TOTOのウォシュレット、累計販売台数が7000万台突破…トイレットペーパー不足のアメリカで急増

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 TOTOは9日、ウォシュレット(温水洗浄便座)の累計販売台数が11月に7000万台を突破したと発表した。累計6000万台(2022年8月)から3年3か月での達成で、1000万台単位の積み上げでは過去最速となった。特に米国での伸びが顕著で、世界で普及が加速している。

米国で大きく販売が伸びているウォシュレット(TOTO提供)
米国で大きく販売が伸びているウォシュレット(TOTO提供)

 1980年に国内で発売し、当初は苦戦して累計1000万台まで18年1か月かかって98年に達成した。2010年代以降はアジアや欧米などで販売が伸び始め、4000万台から5000万台は3年8か月、6000万台までは3年5か月となり、7000万台はこれをさらに短縮した。

ウォシュレットの累計販売台数の推移
ウォシュレットの累計販売台数の推移

 中でも、この5年で最も伸びているのが米国だ。コロナ禍による物流の混乱でトイレットペーパーが不足する中、紙なしでおしりを洗えるウォシュレットが注目を浴びた。20年度の販売台数は前年度の1・8倍に急増し、その後も伸び続けている。

 TOTOは、ウォシュレットを海外市場開拓のキーアイテムと位置付けている。販売を伸ばしてブランドの認知度を高め、便器や水栓金具などの販売にもつなげる方針だ。

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