ブログ小説・恋「04弾む心」
シェアブログ1に投稿 どうやら僕は恋をしたらしい。つい最近まで、つまらない毎日を過ごしていたし、楽しくなかったし、生きているか死んでいるかどうでもよかったし、目が覚めたら夕方だった。
そんな僕も、どうやら恋をしたらしい。心がフワフワしている。体の内側から膨張して来るのが分かる。体軸と垂直に、体の中心に、額と平行に、橙色の透明な板を入れられたようだ。その板は、四畳くらいの広さで、それが、僕の恋愛エネルギーの広がりだ。体がガクガクするし、眠ったら、涙が出るんだ。
嗚呼、会いたい。毎日でも、いや週一回でも彼女に会いたい。じゃないと、テンションが高すぎて、夢にまで見そうだ。
「これから、ご飯でも食べない。」
そうメールした。不自然じゃないよな?不自然じゃないよな?ご飯食べに行くくらい何でもないよな?メールの返信を待つ間、心がポンポンする。五分が一時間にも感じる。
「ゴメン。今日は先約がありマス…(^_^;)」
ああ、そうか残念。
「デート?」
「そうで~す(^^)映画行って来マス(*^_^*)」
「映画よりも、ご飯の方がオイシイヨ。」
「(?_?)映画の後、ご飯も食べるヨ(^o^)」
「ご飯の後は?」
「(*^_^*)」
…これは、僕の妄想。全然楽しくない妄想。現実とそぐわなく弾んだ心。行き場を求めてポンポン弾む。重力がなかったら、帰ってこれないな。それでも弾む心。
「うーん、残念!でも、また何時か食べに行こう!美味しいうどん屋さんを発見せり!く(^0^)」
今日も、彼女にメールをする。
end
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