金糞岳(1317m)
2018年5月26日(土) 曇り時々晴れ
遠征の2日目。
昨夜は旧浅井町(現長浜市)の道の駅浅井三姉妹の郷で車中泊。
今回のメインは以前から登りたかったこの山。
金糞岳(かなくそだけ・きんぷんだけ)
滋賀県と岐阜県の県境にある山で、伊吹山(1377m)に次ぐ滋賀県第2位の高峰。
金糞とは、チョッと言葉に発するのが憚られるぐらい過激なワード。
以後もこの二文字が何度も登場するので、お食事中の方はご容赦を(笑)
ウソで、実際はこちら。
以前登った福井県と岐阜県の県境にある金草岳(かなくさだけ:1227m)も別名が金糞ヶ岳で、山麓にあったとされる鉱山に由来するともいわれる。
しかも金草岳の前峰が白倉岳(1200m)で、金糞岳の前峰も白倉岳(1270m)という奇妙な一致。
白倉というのはもしかすると、白銀(しろがね=銀)が訛ったのかも。
前フリにお付き合いいただきましてありがとうございます。これからがレポです(笑)
6:38 金糞岳高山キャンプ場(標高約260m)
R365から草野川沿いに県道264を進んで至る。
コース看板のところにあるボックスに登山届を提出。
ここから登る変態、猛者もいるらしいが、私には無理です(笑)
今回選んだ連状口までは、鳥越林道を約10㎞登っていく。
舗装済だが1.5車線の隘路で、落石や枝が散乱している箇所もあるのでスピードは控えめに。
6:55 小森(登山)口(標高約660m)
キャンプ場からの登山道と交差する箇所で、連状口までは1時間。
7:05 連状(登山)口(標高約960m)
さらに林道を進み、鳥越峠(1040m)を越えて岐阜県側に入ったところから登る方が断然近いようだが、敢えてここから登ることにする。
ここには反対側に5~6台ほどの駐車スペースがある。
先客はおらず、私が1番のり。まだ時間が早いせいなのかな?
ここは展望所にもなっており、この日は霞んで薄ら琵琶湖が見えるだけだった。
準備を済ませハイク開始(7:22)
ここから山頂まで距離約2.8㎞、標高差約360mで、標準CTは2時間。
例えるなら文殊山大村コースよりちょっぴり長い感じなので、目標CTは2時間30分。
お決まりのクマ出没の看板があるが、まぁ遭うことはないだろう(多分)
序盤は道幅が狭く、少し鬱蒼とした中を登っていく。
タニウツギ(谷空木)
スイカズラ科タニウツギ属の落葉小高木。
急登な個所はほとんどなく、緩やかに登っていく。
ただしケモノの気配が至る所で感じられ、ガサガサとなにかが木立を横切る音や、草むらの奥からグルルル~と喉を鳴らして威嚇する音が時折聴こえてくる(汗)
全般的に眺望はないが、時折伊吹山が顔を覗かせる。
8:13 小朝頭(こあさのかしら)(標高約1120m)
ここで小休止。
まさにこれも小朝の頭(笑)
なお標識では標高1081mとあるが、実際は1120m。
またここから先は滋賀県と岐阜県の県境部となる。
小朝頭から一旦60mほど下ってから登り返しとなる。
8:35 大朝頭(おおあさのかしら)(標高約1073m)
看板では小朝頭から20分とあったが、10分ほどで到着。
大朝頭からまた少し下っていく。進むにつれ標高が下がるのも、金草岳とそっくり!
8:38 鳥越コース合流点(標高約1050m)
右からくる岐阜県側の鳥越口コースと合流。こちらだと約1時間短縮できる。
ちょうど2人組の男女が登ってきた。良かった、1人じゃなくて…
植生が新緑のブナ林になると、少し急になってくる。
山頂まであと25分の看板を見て、2回目の小休止(9:08)
年配のご夫婦が登ってこられたが、彼らも鳥越口からだそうだ。もしかして連状口から登る人って少ないの?
少し開けたかと思うと、また先が続く(汗)
アカモノ(赤物)
ツツジ科シラタマノキ属の常緑小低木。別名はイワハゼ。
今度こそ山頂… まだ先がありました Orz
9:49 金糞岳山頂(標高1317m)
タイムは2時間27分と目標通り。
年配のご夫婦はおられたが、その前の2人は白倉岳(1270m)に向かったようだ。
霞は一向に取れず、琵琶湖も凝視しないと分からないほど。
天気が良いと白山や乗鞍岳も望めるようだが、生憎ご覧の通り。
ご夫婦がひと足先に降りられ、山頂をひとり占めしながら調理タイム。
今日は牛カルビめし。
食事をしていると、白倉岳方面からアラフォーぐらいのソロの女性が登ってきた。
女性は長靴スタイルで、玄人っぽいオーラを発していたので尋ねてみると、高山キャンプ場から花房コースで登ってきたそうで、普段は残雪期のみで無雪期は今回が初めてとのこと。しかも標準CTが約8時間のところ、4時間かからずに登ってきたそうだ。
すげぇー どこぞの名のある姉御さんでしょうか?
