暖冬〜晩秋か初春か〜
お正月。1月1日現在、全く積雪のない庭
雪国の冬の景色とは思えません。
晩秋か初春かと見間違える景色です。
ちなみに、初春の3月初めの頃でも、例年もっと残雪が見られます。
年が明けて新年になりましたが、私の住む地域では気温も高めで、朝晩でもあまり氷点下になりません。この冬は、雨樋の下に水を溜めている桶の水にも氷が張っているのを見ていません。例年(というか、一昨年までは)12月でも最高気温が0℃以下の真冬日がときどきありましたが、今年は1月になってもまだ1回も真冬日がありません。真冬日は寒くて色々支障もあります。真冬日が無い方が冬は過ごし易いですが、それでも1月2月にかけて、数回は真冬日がなければ不安です。
今年は冬野菜を蒔きませんでしたが、
昨年溢れた種で発芽した茎立菜。
昨年は雪を掘り起こして収穫したのですが・・・
会津地方は雪国ですが、今のところ殆ど雪も降っておりません。元旦の日に雪が降っていない事はあっても、積雪が無かったお正月は記憶にありません。会津に戻って来たのは25年ほど前ですが、その頃は、正月に雪が降り過ぎて、一晩中雪かたしをした事もあります。(「雪掻き」なんて生やさしい言葉では表現出来ません。「雪かたし」でした。)屋根から落ちて積もった積雪が屋根と繋がりました。数年まではそれが普通でした。今年は1月に入っても全然積雪がありません。昨年の冬も積雪が少なく、あまり雪かきをしませんでしたが、それでも1月には、冬野菜の蕪や茎立菜を庭の雪を掘り起こして収穫した記憶があります。今年は12月半ばにやってきた寒波の頃に1回だけほんの少し雪かきしただけで(する必要も無いくらいの積雪でしたが)あとはまだ雪かきしておりません。そもそも積雪がありません。寒波の後は、雪ではなくて雨が降っている状況です。雪国で、真冬に雪ではなくて雨が降るのが日常になったらヤバ過ぎです。
今年まだ役割を果たしていない母屋南側の雪囲い
昨年12月半ばに設置したのですが・・・・
屋根の上にも下の畑にも全然雪がありません。
首都圏に住んでいた頃、真冬でも普通に自転車に乗れることに驚きました。恵まれていると思ったものです。当地では私は、自転車は12月上旬頃に物置小屋にしまって3月半ば頃まで100日間ほど冬眠させます。今年も既に自転車は冬眠させて仕舞いましたが、今年は今までの所、昼間は自転車にも乗れそうな感じです。(気温が5℃以下になると、自転車でスピードを出すと手袋をしても手が冷たいを通り越して痛くなるので、流石に朝晩は自転車には乗れ無いでしょうが・・。)
母屋の北側の軒下に、昨年降って屋根から落ちた雪が心持ち残っているだけです。
そのわずかばかり残っている雪の横に
種が溢れて発芽したであろう根性大根。。
今年は冬野菜を蒔いていなかったので、
そのうち収穫して食べようかと・・
そう言えば昨年、山の積雪も少なくて、雪解け水が少なくて、春の田植えの時期とかに水不足だったという話を聞きましたが、今年このままの調子で行けば、もっと積雪が少なく、農業用の水不足ももっと深刻になるやも知れません。夏の日照りも心配です。稲作も大打撃を受けて、食糧不足も深刻化するやも知れません。
例年雪が多く降るのは1月、2月ですから、これから沢山降るのやも知れません。雪国の大雪は大変ですが、これから昨年までの何割かまでは雪が降って欲しいものです。 これで今年の夏が昨年よりも猛暑になったならば、かなりマズい状況だと思われます。
そして、来年以降もこんな暖冬と猛暑の夏が続くようでしたら歯止めの効かない温暖化が始まるのかも知れません。
降雪はかなり局地的です。これまでも、私が住む町では雪があまり降らなくても、同じ会津の他の町などでは豪雪被害が出たなどということが度々ありました。この雪の降らない暖冬が、会津の局地的な現象であればいいのですが・・・そうでも無いようです。
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