劇団『すきっす』参加の稽古場日記18~演出が風邪を引く!演出を稽古場に来させない!飲みに行く!
「パンドラの鐘」は、脚本的に2ブロックに分かれているのですが、今日から「現代組」、「古代組」と分けての稽古になりました。人が集まりだして、それぞれの日程が分ったからです。
さて、先日、演出さんとメールをしていると、「風邪を引いた!」って事が分ったのですが、常に企画全体の事、そして、人の事を考える私は・・・
「病院に行って、明日(今日)は稽古を休んだら?」
と返信したのですが、演出さんは無理を押してでも稽古場に来たがる人です。最も、私が演出でも、同じ行動をしたがるのじゃないかと思うのですが・・・。
しかし、今回は演出さんに負担がかかっている所があるので、メールじゃ感情は伝わらないにしろ、「如何にして演出を休ませるか?」って事を考えてみました。演出さんは、肉体的な不調を精神で押し切る所があるのですが、休んで貰った方がありがたいと思う所もあります。論点は・・・
・今、完全に健康体に戻った方が、企画全体が助かる。
・演出がいなくても、役者は、それは、それで頑張る。
・私自身、演出を離れた稽古をしたい。
・稽古場で風邪が他の役者に移っても困る。
って、感じです。最後の条件が効いたのか、本日は、稽古は来るにしても、病院に行くという流れに、メールではなりました。
しかし、日が開ければ、おそらく風邪でしんどいのか、「午前中は休む」との事になりました。そして、午後になると、「だいぶ楽になった」というメールが来ました。
まだ、不安要素が残ってます。そこで、稽古場にいる人間に多数決を取り、「今日は休んで完全に治して来い!」という意見にまとまったので、その旨を送りました。
その結果、演出さんは、休む事になりました。
はからずも、私の考えたプラン通りになりました。その達成感や、理論で攻める事等々の愉悦がある訳ですが、演出さんは私のそういう策略的な部分は嫌いな筈です。しかし、まあ、そういう愉悦はあくまで副産物で、「今日、完治して欲しい。」という気持ちが先にあります。
演出さんは、肉体的な部分を精神で乗り越えるのが出来る人で、実際、以前も何度も乗り越えているみたいですが、客観的に見ると、ツメの甘さもありますし、何しろ、精神で肉体的不調を乗り切ると、体の方にダメージがあります。だからして、常々・・・
「その体のダメージは、骨とか血管に影響するのじゃないの?」
とか、
「更年期になってから、すごい反動が来るのじゃないの?」
とか考えてます。休む理由と、休める時期であるなら、人間、休んだ方がよいです。これから、どんどん、休めなくなりますから。後、こういう言い方も、あれ、ですが・・・
「この女、放っておいたら、どっかで死ぬな。」
と常々思っています。家を出る時点で、演出さんは稽古場に来る流れでしたから、家からビタミン剤を持っていきました。風邪を引いた時の、一ネタです。
「風邪引いたのだってな。これ飲めよ。」
という台詞を、渡辺いっけいさんのような口調で言います。もっとも、演出さんは休んだ訳で、そのビタミン剤ネタは、未使用になりました。
それで、今日の稽古は、演出さんがいなかったですが、結構、頑張って稽古しました。ミズヲ(役名:男性)が制作作業で遅刻していて、さらに、普段、役者さんの入り時間は演出さんが管理しているので、そこが分らないで、不安になったりしましたが、逆にそのことで、役者の稽古参加出来るか否かは、ちゃんとメーリングリスト(携帯)で確認しようという意見も出ました。
ミズヲも合流し、シーン練習や段取りの確認しました。実は、エロテロリスト(ブログ内ネーム:後輩)も遅刻してたのですが、彼は、携帯を紛失するという事をやらかしていて、単純に稽古開始時間を知らない、連絡が取れないという、ちょっとした大惨事でした。
そして、稽古も終り、飲みに行く流れになりました。ビラ裏の広告の広告料金を回収するのと、その広告元の店を利用しようという流れです。天下一品(ラーメン屋)と飲み屋(?)二件です。私は、ラーメンと飲み屋一軒まで行く事にしました。
参加したメンバーは、私、ミズヲ、コフィン(エロテロリスト)、リース、ハンニバル、タマキ(女性)です。ハンニバルは、後にバイトを控えているみたいなので、ラーメンまで参加。
ラーメン屋で、食べながら、雑談をし、そして、ハンニバルとお別れ、そして飲み屋に行きました。飲み屋での会話は結構楽しかったです。
先ず、リースは、稽古場でのオタクレベルが10(私は3か4くらいで、他は1くらい)で、「いじられキャラ」が定着しているのですが、飲み屋では、漢を感じさせる熱い一面を魅せてくれました。リース祭です。よく見れば、彼はカッコ良い顔をしています。
そして、京都演劇界の話もしました。「どこどこの劇団の演出さんはどうだ」とかそんな話です。私はもう、いい年ですが、プロを目指して演劇をしている人の話は刺激的です。
また、今回の稽古場の事や、演出に関する事も話しました。皆、色々、考えてるなー。稽古場でいる時よりも、グっと距離が縮まった気がしました。
また、演劇全般の話もしました。
こういう時って、積極的に話す人と、聞きに徹する人がいると思うのですが、私は、今日は話す方に回ってました。普段、クールな私は、頷きながらも「まだまだ若いね」って思っていることが多いのですが、今日は、色々、話してました。若さの持つ、輝きにあてられたのかも知れません。
ただ、結構、ためになり、面白い、深い話をしていても、「演劇はプロ化してなんぼ」という意識が根底にありました。そんな事は、話の腰を折るだけなので、言いませんが、これ、結構、皆色々考えていて、熱くなれる訳です。だから、演劇という分野が、もっともっと、可能性を実現出来るようになって欲しい所です。面白い人間は、多分、沢山います。
そんなこんなで、色々、面白い日でした。明日からの稽古にプラスになるでしょう。
明日の稽古は、私は、13:00からですが、演出さんが復活している事を望みます。元気な顔が見れれば良いなあ。
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