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極悪がんぼ最終回（11話）感想＆あらすじ・展開がひっくり返り過ぎてどちらが表かわからない！誰を信じていいのかわからないけど、最後には全員集合で。。。

カテゴリ：テレビ番組感想
この記事にコメントする！comment数：0：『2014年06月』24日

※この記事は友人の、かづちやえから寄稿されたドラマ感想です。

総裁再選挙を控えた大物政治家の銭山（武田鉄矢）が表の社会で活躍する裏では、常に小清水元（小林薫）の活躍があった。銭山は総裁選挙に向けて、自分の裏で活躍してきた小清水が邪魔になっていた。ここに警視庁の公安も参戦し、事態は複雑になります。

よく政治家の裏はヤクザみたいなお話を見かけますが、今回はまさにその構図。最後に勝つのは誰なのか、見物です。

あらすじ。

先週倒れて病院に入院することになった所長・小清水。状態が急変し不整脈から心筋梗塞になり脳に血液がいかず、人工的措置を受けるようになった。

倒れる直前、金市商事を禿高コーポレーションへ引き継ぐよう小清水から指示があった。禿高コーポレーションは裏社会では銭山と繋がっている事で有名な企業。自分に何かあった時、神崎薫（尾野真千子）に過去の仕事の記録データ（小清水ファイル）を渡すようにと弁護士・豊臣嫌太郎（宮藤官九郎）に依頼していた小清水。そんな中、所員・金子千秋（三浦友和）、冬月啓（椎名桔平）、夏目大作（竹内力）、抜道琢己（板尾創路）も集結、公安の狙いは小清水ファイルかもしれないと薫は託されたファイルを仲間に打ち明ける。小清水ファイルをネタに、アウトレットモールの利権を取り返そうと5人は動きます。初めて、計画的な所員の連携プレーです。

まず、アウトレットモール建設の為、金子が強行で地上げを行ったので、その被害者の会を設立します。更に、銭山に小清水ファイルを直接渡したいと連絡する。そして、被害者の会が拡大することで外資系の企業は手を引く、ファイルと引き換えに利権を渡せ、と取引する段取りとなっていた。

しかし、銭山は予想外にも神崎の家に直接訪問し「小清水の後を継いで自分の為に働かないか」と言う。神崎は仲間に相談しないと…と言うも、神崎と小清水ファイルだけでいいので仲間は切るように言われる。

神崎は金子に「銭山は明日なら会えると言っている」と約束を早める連絡があった旨を伝える。すると金子は「何でお前に連絡が行くんじゃ。何か隠しとるやろ。」と勘繰り、急にキレだした。店内で暴れた為、警察に連行される二人、一晩取り調べを受ける。翌日、予定通り銭山の元へ向かう金子・冬月・神崎。計画通り銭山に交渉するも、銭山は会話を公安に盗聴させ自分に有利になるよう事を運んだ。そして、隠している小清水ファイルも今押収されていると告げる。小清水ファイルの在処を銭山にばらしたのは神崎でした。金子と冬月は公安に連行されてしまう。

神崎は銭山は計画の成功を祝します。しかし、公安の盗聴はまだ終わっておらず、部屋中にマイクが仕込んでありました。神崎は金子たちと一芝居うち、収集した銭山の後援会の人たちにもその盗聴を聞かせ、銭山をカタにはめることに成功しました。公安の狙いは小清水ではなく、総裁選を控えた銭山でした。総裁選に出馬するのであれば綺麗な身体でないと・・・という理由だったようです。

面白かったこと。

神崎は、大昔に小清水経営コンサルタントに地上げされた恨みを、今回諸悪の根源である銭山をカタにはめることで晴らす事ができました。

そして、何と、所長・小清水もピンピンして返ってきました。どうやら全員騙されて利用されたようです(笑)流石所長に敵う人はいなかったようです。

しかし、小清水の名前で動くのは今後控えた方がいいと、違う名前で新たに出発すると言う小清水。所員にもしばらくは身を潜めるよう指示します。

1年後、フランス料理やのオーナーをしている神崎（もちろんコックは元カレ・茸本和磨（三浦翔平））の店に金子が訪れて来る。そして、冬月・夏目・抜道も集まって来て再出発します。最後の最後に、所員が一致団結しました。

何より、三浦友和さん小林薫さんを筆頭に、本当に素敵で魅力的な役者さんが揃っていたので、この愛される登場人物が一致団結した時には愉快さがありました。カッコいいドラマでした。

そして、こんな裏社会のドラマから、次回の月9ドラマはHERO（木村拓哉主演）が復活します！