その後も数組登ってきたが、私と同じ連状口は1組だけで、全て鳥越口だった(笑)
デザートはかぼちゃとココナッツムース(プディング)
タイカレーで有名ないなば製で、これも本場タイで製造(笑)
先ほど大朝頭付近で雉撃ちしていたら神様が現れ、金のムースをくれた(大ウソ)
昨夜麓のスーパーで50円と激安だったので衝動買いしたのだが、これがかなり美味。
先週辺りのレポではシャクナゲがまだ咲いているという情報だったので、30分ほど先の白倉岳に向かう計画だったが、女性の話ではほとんど終わっていて、みるも無残な姿だそうだ。
生憎の天気で眺望も期待できそうにないので、白倉岳は別の機会に(10:36)
その時は絶対鳥越口からにしよう(笑)
伊吹山の方が60mほど高いはずなのだが、むしろ低く見える感じ。
民話では元々金糞岳の方が高かったが、伊吹山に首を切られて低くなったとされる。
11:17 鳥越コース分岐点(標高約1050m)
鳥越口に降りて歩き易い林道で連状口に戻ろうかとも思ったが、林道の方が登り返しが大きいのでピストンすることに。
11:20 大朝頭(標高約1073m)
お日様が容赦なく照り付ける中、ダラダラ汗を流しながら登り返していく。
11:41 小朝頭(標高約1120m)
ここで小休止。
12:20 連状(登山)口(標高約960m)
下りは1時間44分(標準CT90分)
慎重に車を走らせ、高山キャンプ場に戻る(12:43)
うん?あれは…!
山頂であったソロの女性がちょうど降りてこられた。
標準CTは3時間15分で、山頂で別れてからまだ2時間半しか経っていないのに…
金のムースが美味しかったので、下山後に大人買い(笑)
標高はそこそこあるが林道があるので、手軽に登ることが可能。
秋の紅葉時期がキレイだそうなので、また登ってみたい。
☆今回歩いたコース☆ (クリックすると大きくなります)
やっぱり、山っていいね!
金糞岳(1317m)(連状口コース)
標高差357m
登り 2時間27分、下り 1時間44分、TOTAL 4時間58分
出会った人 15人 出会った動物 なし
2018年:30座目
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遠征の2日目。
昨夜は旧浅井町(現長浜市)の道の駅浅井三姉妹の郷で車中泊。
今回のメインは以前から登りたかったこの山。
金糞岳(かなくそだけ・きんぷんだけ)
滋賀県と岐阜県の県境にある山で、伊吹山(1377m)に次ぐ滋賀県第2位の高峰。
金糞とは、チョッと言葉に発するのが憚られるぐらい過激なワード。
以後もこの二文字が何度も登場するので、お食事中の方はご容赦を(笑)
ウソで、実際はこちら。
草野川東俣谷に古い鉱山跡があり、周辺には製鉄遺跡がある。 鉱石を溶精する際に生じる金屎(かなくそ)が、山名の由来であるとする説がある。 1824(文政7)年の『古絵図』にはカナスソガ嶽と記載されている。 (wikipedia) |
以前登った福井県と岐阜県の県境にある金草岳(かなくさだけ:1227m)も別名が金糞ヶ岳で、山麓にあったとされる鉱山に由来するともいわれる。
しかも金草岳の前峰が白倉岳(1200m)で、金糞岳の前峰も白倉岳(1270m)という奇妙な一致。
白倉というのはもしかすると、白銀(しろがね=銀)が訛ったのかも。
前フリにお付き合いいただきましてありがとうございます。これからがレポです(笑)
6:38 金糞岳高山キャンプ場(標高約260m)
R365から草野川沿いに県道264を進んで至る。
コース看板のところにあるボックスに登山届を提出。
ここから登る
今回選んだ連状口までは、鳥越林道を約10㎞登っていく。
舗装済だが1.5車線の隘路で、落石や枝が散乱している箇所もあるのでスピードは控えめに。
6:55 小森(登山)口(標高約660m)
キャンプ場からの登山道と交差する箇所で、連状口までは1時間。
7:05 連状(登山)口(標高約960m)
さらに林道を進み、鳥越峠(1040m)を越えて岐阜県側に入ったところから登る方が断然近いようだが、敢えてここから登ることにする。
ここには反対側に5~6台ほどの駐車スペースがある。
先客はおらず、私が1番のり。まだ時間が早いせいなのかな?
