赤坂山(824m)・大谷山(814m)縦走
珍しく?仕事が忙しく、休みのない日が続く。
若い頃は1ヶ月休みなしで働いても割と平気だったが、
さすがにこの歳になると1週間ほどでも身体に堪える(笑)
今日は久しぶりに滋賀県のこの山へ。
大谷山
福井県美浜町と滋賀県高島市に跨る中央分水嶺で、高島トレイルにもなっている。
福井県側から登るルートもあるようだが、ポピュラーなマキノ高原側から登ってみる。
6:38 マキノ高原登山者用駐車場(標高約147m)
早朝のせいか、先客の車はなし。
準備を済ませ、登山口に向かう(6:41)
今日も暑くなりそうなので、水は2.5Lを用意。
200mほど先にも駐車場がある。
なおここでの車中泊は禁止だそうだ。
今年の4月から始まったハイカー対象の美化協力金(100円:任意)
無料で駐車場やトイレだけを利用して、お金を落とさない方への対策のようだが、
元々そういう方は任意の募金という形ではまず支払わないのは目に見えていると思うが・・・
登山者カード(登山届)を提出しようとしたが、カード切れだった。
広い芝生のグランドゴルフ場やテントサイトを望みながら登っていく。
大谷山に登るだけなら、少し手前にある大谷山登山口を使った方が最短だが、
今回はまず赤坂山に登って、そこから稜線を縦走する計画。
7:00 赤坂山登山口(標高約210m)
最初の目的地、赤坂山までは4㎞、標準CTは1時間45分。
序盤は遊歩道を兼ねており、階段が設置されているが、段差が大きく歩きづらい。
7:20 調子ヶ滝分岐(標高約330m)
左に行くと調子ヶ滝に続くようだがパス。
7:30 遊歩道分岐(標高約355m)
もろい砂岩のせいか浸食が激しく、このように大きく削られた場所も多い。
登山道に排水用の横溝がないのも一因かも。
今のところ誰とも出会っておらず、どうやら私が先頭のようだ。
コアジサイ(小紫陽花)
アジサイ科アジサイ属の落葉低木。
ヤマボウシ(山法師、山帽子)
ミズキ科ミズキ属ヤマボウシ亜属の落葉高木。
7:53 武奈の木平(東屋)(標高約512m)
小休止していると、初老のご夫婦が登ってこられた。
岐阜県からお越しで、あちこちの山に登っておられるらしく、
福井の有名どころは全て登られているそうだ。
先を勧められるが、亀足なのでご夫婦に先に行っていただく(8:08)
ギンリョウソウ(銀竜草)
シャクジョウソウ科ギンリョウソウ属の腐生植物。別名ユウレイタケ。
しばらく進むと沢沿いの道となる。
ここで水が補給可能だが、飲用は自己責任。
ご夫婦にぶっち切られるかなと思っていたが、意外と付いていけた。
これも減量したせいなのかな?(笑)
タニウツギ(谷空木)
スイカズラ科タニウツギ属の落葉小高木。
サワフタギ(沢蓋木)
ハイノキ科ハイノキ属の落葉低木。別名、ルリミノウシコロシ。
なだらかになってくると、程なく稜線となる。
8:48 粟柄越(あわがらごえ)(標高約755m)
ここは福井-滋賀県境で、太平洋側と日本海側を分ける中央分水嶺でもある。
直接大谷山に向かわれるご夫婦と一旦分かれて、赤坂山へ(8:50)
8:52 折戸ルート合流点(標高約760m)
美浜町側からの折戸ルートと合流するようだが、詳細は不明。
赤坂山まではなだらかに登っていく。
振り返ると寒風方面に向かうご夫婦の姿。
雲が多いのが気になるが・・・
9:00 赤坂山山頂(標高823.6m)
タイムは2時間。山頂には誰も居なかった。
赤坂山に登るのは、今回が2回目。
前回は4年前で、その際は黒河(くろこ)峠側から登った。
北西側には先日登った雲谷山(786m)
天気が良いと伊吹山や霊仙山、遠くは白山も望めるのだが、
雲が垂れ込めて琵琶湖もほとんど見えなかった。
これから向かう大谷山方面も雲に隠れている。
今日は晴れの予報なのだが・・・
赤坂山を後にし、大谷山に向かう(9:07)
大谷山までは4kmで、標準タイムは2時間10分。
9:14 粟柄越(標高約755m)
ここからはいくつかの小ピークを越えながら稜線歩きとなる。
ガスが出て眺めはないが、そのせいか比較的涼しい。
9:34 小ピーク(標高約825m)
この付近の下りは滑りやすいのでご注意を。
草原のような稜線が続き、気持ちの良いトレイルが楽しめる。
眼下にはマキノ高原が望め、私の車も視認できた。
9:46 小ピーク(標高約826m)
9:56 寒風(かんぷう)(標高約856m)
標識に示されているように、大谷山方面は右なのだが、
何をとち狂ったのか、左方面に進んでしまう。
うん? なんかどんどん下っていくぞ?
