世界最高峰のスケボー大会「SLS」、アイドルが人生を重ね「泣きそうになったこと」……清司麗菜の#skatelife

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 NGT48の清司麗菜さんはスケートボードに打ち込むアイドル。スケートボード・ストリート世界最高峰のプロツアー「SLS」の東京大会を取材に訪れました。世界のトップスケーターを前に、彼女が感じたこととは――。「清司麗菜の#SkateLife~continuity180~」の第25回です。

「アイドル記者」がまさかの「系列またぎ」、世界最高峰の舞台で伝えたいことは…清司麗菜の#skatelife
SLS東京大会を取材する清司さん
SLS東京大会を取材する清司さん

世界最高峰のコース「やばい」

 ストリートリーグ「SLS」の東京大会が23日、東京・有明アリーナであった。私も取材チームの一員として参加した。

 会場に入って、コースを生で見て、テンションは上がりっぱなしだ。コースが難しいというのは、事前にニュースで知っていたけれど、一つ一つのセクションが大きくて、しかも、それぞれのセクションの距離が短い!

試合をリポートする清司さん
試合をリポートする清司さん

 パッと見るだけでは分からないかもしれないけれど、スケーターから見ても明らかにハバレッジ(傾斜のついた平均台のようなセクション)が高く、とんでもなく長い。レールも他の大会と比べてずいぶん長い。スケートボードを始めてまだ3年。キックフリップ未習得の私でも分かる。このコースは、やばい。

推しスケーターが出場

 SLSは全てのスケーターのあこがれの大会だ。それだけに選手のレベルはとんでもなく高い。前日の練習では、白井空良選手が「超むずかしいコース」と言っていたけれど、フタを開けてみれば、たった一日の調整でコースにしっかり合わせてきたようだった。これには、本当に驚いた。

上村葵(左)を取材する清司さん
上村葵(左)を取材する清司さん

 一番のサプライズだったのは、私が「出場してほしい」と、この連載で紹介していた上村葵選手が、けがで欠場した海外の選手に代わって急きょ、代役で出場したこと。しかも決勝まで残ったということだ。予選で東京五輪金メダリストの西矢椛選手を上回ったのだから、本当にすごい。

 予選終了後に話を聞いたら、「正式に招待されなくて悔しかった」と言っていたのが印象的だったな。彼女は昨年のSLSのスーパークラウン(年間王者決定戦)で4位に入った実力者。でも、いきなり呼ばれた舞台できちんと結果を残すのは本当にかっこよかったし、「スーパークラウンの時とは違って、自分の国で試合ができてうれしい」と語っていたのも素敵だった。

 インタビューが終わってから「記事で書いてもらってうれしかった」なんてお礼まで言われて……。むしろ、お礼が言いたいのは私の方だ。

スケボーシーンのトップ

 女子は、上村選手、赤間凛音選手、吉沢恋選手、ライッサ・レアウ選手(ブラジル)、クロエ・コベル選手(オーストラリア)、織田夢海選手が決勝を戦った。この顔ぶれを見ても、今のスケボーシーンのトップ選手ばかり。その中に「推し」スケーターの上村選手が一緒に戦うってだけでテンションは上がった。

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