眠れぬ夜に
少しは眠くなるだろうと思いながら・・・
だがいっこうに眠気は訪れず、すでに新聞配達のバイクの走る音が聞こえ始めている。
WMPでジャズやお気に入りのプレイリストを聴いていたが、ここは心安らぐ「おもいでの夏」の「Summer of 42」がいい。
レコードプレーヤーが壊れてもう10年近くなり、あいにくそのサントラ盤のレコードを聴くことはできない。
でも、どこかでダウンロードした「Summer of 42」がWMPの再生リストに入っているのだ。
ミッシェル・ルグランのオリジナルスコアにかなり忠実で、聞き心地がいいのだ。
外を見れば、昨夜から降り始めた小雨はやんでいる。
気象予報士の木原実さんによれば今日は雨だといっていたが・・・
彼が出ている夕方のニュース番組のキャスター笛吹雅子さん。
彼女は私にとって「おもいでの夏」のジェニファー・オニールのイメージに重なってしょうがない。
いや、実際に私はあの映画が上映される前に年上の女性と恋におちいっていたのだ。
その女性が少なからず笛吹雅子さんと似ているのかもしれない。
小説を書かなくなって20年近くたつと、いくら文明の利器が発達してワープロより便利なパソコンでも、キーを叩く手は鈍い。
原稿用紙に手書きが一番なのかもしれない。