アニメのコクリコ坂のの商店街シーンでなつかしさに包まれました
ほんと、こんな色こんな風でした。夕日も落ちて暮れなずむ町が店のあかりで照らされて、、商店街のにぎやかさ。
夕飯後、時間のできた母たちと買い物に行くことが楽しみのひとつでした。肉屋ではフェンシングのように包丁を空中で研いでは肉を切り、竹の子の皮に包んで折ってから端を細く裂いて紐の代わりにして縛る。経木もおなじように包むものに使ってました。経木は総菜屋で家族が多いので10個以上買うまぐろフライなんかを包んでくれました。食料品店・やまなし屋の商品の豊かさ、塩で保存されたワカメが樽からてんこもりにあふれてました。さつまげやで材料の魚肉ミンチを型に入れて大鍋の揚げ油にすいすい流し込んでいく様に幼い私は飽きず見とれてました。
小学校も高学年になり一人で入った坂本そばやの一番安い「心太 十五円」を頼んでみました。たぬきうどんみたいなものを想像してたら食べた事のないものが出てきて食べれなくて店を出ました。平安閣のラーメンは逸品でした。ラーメンと言うと長兄の友人の中国人の親が今のヨコハマ中華街でお店を出していて、食べに連れていってもらいました。。翡翠麺というのか緑色で丸いエビが乗ってて美味しかったです。長兄は子煩悩だったのね。可愛がってもらいました。いまだにクリスマスプレゼントの松葉編のマフラー大切にしてます。
森耳鼻科の治療費のおつりで今川焼き(回転焼き)屋のソフトクリーム 二十円を食べて、ばれて叱られたこと。怠けていかなかったこともあった耳鼻科。まじめに通えばよかったな~と自分の悪さが恥ずかしい。ソフトクリームっていってもガチガチしてて氷っぽいものでした。
地図にはないけど南口のはずれに中川三郎のプール付きの家があり、タップダンススタジオでは靴を鳴らして踊ってました。そばにコーパと言う名の映画館があって、幼稚園の学芸会、日曜日の漫画上映、チャンバラ、ひばりちえみいずみの三人娘を見たりして良く行きました。中村錦之助の笛吹童子も見たのもコーパです。ひゃらーり ひゃらりこ ひゃりーろ ひゃられっろのBGMが怖かった。