「背が高すぎる」「がっしりしすぎ」と言われ…モデルあきらめたバスケ3人制代表、異色の経歴

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 東京五輪の新種目・バスケットボール3人制男子で、3人制の第一人者と言われる落合知也選手(34)(越谷、TOKYO DIME)がチームを引っ張っている。バスケを一度やめてモデルをしていた異色の経歴で、「ストリート」と呼ばれる3人制に出会い、五輪への道を切り開いた。

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東京五輪・バスケットボール3人制男子に出場している落合知也選手(中央)(26日、青海アーバンスポーツパークで)=飯島啓太撮影
東京五輪・バスケットボール3人制男子に出場している落合知也選手(中央)(26日、青海アーバンスポーツパークで)=飯島啓太撮影

 身長1メートル95の落合選手は茨城県の強豪校から法政大に進み、世代別日本代表候補にもなった。大学卒業時にプロや実業団からオファーをもらったが、「敷かれたレールの上にいる感覚があって、バスケへの熱が冷めてしまった」。

セルビア戦でゴール下に迫る落合知也選手(26日、青海アーバンスポーツパークで)=飯島啓太撮影
セルビア戦でゴール下に迫る落合知也選手(26日、青海アーバンスポーツパークで)=飯島啓太撮影

 以前から憧れていたモデルとして活動を始めたが、「背が高すぎる」「がっしりしすぎ」などと言われ、仕事が増えることはなかった。アルバイト先の飲食店では要領が悪いと叱られ、「俺ってバスケ以外は無力だな」と落ち込んだ。

 苦しい時期に、先輩の誘いで始めたのが「ストリート」。最初は「どうせ遊びでしょ」と思っていたが、無名でも腕自慢の猛者たちが仕事やアルバイトをしながら朝や夜に競技に打ち込んでいた。「好きだから苦じゃない」。そんな仲間たちに囲まれ、気づけば夢中でボールを追っていた。

 2014年に日本代表に選ばれると、チームの精神的な支柱となり、日の丸を背負う夢を実現した。26日時点で1勝5敗と厳しい情勢だが、わずかに残るメダルの可能性を信じて27日午後に中国と対戦する。「少しでもいい結果を残し、五輪後の3人制の発展につなげたい」

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2237623 0 アクションスポーツ 2021/07/27 10:53:00 2022/10/19 17:48:01 2022/10/19 17:48:01 /media/2021/07/20210727-OYT1I50096-T.jpg?type=thumbnail

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