの個室でやっているのでしょう。おそらくベット(掛け金)も相当高額なんだと思います。アメリカでも、普通の人が手を出せるような遊びでは無さそうです。

一番カジノらしく派手で見栄えがするのは3つ目の、ディーラーとゲストの駆け引きのゲームです。ブラックスーツをビシッと決めた髭のディーラーとか、胸ポロリ寸前の深紅のドレスの女性ディーラー(なぜか中年女性が多い)など、ホテルによっても服装が異なっていて、これを見て回るだけでも面白い。

FUJI 347
Casino At Paris(1) 2011.8

ところで、カジノの話しを書く時に1つ困ったことがありました。
キラキラの Las Vegasの街の中でも、カジノはサングラスでもかけないと直視出来ないくらいキラキラピカピカの場所。スロットマシーンやら、ルーレットテーブルやらが並び、その間をビキニドレスのお嬢さんがドリンクサービスで歩き回っている様は、まさにアメリカンムービーそのもの。
そのカジノの写真がない。実はカジノの中は写真厳禁です。誰がカジノで大勝したとかは当然公開されたくないだろうし、人によってはLas Vegasのカジノにいたということも知られたくないだろうし。

入り口に注意書きがあるのはもちろんのこと、カジノの中には、体重100kgを超えるような黒人のボディガードが目を光らせています。日本ならボディガードなんているだけでしょうが、こちらでは、ボディガードがお客に、IDカードを見せてみろ、21歳未満ならつまみ出すぞ、と警告しているのを2回見かけました。(アメリカ人の学生風の男3人組とかに対して。日本人に警告しているのは見たことないので、ご安心を。)カジノは21歳未満は立ち入り禁止で、こういうところはアメリカは非常に厳しい。
こんな中で、カメラを出して写真を撮るのは自殺行為です。

と思って、写真を調べていると2枚だけカジノが写っている写真がありました。
Parisのエッフェル塔に上るために、2階レベルの渡り廊下でエレベーターを待つのですが、渡り廊下から下を見るとParisのカジノが見える。内部を撮ったついでにカジノが写っていたのを、そこだけクローズアップしたのがこの写真です。ノーストロボのトリミング写真ですが、雰囲気だけでも。

FUJI 348
Casino At Paris(2) 2011.8

さて、再びカジノの話し。
スロットマシーンが出来るのは当たり前なので、今回の旅行目的の1つとして、なんとかディーラーとゲストの駆け引きのゲームをやってみたいというのがありました。
先にあげた4つの駆け引きゲームの中で、クラップスはルールが複雑なのでまず除外。バカラはベットが高額なので除外。ブラックジャックはルールは簡単ですが、カードをもう一枚請求するかどうかに結構定石があって、これを知らないと次の人に行くカードが狂ってきて、次の人のペースを乱すことになる。自分の次に座った人が、万一マフィアだったら、ミスしたら命はないかも知れない。

結局、消去法でルーレットに。まずはルーレットテーブルに行って様子を見る。
カジノでは、テーブルによってレート(1枚のプラスティックコインの単価が)が異なっています。最低、1枚のコインをかけるわけですが、一番安価なテーブルで1枚5$(約500円)。ですが、この5$テーブルがあるのは、Excalibur(エクスカリバー)とかの、庶民的なホテルに限定されています。Bellagioなどでは、端から端まで探しても5$テーブルはありません。普通は10$テーブル、20$テーブル、50$テーブルなどが並んでいます。ここは当然、5$テーブル(Monte Carloには1台あった)でゲームを観戦。

驚いたのは、ともかくゲームのペースが速いこと。
まずディーラーがベルを鳴らして、次のゲームのベット開始を知らせる。ほとんどのプレイヤーは、賭けるところをあらかじめ決めているようで、15秒位でベットは終わり、ディーラーが玉を投げ入れる。止まるまで約30秒位。的中者に配当がさっと払われ、あとは潮干狩りの熊手のようなものでチップをかき集めて終わり。1ゲームに1分程度しかかかっていない。次はどこにかけようかなどと、隣人とわいわい言いながら話している人など誰もいない。さらに、コインを1枚づつ賭けている人もほとんどいない。映画で見るように、こっちに4枚、あちらに5枚とコインを塔のようにして賭けている人が普通。

1回で10枚賭けるとして、5$テーブルでも約5000円。それが1分で終わり。そりゃたまには的中することもあるけど、基本、ギャンブルは胴元が勝つような仕組みになっている。
私の横で賭けていたおばさん(どこからみてもアメリカの普通の中年女性)、あなた、さっきからの15分で、どう考えても10万円近く負けているでしょ。どうしてそんな涼しい顔が出来るのですか?
もちろん、1枚づつ賭けたからといって、嫌な顔をされるなんてことはない。
私の対面に座って賭けている車椅子の老紳士、1回に1枚づつ一生懸命考えながら賭けている。年金のお金を貯めてLas Vegasに来たのかな。その姿にジーンとしてしまった。もしこれが映画なら、最後の1枚が36倍(ルーレットの最高倍率)に的中するのにな、と思いながら。

結局、私のようなギャンブル好きでもない庶民は、スロットマシーンで遊ぶのが関の山ということで、3人でスロットマシーンをしばらく楽しみました。マシーンは500台、100種類位あり、それぞれ色々な仕掛けがあるので、眺めているだけでも結構面白い。

昔の映画に出てくるようなレバーを引くマシーンはなく、どれもプッシュボタンですいすい操作できる。楽チンといえば楽チンです。ただ、的中してもディスプレイのカウンターに配当の枚数が表示されるだけで、コインが出てくることはありません。その台を離れる時は、脇のボタンを押すと、ダダダダとレシートのような紙が出てきて、そこに"82Coins"とか印字されているだけ。これは気分がでませんねー。
やはりオレンジが1列に並んだ時には、コインがザーッと出てきてくれないと。
そういえば1998年に来た時は、まだコインがジャラジャラと出てくる機械だったな。

やはりカジノはLas Vegasの原点、(余裕の範囲内で)思いっきり楽しんでみては‥‥


Monorail Between The Hotel 2011.8
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