だんどぼろぎく (段戸襤褸菊)
●北アメリカが原産です。今では各地の伐採跡地や道端などで見ることができます。名前は、昭和時代のはじめに愛知県の段戸山で発見されたことから。茎は高さが50~100センチほどになり、上部で分枝します。葉は細長く、若葉は食用になるそうです。9月から10月ごろ、先端が淡黄色から白色の細くすぼんだ花を咲かせます。花後は、白く長い毛が毛玉状になり風に乗って飛散します。
●キク科タケダグサ属の一年草で、学名は Erechitites hieracifolia。英名は Fire weed。
べにばなぼろぎく (紅花襤褸菊)
●アフリカ原産の帰化植物です。わが国には戦後まもなく渡来し、瞬く間に広がりました。紅色の花序がうな垂れているのが特徴です。名前は、花後の冠毛のほころびがボロ布に似ていることから。「シュンギク」に似た香りがあり、濃緑色でやわらかく食用となります。第二次大戦中は、南洋春菊(なんようしゅんぎく)とか昭和草(しょうわそう)と呼ばれました。
●キク科ベニバナボロギク属の一年草で、学名は Crassocephalumcrepidioides。英名は Fireweed。
なるとさわぎく (鳴門沢菊)
●マダガスカルと南アフリカが原産です。今では北アメリカやオセアニアにも広がり、わが国でも、1976年に徳島県鳴門市瀬戸町ではじめて見つかりました。現在では、本州の中部地方以西から九州に帰化しています。高さは50~100センチほどで、4月から10月ごろに黄色い花を咲かせます。条件さえ整えば、冬でも咲きます。アルカロイドを含み有毒で、牧草地などでは根絶に苦慮しているそうです。別名で、「コウベギク(神戸菊)」とも呼ばれます。
●キク科キオン属の一年草で、学名は Senecio madagascariensis。英名は Fireweed。
キクのほかの用語一覧
キオン: | 白妙菊 野襤褸菊 高嶺高輪花 鳴門沢菊 黄苑 |
キク: | クリサンテムム・ホスマリエンセ クリサンテムム・ムルチカウレ |
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