科学捜査…でも
最近、宇宙は137億年前に生まれた、とよく見るが、
ストップウォッチで計ったのかと言いたくなる。
137億年前という数値は、宇宙の背景放射(“宇宙の温度”)を詳細に観測し、
そこから計算したらしい。
(昔は単純に宇宙が拡大する速度を示すハッブル定数の逆数だったけど)
しかし、その計算式はもともとビッグバンのモデルから引き出したものだろう。
超高温・高圧のビッグバンから現在までの温度低下から逆算したのかなと推測する。
(くわしく調べてないので、間違っているも)
だが、そのモデルは絶対的に正しいのか?
そんなことはないと思う。実際、いまのビッグバンモデルには
観測事実と異なる部分がいくつかあるし。
しかも、いまは宇宙の膨張が加速しているという観測結果も報告されている。
そこまで計算に入っているとは思えない。(入っていたらゴメンなさい)
いずれにせよ、宇宙の年齢は直接的には測定できない。
モデルの正しさを十分に吟味せずにモデルに当てはめた数値をなぜ細かく書くのだろう?
(しかもそのモデルにあてはめた数値だって、もともとプラスマイナスで
数億年の誤差が見込まれている)
私としては、137億年前ではなく、約140億年前の方がより正確な言い方だと思う。
地質年代の区分だって数年の改訂のたびに3桁目はコロコロ変わるのにね。
科学捜査に関する報道にも同じような疑問を抱く。
先日、DNA鑑定についてニュースで説明していた。
DNA鑑定をしたとき、それが別の人間と一致する確率は70兆分の1
(5月8日記/4兆7000億だそうです…またもやこまい)、
地球上の人口は70億人に満たないから、
DNA鑑定が一致したということはその人間のものと言っていいでしょう、との内容。
でも…この説明には抜けているところがある。
一卵性双生児のDNAはほぼ完全に一致しているはず。
つまり、DNA鑑定が完全に一致したとしても、それは本人ではなくもしかすると
双子の兄弟のものかもしれない。
双子は極端な例だけど、たとえば兄弟であればDNA鑑定で一致する部分は
赤の他人よりもかなり多いはずだし、
親戚どうしが結婚することの多い家系では、やはりDNA鑑定で同一とは言えなくとも、
似た結果が生じる人間も出てくるだろう。
こういうことを抜きに、確率は70兆分の1 5兆分の1と簡単に説明してよいのだろうか?
それ以上に重要なことは、DNA鑑定は単に本人のDNAと
たとえば現場などから見つかった体の一部のDNAが一致したかどうかを
言っているにすぎない、ということだ。
たとえば、それがレイプにあった被害者に残された精液から採取されたDNAなら、
そのDNAはもちろん犯人のものだろう。
しかし、犯行現場で毛根付きの頭髪が見つかったとしても、それは必ずしも犯人のものではない。
DNAが容疑者のものと一致しても容疑者が犯人であると証明したことにはならない。
たまたま容疑者は用事があって被害者のもとを訪れただけかもしれないのだから。
偶然の一致の確率が非常にまれなことだけを強調されると、
「DNAが一致した」
という言葉の重みだけが先行し、一致したことの意味が十分に
吟味されないのでは、という危惧を覚える。
☆しばらく留守にするので、お返事遅くなります。
悪文すません~
ストップウォッチで計ったのかと言いたくなる。
137億年前という数値は、宇宙の背景放射(“宇宙の温度”)を詳細に観測し、
そこから計算したらしい。
(昔は単純に宇宙が拡大する速度を示すハッブル定数の逆数だったけど)
しかし、その計算式はもともとビッグバンのモデルから引き出したものだろう。
超高温・高圧のビッグバンから現在までの温度低下から逆算したのかなと推測する。
(くわしく調べてないので、間違っているも)
だが、そのモデルは絶対的に正しいのか?
そんなことはないと思う。実際、いまのビッグバンモデルには
観測事実と異なる部分がいくつかあるし。
しかも、いまは宇宙の膨張が加速しているという観測結果も報告されている。
そこまで計算に入っているとは思えない。(入っていたらゴメンなさい)
いずれにせよ、宇宙の年齢は直接的には測定できない。
モデルの正しさを十分に吟味せずにモデルに当てはめた数値をなぜ細かく書くのだろう?
(しかもそのモデルにあてはめた数値だって、もともとプラスマイナスで
数億年の誤差が見込まれている)
私としては、137億年前ではなく、約140億年前の方がより正確な言い方だと思う。
地質年代の区分だって数年の改訂のたびに3桁目はコロコロ変わるのにね。
科学捜査に関する報道にも同じような疑問を抱く。
先日、DNA鑑定についてニュースで説明していた。
DNA鑑定をしたとき、それが別の人間と一致する確率は70兆分の1
(5月8日記/4兆7000億だそうです…またもやこまい)、
地球上の人口は70億人に満たないから、
DNA鑑定が一致したということはその人間のものと言っていいでしょう、との内容。
でも…この説明には抜けているところがある。
一卵性双生児のDNAはほぼ完全に一致しているはず。
つまり、DNA鑑定が完全に一致したとしても、それは本人ではなくもしかすると
双子の兄弟のものかもしれない。
双子は極端な例だけど、たとえば兄弟であればDNA鑑定で一致する部分は
赤の他人よりもかなり多いはずだし、
親戚どうしが結婚することの多い家系では、やはりDNA鑑定で同一とは言えなくとも、
似た結果が生じる人間も出てくるだろう。
こういうことを抜きに、確率は
それ以上に重要なことは、DNA鑑定は単に本人のDNAと
たとえば現場などから見つかった体の一部のDNAが一致したかどうかを
言っているにすぎない、ということだ。
たとえば、それがレイプにあった被害者に残された精液から採取されたDNAなら、
そのDNAはもちろん犯人のものだろう。
しかし、犯行現場で毛根付きの頭髪が見つかったとしても、それは必ずしも犯人のものではない。
DNAが容疑者のものと一致しても容疑者が犯人であると証明したことにはならない。
たまたま容疑者は用事があって被害者のもとを訪れただけかもしれないのだから。
偶然の一致の確率が非常にまれなことだけを強調されると、
「DNAが一致した」
という言葉の重みだけが先行し、一致したことの意味が十分に
吟味されないのでは、という危惧を覚える。
☆しばらく留守にするので、お返事遅くなります。
悪文すません~
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宇宙のエネルギー
結局は「宇宙は有限」であり、
「宇宙のエネルギーの総量は増えも減りもしない」
という原則から、
拡散する前と後の「温度」がうんたらかんたら。
まあ、地球の年齢が何億年で、あと何億年で消滅するといわれても、どおっちゅうことはないが、
「100年安心」の年金が、5年でピンチは恥ずかしいことではあると・・・。
刑事ドラマなどを見ていると、本人にじゅうぶんにアリバイを説明させ、確認したうえで、
「アナタの話では、アナタが被害者と接する機会があったのは○○の時だけなんですが、その時点では被害者は、まだ新しいマニキュアをしてなかったから、そこにアナタの指紋がつくはずがないんですよ」
などと、杉下右京刑事なんかに突っ込みをうけます。
アリバイも、指紋も、DNAも、「裏づけ道具」の一つ、として考えるものなんでしょう。