観劇記録:第三劇場卒業公演「銭湯的芝居」@同志社大学新町別館小ホール
観劇記録:第三劇場卒業公演「銭湯的芝居」@同志社大学新町別館小ホールを観に行きました。ちょっと見てから日がたっているので、観劇記録ということで・・・。
このお芝居には、以前、お世話になった人と共演者が出ていました。最近は、会ってなかったのですが、メールが来て、観に行くことに。
すごい芝居だった! とにかくスゴイ芝居でした。色々すごかったので、箇条書きにすると・・・。
・舞台上に水の入った風呂があった。
タイトルからも分るように、銭湯のお芝居なんですが、舞台に風呂があり、水がはってありました。勿論、裸になる訳じゃなくて、「服を着たまま風呂に入る銭湯」という設定で、男女混浴で、ジャバジャバ、水に入っていました。「前の方の列は、しぶきが飛んで来る可能性があるので注意して下さい。」という注意とともに、ゴミ袋がおいてありました。また、実際に飛んできました。
ただ、「服を着たまま」という設定は、掘り下げられる事もなく・・・?
・バットをブンブン振った!
話の中で、野球部の設定で芝居をするっていうシーンがあったのですが、バットをブンブン振ってました。水に濡れた衣装で、水で濡れた床で、全力でバットを振るので、最前列の私は、純粋に怖かったですし、すっぽぬけるのじゃないかと・・・?ホンマにドキドキしました。
・トコロテンのシャワーがあった。
銭湯の番台さんが思いつきで作った「トコロテンの出るシャワー」というのがあったのですが、マジのトコロテンが出てきました。ホンマにまじもんでした。
しかも、それがストーリーの都合上、絶対に必要かと言えば・・・?
・トマト戦争が行われた。
スペインかどこかで、トマトを投げあう、「トマト戦争」という祭があったと思うのですが、それが再現されました。本物を投げています。勿論、役者にあたらないように、それぞれ狙う所は決めてあったのでしょうが、パネル(壁)に、ドン!ドン!とトマトがぶつかり、砕け、トマト臭が立ちこめてました。
今回のお芝居、内容や出来以外にも、「食べ物粗末にすんなや!」って意見が出るかも知れませんが、私は、観ていて楽しかったです。
・生きた亀が出てきた。
生きている亀が出てきました。亀が、キャラクターの一人のうちの父親という設定で行われた小芝居があったのですが、亀でした。生きた亀を女優さんが頭に掲げながら、台詞をいってたのですが、亀が足をバタバタさせているので、女優さんの髪の毛を蹴っていました。
とまあ、スゴイ所が沢山ありました。この内容の羅列で、どんなお芝居か、想像つくかどうか分りませんが、まさに、カオス!そんなお芝居でした。
深淵なテーマはあったのか? 第三劇場さんは、他の同志社大学の2劇団に比べて、深いテーマを扱ったお芝居をすると思っていたのですが、今回のお芝居は、どうだったのか分りません。抽象的なオープングシーンや、番台さんの嫁さんと、その妹は人間ではない?という要素もあったのですが、作中で、それが深く語られる事もなかったです。
実際にやったことは、「気持ちの悪いカッコで入浴するために、出入り禁止になった客、将軍(ニックネーム)が、毎日営業時間だけ、篭城するのを、銭湯側の人間と、常連達で追い出す」という事でした。脚本のどの台詞に、何が込められているのか、見ている側としては分らないトコロがあるのですが、言及されない部分は多かったです。
しかし、何にしろ、すごい芝居でした。終演後、外に出ると、第三劇場さんのOGさんで、知り合いの人にあったので、「どうだった?」と聞いていみると、「キ○○イやわ。」とコメントしてました。
とにかく、普通の学生演劇の舞台では、やらないような事が目白押しで、楽しい舞台でした。
ブログ村ランキングです!
応援お願いします!
にほんブログ村
↑ジャンプ感想ブログランキングもチェックできます!
スポンサーリンク
スポンサーリンク
読んで欲しいです!自薦記事。
この記事の前後の記事。
同じカテゴリ内の前後の記事。
そろそろ別のサイトへ→
退出口