最初に
10月1日行くはずだった法事を欠席して白馬方面へ行きました。旅行の最初の予定は10月4日5日6日でしたが、予報が3日とも雨なのでずらしたのです。夫が法事の日にちを忘れて予約したみたい。私もボンヤリでした。
いつも優しくして下さる親戚の皆さんごめんなさい。
8月に
困ったことが起きて、警察に行ったり、弁護士事務所に行ったりして。。ドタバタドタバタ
暗い嫌な思いから気分を変えたくて旅行したところもあります。問題は解決してないけど気持ちは少し軽くなりました。
10/1(土)晴れ
東京→(北陸新幹線 はくたか)→長野駅→(バス)→栂池高原→(ゴンドラ等)→(徒歩)栂池自然園→栂池山荘
長野駅のバス停で前に来た黒部・扇沢へのバスもこのあたりだったと思い出しました。
栂池自然園はすごい良い天気でうれしかった。登山は山頂を目的としてますけどトレッキングはそうでなく山を歩くことを目的とします。自然園はトレッキング。登山のエッセンスを揃えて、歩きやすく整備し公園化したもので、奥には登る峠のような所もあり、大きく回ると約4時間くらいかかります。シニアのグループや夫婦が多いかな。
ロープウエイの売店でおにぎりを買ってホルンの演奏を聞きながら食べました。
白馬鑓ヶ岳、杓子岳、白馬の三山が近くにそびえて大雪渓も鮮明です。が、私は2000mを越すと高山病の気配がして頭痛が始まる。さらに自分の胴体の重さの為にハァハァしだす。登りでハァハァすると「痩せなくちゃ」と思うけど、甘党なので痩せません。
栂池山荘へチェックインして入浴して休みました。入浴って疲れがとれます。シャワーではあまりとれません。夕食は肉や魚、デザートもあり味噌汁も漬物も美味しく山荘なのに立派なものでした。半日くらいで頭痛は治ります。頭痛薬など飲みません、たくさん水を飲んで、出すを繰り返して治します。
10/2(日)晴れ
栂池山荘→栂池自然園→(ゴンドラ等)→栂池高原→(バス)→岩岳→(ゴンドラ等)→白馬岩岳マウンテンリゾート→ねずこの森等
→(シャトルバス)→姫川温泉(白馬ハイランドホテル内)→(徒歩)→ケイミチゲストハウス
起きたら寒くていっぱい着て早朝散歩しました。寒さの為にはセーターなど持ちません。かさばらない肌着を何枚か重ねて着た方が調節しやすい。霜がおりて木道は滑りやすく小股で歩きます。朝食後、も一度、栂池自然園をぐるっと短く回り、名残惜しいけど「さよならね」。ロープウエイやゴンドラで降りてバス停そばの食堂「憩い」でカレードリアを頼み(エプロンをかけて食べる)夫は山菜そば。エプロンを掛けて食べてるのをTVで見て、確か私も最近そんなことがあったと思うのですけどなかなか辿れず、ようやっとここだったと気付きました。。。
岩岳のマウンテンリゾートを目指します。白馬はスキー場が多くロープウエイがたくさんあります。夏場はスキーできませんから山の上にアクティビティのリゾート施設を準備してるところが多い。乗馬やマウンテンバイクやバギーなど、子供連れや若い人が多い。山並みや眼下の町の展望をみながら軽食を楽しんだりスポーツしたり。私には商業主義を感じるこちらより自然な栂池自然園があってます。
10/3(月)晴れ
ケイミチゲストハウス→(自転車)→姫川サイクリングロード→南神城→姫川源流→白馬道の駅→ケイミチゲストハウスで自転車返却→白馬駅→(特急梓46号)→新宿→帰宅
シャトルバスに乗せてもらって(旅行してる人達とおしゃべりしたり笑いあったりが楽しい)
白馬ハイランドホテルの日帰り姫川温泉:天神の湯に入ってハイランドホテルのシャトルバスで白馬駅へ、そこからケイミチゲストハウスまで歩いて行きました。