そのうち巻きながら進むのかな?
ようやくコースを外れたことを悟り、降りてきた道を登り返す(10:08)
私が進んだ道は、マキノ高原から大谷山に登るルートだった(笑)
10:24 寒風(標高約856m)
たまらずへたりこむ。
結局30分近くもロスしてしまった。
道迷い? いえ下山ルートの下見です(ウソ)
ガスも取れて、お日様が差してきたので結果オーライ?(笑)
寒風から少し進むと、前方に大谷山が見えてきた。
うわ~ また下るのか・・・
鞍部からは80mほど登り返し。
10:53 大谷山山頂(標高813.7m)
山頂には先ほどのご夫婦だけだった。
タイムは3時間53分と標準タイムをクリア。
あの
登頂記念の三角点(三等・八十千岳)タッチ。
赤坂山同様、大谷山も360度の大パノラマが楽しめる。
だいぶ雲が取れてきて、琵琶湖に浮かぶ竹生島も望めた。
高島トレイルはこの先、抜土、近江坂、大御影山と続いていく。
いずれ機会があれば大御影山にも登ってみたい。
今日の山めしは鶏肉野菜炒め。
乾いた喉にちべたいビアがたまりません。
3人で山頂からの絶景を楽しんでいると、抜土側から団体さんが到着。
彼らは石庭(いしば)ルートで登ってきたそうで、寒風から降りて縦走されるそうだ。
また寒風から別のご夫婦も登ってこられ、静かだった山頂が一気に賑やかになった。
ひと足先に降りていかれたご夫婦たちに続き、私も下山開始(11:50)
寒風への登り返しは遮るものがないので、汗が止まらない。
12:17 寒風(標高約856m)
本日3度目の寒風ですがなにか。
下見したおかげで下山ルートはバッチリ(笑)
K・H・K(下りは速い子)なので、10分前に出発された年配のご夫婦に追い付く。
また20分前に出発された岐阜のご夫婦にも追い付いてしまった。
12:55 分岐(標高約430m)
樹林帯を抜けると、突然視界が開ける。
ここはマキノスキー場のゲレンデで、現在はスノーシューや家族向けの雪遊び専用のようだ。
一見なだらかそうな斜面だが、荒島岳のゲレンデ跡のように結構足に堪える。
下りではここが一番キツかった(笑)
13:12 大谷山登山口(標高約194m)
下りは1時間22分。
下山後はレストハウスでクールダウン。
トータル14㎞ほどあるロングコースだが、眺めの良い稜線歩きが楽しめます。
これで高島トレイルは黒河峠~大谷山間、駒ヶ岳南尾根~駒ヶ岳間を踏破。
お遍路の区切り打ちのように、残りの区間もコマ切れで歩こうかな?
余談だが、帰路R161に合流する道の駅近くの交差点で交通事故現場に遭遇。
車数台が絡む事故で、まだそれほど経っていないのか警察や救急車も未着だった。
信号待ちで現場を見ていると、福井側から1台の軽自動車が猛スピードで交差点に進入し、
事故で立ち往生中の軽自動車に追突。
その衝撃はすさまじく、追突された軽は10mほど飛ばされて横転。
追突した車も大破し、煙を上げていた。
どうも青信号で前方に停まっている車たちを右側からやり過ごそうとしたようで、
交差点に進入するまで別の事故車の存在に気付かなかったようだ。
みなさん、事故には十分注意しましょう。
☆今回のルート図☆ (クリックすると拡大します)
☆アクセス☆
☆この日の行程☆
6:38マキノ高原登山者用駐車場6:41
7:00赤坂山登山口
7:53武奈の木平(小休止)8:08
8:48粟柄越
9:00赤坂山山頂(小休止)9:07
9:14粟柄越
9:56寒風
10:08道迷いに気付く
10:24寒風(小休止)10:29
10:53大谷山山頂(昼食)11:50
12:17寒風
13:12大谷山登山口
13:30マキノ高原登山者用駐車場
やっぱり、山っていいね!
赤坂山(823.6m)・大谷山(813.7m)
標高差630m
登り 3時間47分、下り 1時間22分 TOTAL 6時間49分
出会った人 30人ぐらい 出会った動物 なし
2016年:52・53座目
※福井-滋賀県境の山ですが、滋賀県側から登ったので”滋賀の山”としました。
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