ここは展望所にもなっており、この日は霞んで薄ら琵琶湖が見えるだけだった。
準備を済ませハイク開始(7:22)
ここから山頂まで距離約2.8㎞、標高差約360mで、標準CTは2時間。
例えるなら文殊山大村コースよりちょっぴり長い感じなので、目標CTは2時間30分。
お決まりのクマ出没の看板があるが、まぁ遭うことはないだろう(多分)
序盤は道幅が狭く、少し鬱蒼とした中を登っていく。
タニウツギ(谷空木)
スイカズラ科タニウツギ属の落葉小高木。
急登な個所はほとんどなく、緩やかに登っていく。
ただしケモノの気配が至る所で感じられ、ガサガサとなにかが木立を横切る音や、草むらの奥からグルルル~と喉を鳴らして威嚇する音が時折聴こえてくる(汗)
全般的に眺望はないが、時折伊吹山が顔を覗かせる。
8:13 小朝頭(こあさのかしら)(標高約1120m)
ここで小休止。
まさにこれも小朝の頭(笑)
なお標識では標高1081mとあるが、実際は1120m。
またここから先は滋賀県と岐阜県の県境部となる。
小朝頭から一旦60mほど下ってから登り返しとなる。
8:35 大朝頭(おおあさのかしら)(標高約1073m)
看板では小朝頭から20分とあったが、10分ほどで到着。
大朝頭からまた少し下っていく。進むにつれ標高が下がるのも、金草岳とそっくり!
8:38 鳥越コース合流点(標高約1050m)
右からくる岐阜県側の鳥越口コースと合流。こちらだと約1時間短縮できる。
ちょうど2人組の男女が登ってきた。良かった、1人じゃなくて…
植生が新緑のブナ林になると、少し急になってくる。
山頂まであと25分の看板を見て、2回目の小休止(9:08)
年配のご夫婦が登ってこられたが、彼らも鳥越口からだそうだ。もしかして連状口から登る人って少ないの?
少し開けたかと思うと、また先が続く(汗)
アカモノ(赤物)
ツツジ科シラタマノキ属の常緑小低木。別名はイワハゼ。
今度こそ山頂… まだ先がありました Orz
9:49 金糞岳山頂(標高1317m)
タイムは2時間27分と目標通り。
年配のご夫婦はおられたが、その前の2人は白倉岳(1270m)に向かったようだ。
霞は一向に取れず、琵琶湖も凝視しないと分からないほど。
天気が良いと白山や乗鞍岳も望めるようだが、生憎ご覧の通り。
ご夫婦がひと足先に降りられ、山頂をひとり占めしながら調理タイム。
今日は牛カルビめし。
食事をしていると、白倉岳方面からアラフォーぐらいのソロの女性が登ってきた。
女性は長靴スタイルで、玄人っぽいオーラを発していたので尋ねてみると、高山キャンプ場から花房コースで登ってきたそうで、普段は残雪期のみで無雪期は今回が初めてとのこと。しかも標準CTが約8時間のところ、4時間かからずに登ってきたそうだ。
すげぇー どこぞの名のある姉御さんでしょうか?
その後も数組登ってきたが、私と同じ連状口は1組だけで、全て鳥越口だった(笑)
デザートはかぼちゃとココナッツムース(プディング)
タイカレーで有名ないなば製で、これも本場タイで製造(笑)
先ほど大朝頭付近で雉撃ちしていたら神様が現れ、金のムースをくれた(大ウソ)
昨夜麓のスーパーで50円と激安だったので衝動買いしたのだが、これがかなり美味。
先週辺りのレポではシャクナゲがまだ咲いているという情報だったので、30分ほど先の白倉岳に向かう計画だったが、女性の話ではほとんど終わっていて、みるも無残な姿だそうだ。
生憎の天気で眺望も期待できそうにないので、白倉岳は別の機会に(10:36)
その時は絶対鳥越口からにしよう(笑)
伊吹山の方が60mほど高いはずなのだが、むしろ低く見える感じ。
民話では元々金糞岳の方が高かったが、伊吹山に首を切られて低くなったとされる。
11:17 鳥越コース分岐点(標高約1050m)
鳥越口に降りて歩き易い林道で連状口に戻ろうかとも思ったが、林道の方が登り返しが大きいのでピストンすることに。
11:20 大朝頭(標高約1073m)
お日様が容赦なく照り付ける中、ダラダラ汗を流しながら登り返していく。
11:41 小朝頭(標高約1120m)
ここで小休止。
12:20 連状(登山)口(標高約960m)
下りは1時間44分(標準CT90分)
慎重に車を走らせ、高山キャンプ場に戻る(12:43)
うん?あれは…!
山頂であったソロの女性がちょうど降りてこられた。
標準CTは3時間15分で、山頂で別れてからまだ2時間半しか経っていないのに…
金のムースが美味しかったので、下山後に大人買い(笑)
標高はそこそこあるが林道があるので、手軽に登ることが可能。
秋の紅葉時期がキレイだそうなので、また登ってみたい。
☆今回歩いたコース☆ (クリックすると大きくなります)
やっぱり、山っていいね!
金糞岳(1317m)(連状口コース)
標高差357m
登り 2時間27分、下り 1時間44分、TOTAL 4時間58分
出会った人 15人 出会った動物 なし
2018年:30座目
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