2026-05-05

家にいるとき椅子から立ち上がるたびに掃除機をかける。

習慣は力、とかそういう自己啓発本あるだろ?

そゆうのをさ、読んでて決めたんだ。

家の中で立ち上がるたびに掃除機をかける。

いわゆる汚部屋というやつだ。

何一つ片付いてなくていろんなものが山のように積み上がってて何とかしないといけない、なんてこともとっくに諦めてて、このままなんだな、と思ってた。

そういうやつに限っておかしなことに外では仕事場では勤勉で片付けとかすごいやってるんだ。

でも家の中は無茶苦茶

なんでなんだろうな。

少し酔っぱらってたある日。

Amazon掃除機を買ってしまう。

仕事から帰ったら家の前にデカい箱が置いてて、配達員が何か間違ってるんだろ?と思って宛名を見たら間違ってなかった。

なんだこれ?

と思って箱を開けたら掃除機だった。

ああ、なんとなくうっすらと思い出した。

かにこの掃除機には見覚えがあるし、ワンクリックで注文したような気もしてきた。

履歴を見たらちゃんと注文してる。

返品するか?と思ったが、たぶんそういうことはできないだろうな、何日も置きっぱなしにして、結局返品期限が切れるだけだとわかったから諦めてて箱を開けた。

でもこれ使わないだろうな。

何年も前に買った三菱掃除機10回くらい使ったきりでどこへ行ったのかわからない。

部屋の中のゴミの山のどこかに埋もれてんだろうけど。

とはいえ久しぶりの掃除機だ。

埃まみれの部屋が少しだけきれいになった。

でも、これもすぐにつかわなくなるな、と確信した。

駄目なんだ。

外で、仕事ときちんと出来るんだ。

でも家では無理なんだ。わかってる。

習慣にするといいらしいな。

そんなことはしってる何年も前から

じゃ、やればいいだろ。

おまえ立ち上がるたびに掃除機かけろよ、やれよ。

そうか、じゃやるよ。

それから立ち上がるたびに掃除をかけるようになった。

最初は狭い範囲だった。部屋の中の最小限暮らせるスペース、年々狭くなるそのスペースだけだった。

まあそれでもきれいなるのはいいことだ。

あと家だと無理だけど外だと出来るんだ。

外だとキレイ好きだと思われてるんだ。

から掃除は嫌いじゃないんだ。

ただ家だと無理だっただけで。

立ち上がるたび掃除機をかける。

それを毎日毎日くり返す。

仕事の日はそうでもないけど休みの日はずっと家にいる。

から掃除の回数も増える。

部屋の中の暮らせるだけの最小限のスペースでは掃除機をかける範囲が狭いからその頻繁な回数に耐えきれない。

しかたがないかゴミの山を少し片付けて範囲を広げる。

そういうことをやっていった。

外だとやるタイプから別に体を動かすのが嫌いなわけじゃないんだ。

ただ家だと出来なかっただけで。わかるだろ?

毎日毎日、立ち上がるたびに掃除機をかけた。

範囲が狭いから少しずつゴミの山も片付けた。

そのうちに粗大ゴミを発掘できるようになった。

それまでこんがらがりすぎててなにを捨てたらどう捨てたらいいのかがわからなかったもの化石を発掘するみたいな感じで、ここのこれを袋に入れて捨てろと命じてくるようになった。

おいこれ捨てるのか?

捨てるんだよ、ゴミだろそれ。

そうか捨てるのか、と捨ててった。

物事というのはコツコツとやってくとある日よくわからないけれど何かが変わる瞬間がある。

ああこれ全部捨てればいいんだなとわかった。

そこからちょっと加速したと思う。

半年、いや7ヶ月か。

先週に大型ゴミの回収に来てもらって片がついた。

部屋の中のスペースはぜんぶ暮らせるスペースになった。

オマケ彼女も出来た。

いや、冗談じゃないんだ。本当になんだ。

ゴミの山も捨てたが童貞も捨てた。

外だとやるやつなんだよ。わかるだろ?

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