ケイミチゲストハウスは食事なしですけど、調理はできます。新しい感覚のユースホステルやシェアハウスみたい。安い。寝具が清潔で良く寝れます。従来の旅館やホテルとは違ってます。私達は夕食は外に食べに行き朝食はコンビニにサンドイッチと助六を買いに行きました。共有のキッチンや食べるところでお友達もできます(若い人が多い)※助六とはお稲荷さんとのりまきのセット
ハウスの自転車を借りて姫川源流をめざしサイクリング。川の土手を走ったり金色に揺れる稲穂やコスモスを見ながら走るのは気持ちがいいです。土手には秋の七草のうち、おみなえし、すすき。ふじばかまを一緒の場所で見れました。おみなえしはあまりみかけないのでうれしかったです。あとは撫子、葛、萩、桔梗ね。どれも日本産の花で外来種に負けそうだから野生で見れるとうれしい訳です。
吊り橋のあたりで道がなくなり橋を渡る必要があったのですが鉄線があります。自転車を持って鉄線を越えようとしたら「ビリビリ」動物除けの電気がとおしてある「私は猪か」。大した電流でなくてセーフ。栗の木も何本かあり実を拾いました。(帰宅して栗おこわに)
大糸線 南神城駅に着きました。線路脇に杉林のある無人駅です。反対側は開けていて下り坂なので集落の民家が見渡せます。高校生一年、二年生のバレーボールクラブ合宿で藁葺きの大きい二部屋(男子・女子)のカネニ旅館に泊まりました。南から北へすぬけて風が通り天井は高くて涼しい。ごろ寝しては起きて白い粘土質のコートで暴れてました。ボールが畑に飛び込むので畑をボール探し。白黒写真がそうです。青い空、白球、小さい川の澄んだ水、揺れる花、美しく忘れられません。卒業後コーチみたいにして行ったけど藁葺きではなくなってて、つまらなく印象も弱い。あのカネニ旅館どうしたかと探してあちこち聞いてみました。花や畑に囲まれて暮らしてる素朴な人達はいろいろ調べてくれましたけど、民宿を続けてる家は少なく、はっきり分かりません。記憶を辿る旅行は楽しいです。土地の人はたいてい親切でつきあってくれます。夫も同じ高校、同じクラブで同じ合宿所に泊まったらしいけど学年が違いました。三年生は受験があるのでクラブ活動はしない高校でした。
そのあと姫川源流へいきましたが熊がでる看板があり人もいなくて淋しい。切り上げて帰ることにしました。レストランなど一軒も無いので、田んぼの見えるあぜ道でコンビニで買ったクロックムッシュと助六でお昼。途中で「白馬道の駅」を見つけお土産に「食べるほおずき」「おやき」などを買い、ここでお昼たべれたのにと思いましたけれどシニアなのでしっかり食べるとずっとお腹がすかないのでコンビニは便利です。それに自転車だとレストラン見つけずらい。
ケイミチゲストハウスへ戻って自転車を返し、白馬駅まで歩いて「あずさ46号」で帰りました。
1 黄昏(たそがれ)の灯(ともしび)は
ほのかに点(とも)りて
懐かしき山小舎は ふもとの小径よ
思い出の窓に寄り 君をしのべば
風は過ぎし日の 歌をばささやくよ
2 暮れ行くは白馬(しろうま)か
穂高(ほたか)は茜(あかね)よ
樺(かば)の木のほの白き 影も薄れ行く
寂しさに君呼べど わが声むなしく
はるか谷間より こだまはかえり来る 以下略します
の歌は栂池山荘で作られたそうです。今回の旅行の計画もよくできていてたのしかったよ。
BGM 栂池自然園のアルプホルン「山の大尉」、喜多郎「キャラバンサライ」、近江俊郎「山小屋の灯」
追記 10月10日
行かれなかった法事の代わりに鎌倉へ墓参りに行きました。
蒲田-(東海道線)-戸塚-(横須賀線)-鎌倉で鎌倉駅でサイクリング車のレンタル
天気予報では「晴れ」だったのに昼頃すごい雨になりびしょぬれになり霊園そばの蕎麦屋に飛び込んで休憩と昼食。
天気予報のうそつきぃ。蕎麦屋でタオルであちこち拭いてびちょびちょのブラウスを脱いで肌着になりそのうえに濡れてない上着を着て、ごまかしてます。母に法事に来れなくてごめんねと謝ってお参りしました。