一の倉沢の紅葉を見るドライブ
眠れぬ夜に
少しは眠くなるだろうと思いながら・・・
だがいっこうに眠気は訪れず、すでに新聞配達のバイクの走る音が聞こえ始めている。
WMPでジャズやお気に入りのプレイリストを聴いていたが、ここは心安らぐ「おもいでの夏」の「Summer of 42」がいい。
レコードプレーヤーが壊れてもう10年近くなり、あいにくそのサントラ盤のレコードを聴くことはできない。
でも、どこかでダウンロードした「Summer of 42」がWMPの再生リストに入っているのだ。
ミッシェル・ルグランのオリジナルスコアにかなり忠実で、聞き心地がいいのだ。
外を見れば、昨夜から降り始めた小雨はやんでいる。
気象予報士の木原実さんによれば今日は雨だといっていたが・・・
彼が出ている夕方のニュース番組のキャスター笛吹雅子さん。
彼女は私にとって「おもいでの夏」のジェニファー・オニールのイメージに重なってしょうがない。
いや、実際に私はあの映画が上映される前に年上の女性と恋におちいっていたのだ。
その女性が少なからず笛吹雅子さんと似ているのかもしれない。
小説を書かなくなって20年近くたつと、いくら文明の利器が発達してワープロより便利なパソコンでも、キーを叩く手は鈍い。
原稿用紙に手書きが一番なのかもしれない。
Summer of '42 おもいでの夏
これに限らず、小説を創作するとき、よくメディアプレーヤーを聞きながら書いてます。
それもほとんどが映画音楽ばかりで、そのなかでもよく聞いてるのは「おもいでの夏」(原作はSummer of '42)です。
ハーマン・ローチャーの原作を映画化した少年と年上の女性との儚いひと夏の物語ですが、多感な思春期の少年と戦争で夫をなくした女性の心理状態を巧みに描いています。
音楽を担当したのは「風のささやき」や「シェルブールの雨傘」で知られるミッシェル・ルグランです。
この「思い出の夏」のサウンドトラックのLPを持ってるんですが、レコードプレーヤーが壊れてて聞けないのが辛い。
そこで映画音楽を集めたCDを買ったんですが、これはオリジナル版ではありません。
ところが、ここに録音されてる「おもいでの夏」はオリジナルを凌ぐ編曲で、せつない映画を思い出させるものでした。

私はそれをユーチューブに初めて投稿しました。
拙い技法で、他の動画に比べれば本当につまらないスライドショーなんですが、とにかく音楽自体が素晴らしい。
視聴者の方はそれを知ってるにも拘らず、聞いているようです。
手前味噌で恐縮ですが、googleでsummer of '42を今日検索したところ、1億6千万件ヒットし、そのトップに私のつくったYouTubeがランクされてました。
summer of '42は本国のアメリカで舞台化され、それがときたま上演されてるのか、多いときは2億を越すことがあるモンスターです。
それでも、このYouTubeは常にトップ10にランクインしてるんです。
こういうことを書いてると、何自慢してるんだと思われる方もいるでしょう。
はい。
本当に自慢したい気持ちもありますが、それよりはこの素晴らしい楽曲を聴いて欲しいのが私の本音です。
それに付け加えるなら、ヒロイン役のジェニファー・オニール(Jennifer O'neill)の美しさです。