衝撃を受けた。読んで良かった。
小説といったら夢小説はさんざん読んできた。比べることじゃないとわかっているが本物はここまで違うのかと思った。
何年も前にもらった図書カードが眠っていたので、せっかくなら普段全く読まない小説を読んでみようと思った。とっつきやすい短編集や1冊で完結するもので事前に調べると、どうやら宮部みゆきさんの「火車」がすごいらしいということがわかった。他作品は映画化されてタイトルだけ知っていたものもあったが火車は全く知らなかった。ミステリーはあまり興味が無かったので買うか迷った。とりあえず宮部さんの本は買おうということは決めて本屋に足を運んだ。帯によると「もっとすごい」ランキングのミステリー小説部門のなかでベストオブベストとのことだったので思い切って買ってみた。
人物の背格好、表情、動作、その時その時の声の大きさ、風景などが頭にすんなり入ってき過ぎた。そこに1番びっくりした。本を読むと想像力が上がるとかなんとか聞いたことがあるけど、想像力を働かせる必要がほとんど無かったと思わせるくらい。
主人公が「たがわ」のドア方向へ足を向けた時に主人公が感じていたこと、喬子が図書館で必死にページをめくっている描写が特に記憶に残っている。ラストシーンではこっちが緊張して心拍数が上がったのがわかった。
次に、女性の心理描写が印象に残った。郁美に初めて会った時の会話をはじめ、細かすぎるしときには共感するしで、これを文字だけで表すことができるのかとそこにも衝撃を受けた。
もちろん謎が少しずつ解明されていくところも絶妙な解き明かされ具合で、恐れていた 途中で読むのをやようか迷う 事がなかった。映画を見ていて冒頭や途中にある日常シーンで飽きそうになることが過去にあったから。
火車懐かしいな