ボクのアイドル(河下水希)は色々『オシイ』~ジャンプ感想2010年21・22号④
タモリさんが言うには、現代は、『オシイ』であると。そんな話をネットで読んだような気がするのだけど、記憶の勘違いかも知れない。まあ、そんな話は、あんま関係ないのだけど…お久しぶりの河下水希先生の読切『ボクのアイドル』に、『オシイ』を感じた希ガスた。
なんというか、流石に、連載作家ッ!!!という事で、絵は、奇麗だし、ストーリーも、無難にまとまっている。読切の感想は、ツッコミに終始する事が多いから、ツッコむ所が少なくて、感想書きにくいっちゃあ、書きにくい。だけど、今回の読切が、完全無欠の完璧読切か?と聞かれれば、そうでもなく…その辺りをまとめて…『オシイ』かなぁ、と。
そう考えて思ったのは、もっと、突き抜けたキャラが出て欲しかった。まあ、主人公の平野晴史(ひらのはるふみ)氏も、ヒロインの相沢桃花(あいざわももか)さんも、地味というのが、特徴のキャラだと思うから、彼らは、それで良いと思う。だから、脇を固める脇役達かな。一目みたらキャラが分かる個性!というか。そういう意味では、委員長は良い線いっているのだけど…オシイ。
ちなみに、平野氏と相沢さんは、地味な感じが、よい。これまでの、河下先生の作品に(多分いたと思うけど)いない感じが。攻撃的じゃあない感じがよいね。
記事後半では、色々と思った事を列挙。
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・生徒会のメガネ率の高さ!
河下先生は、割と、古典的ですよね。生徒会役員のメガネ率の高さ…。例外はあるけど、マジメ一徹、への字口の男女ばかりだ…と思ったら、オリジナルアイドルのライブで、ひゃっほう!ってなっている人も結構いるな…。
・校門での待ち合わせ。
いいなぁ、と思ってたけど、私もカノジョと一緒に下校する事多しだった。地味だけど、よく見れば可愛く、隣に住んでいて、柔らかい幼馴染って…国宝級だな…。まあ、別に、うらやましくないけどね。
・喋らない平野父。
………。
・神山と高村
非常に『オシイ』脇役達。神山は、調子こいて、相沢さんをナンパしだすくらいのハシャギはやってもよかった。高村氏は、切れ者の侍みたいな顔しとるな。
・隣同士の窓
子どもの頃とかは、窓を通り抜けて、お互いの部屋を行き来したりしたのだろうな。
・アイドルは異性を意識して作られる。
割と説得力があるような気がする。まあ、ちょけているけど、皆の前でなんかするのは嫌ってのが、現代ぽいけど。
・風呂乱入
まあ、お色気って事でwww。何故一日おいて学校で説得しているか…?というような行間を、三谷幸喜さんは気にするのだろうな。窓で話せるのだから。夜に窓越しに話しかけるシーンとか、よいと思った。
・平野の怒りが『オシイ』。
緩急の『急』で、平野が委員長を『ガッ』しているシーンは、平野氏の怒りは、なかなか、迫力があるが…『オシイ』なぁ。平野氏の相沢氏への想いや、自身のコンプレックスも同時に指摘されているようなシーンでもあると思う。まあ、だからと言って、ここが、ドロドロするのも、ストーリーの雰囲気的には違う希ガスけどね。
・幼稚園のおゆうぎ会
新増刊のジャンプネクストに掲載される『アタシのアイドル』は、この辺りの回想から膨らんでくると予想したのだけど、予告の所に、『ボクのアイドル』の後日談としっかり書いてあった…。
・ズンズンズン…
マンガで、歌詞も出て来ないから、どんな曲かは分からないが…デスメタルだったらやだなぁ(んな訳ない)。
・見守る/一緒に練習
いいなあ(・ω・)。ふと思ったのは、一緒に練習をしている訳だから、デュエットとかしたら、もっと、燃えるのじゃないかと思った。
・いっぱい勇気をもらったから…!
え、どこで?とか安易に思ってしまったが、ここのシーン至る行間を読めば、かなり、いい感じだな、と。女の子にとって、自分の事を見てくれている男の子がいれば、むにゃむにゃ…みたいな。
・ライブのライブ感
1コマでガッっと盛り上げるのは、流石に連載作家。
・総評?
『オシイ』と表現してましたが、爽やかで、癖がなくて、非常に、読みやすいですね。なんとなく、なんというか、小説のような感じがするなぁと思ったのは、なんでだろうか?河下節と私は、表現しているのだけど、描き手の個性が若干薄らいでいるような感じがしました。
いろいろ書きましたが、面白かったです。私も、こんな、高校生活を送れば、今、こんなことにn(ry。
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