自己都合で戦争を続ける首相たち_Orz…
何故停戦に至らないかの理由は様々でしょうが、どちらもその国の首相の自己都合が大きな要因だと考えます。首相が止めると言えば、形はどうあれ戦争は止められるのです。
先ずはパレスチナ戦争。パレスチナに住む人々はハマスの構成員も含め、大多数は一刻も早く戦闘を終わりにして欲しい事でしょう。 しかしイスラエルのネタニヤフ政権は、アメリカの支援をバックに圧倒的軍事力で「ハマスの殲滅まで」という表向きの理由で、民族浄化を狙っているようにしか見えない無差別攻撃を止めません。ネタニアフ首相の属するリクード党もかなりな右派政党ですが、ネタニヤフは政権を維持する為に、さらに極右の政党と連立を組み、その政党の連中を閣僚に起用して、パレスチナ侵攻を強行に続けています。あまりの酷さに、イスラエル国内でもネタニヤフ政権とその酷過ぎる軍事攻撃に対する反対の声が高まっています。
ネタニヤフが戦争を続けているのは、戦争が終結した途端、投獄される可能性が高いという極めて身勝手な個人的事情が理由に見えます。 ネタニヤフはパレスチナのガザ地区とヨルダン川西岸地区との分断を図る目的で、ハマスを強化するためにハマスと取引していたという事は既にかなり知られています。
10月7日のハマスによる奇襲攻撃を、事前情報があったのにも拘わらず防げなかった、若しくは見逃して攻撃に寄与さえしたという情報もあります。この、10月7日の責任に対して投獄される可能性が高いとも言われています。
しかし、それ以前にネタニヤフは、詐欺と背任など一連の汚職容疑で裁判中でした。10月7日のハマスの攻撃があって「緊急事態」という事で、ネタニヤフは首相に留まったまま、パレスチナ攻撃を指揮しているわけです。ネタニヤフは、パレスチナ人の命は言うに及ばず、イスラエルの人質の命をも二の次に考えているように見えます。彼は投獄されずに首相の座を守りたいが故に、戦争を長引かせていると言えましょう。そんな個人的事情のために、今も毎日パレスチナでは犠牲者が増え、イスラエル人兵士も死んでいるのです。許されざる事でしょう。
一方のウクライナ戦争ですが、一方的にイスラエルが壊滅作戦を展開しているパレスチナとは違い、これまで何度も停戦から終戦への機会はあった筈です。
バイデンのアメリカに挑発されて軍事侵攻を始めたプーチンと、バイデンのアメリカに焚き付けられて代理戦争させられるハメになってしまったゼレンスキーですが、2人とも国民のことを蔑ろにしています。
昨年もゼレンスキーは「反転攻勢」という言葉に踊り、踊らされて、結局は戦争を止めずに双方に大きな犠牲者を増やし続ける結果となりました。
日本では、この戦争で、ロシアで無理やり徴兵されたり、徴兵を逃れる為にロシアを脱出する若者のニュースが、よく流されていました。 しかし、ウクライナも同様です。ウクライナの方がシビアと言えるかも知れません。ウクライナはロシアより深刻な兵士不足で、兵役年齢を17歳まで引き下げ、70歳まで引き上げる法律が検討されているとのことです。日本ではあまり報道されませんが、既に孤児たちが軍事訓練を受けさせられて戦場に送られています。後方支援ではなく、突撃部隊にもされています。実際、17歳の孤児が犠牲になっています。
中立を守っていればこんなことにはならなかったであろうに、ゼレンスキーはアメリカに踊らされて、極端にアメリカ・西側に傾倒し、中立を破ったのです。NATOにも加入出来ると考えていた事でしょう。そしていざロシアに侵攻されたら、派兵もしてもらえず(アメリカやNATOが派兵してたら大変でした。ゼレンスキーはその事を理解してもっと慎重にするべきでした。)代わりに戦争継続のための武器が送られ続けました。NATO入りの梯子も外されました。今また軍事支援が減らされようとしています。(・・それは戦争を終結させるのにはいい機会の筈ですが・・・)
今からでもすぐに、ブラジルや中国、トルコ、インド、南アフリカ・・など多くの仲介を買ってでた国に仲介を頼める筈です。(日本も停戦仲介にこそ力を入れるべきですが日本政府はアメリカに追従です。)不利な条件でも一刻も早くこの悲惨な戦争から抜け出すために停戦から終戦に持っていくべきでしょう。多くのウクライナ国民もそれを望んでいる筈です。ゼレンスキーが今すべき事は軍事支援の追加を求めることではなく、終戦です。
セレンスキーは、勝てないどころか負けつつある事を受け入れず、自分の首相の座、権力を維持するが為にさらに多くのウクライナ国民を犠牲にしようとしているように見えます。西側諸国からウクライナの英雄に祭り上げられて、今さら自らの失政に向き合えずに、さらに自国民を犠牲にして戦争を続けようとしているとしか思えません。
もう一方のウクライナ戦争の当事者、侵攻を始めたプーチンに関しては、日本では多くの悪い情報が流されてます。今ここで敢えて書く必要はないでしょう。
自分の権力維持のために戦争を止めずに、自国民も相手の国民も犠牲にすることは許されざることです。そんなことをする人物を首相にして置くことは容認出来ません。イスラエルやウクライナやロシアだけの話ではありませんが・・。
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