颯峰編
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/01 05:26 UTC 版)
「少年陰陽師の登場人物」の記事における「颯峰編」の解説
颯峰(さやみね) 猿田彦大神を崇める、愛宕の天狗族の青年。総領の一人息子、疾風の守り役。 疾風が失踪したのが、ちょうど昌浩ともっくんが戻った頃だったため、昌浩が疾風をさらった外法師だと思い、四日以内に疾風を戻さないと都を壊すと脅していた。のちに誤解は解け、昌浩を信頼するようになる。 尸櫻編で、急ぎの手紙の配達をしている。 疾風(はやち) 二年前に生まれたばかりの天狗族の長である大天狗の一人息子。 外法により飛べなくなり、翼がもげ落ちそうになっている。 尸櫻編では人型になれるようになった。時々子烏の姿で命の恩人である実経に会いに行っている。 飄舞(ひょうぶ) 疾風のもう一人の守り役。颯峰に「我らの中でも一、二を争う手練」と言わしめるほどの強さを持ち、昌浩に異常なまでの敵意を向ける。 疾風が拉致されたとき、外法師を追って斬り傷を負ったとのことだが、紅蓮は疑いを抱いている。 母親は外法師に孕まされ、気が狂った末に飄舞を産み落として息を引き取った。その時堕ろされるところだったが、伊吹と前総領のおかげで生まれた。前総領は育ての親。 幼少時から実父である外法師に操られ、前総領を殺したり、颯峰の父を殺してその片腕を食らったり、挙句の果てに疾風を外法師に差し出させられかけた。疾風が失踪したのは、外法師から疾風を守るために自らの手で逃がしたため。最終的には外法師に心身ともに乗っ取られるが、今際の際に意識を取り戻し、疾風に向かって手を伸ばしたまま息を引き取った。死後に面は颯峰が譲り受ける。 伊吹(いぶき) 颯峰の伯父で天狗族の実質ナンバー2。過去に現総領の守り役を務め上げ、疾風の養育も任されている。隻腕であるが、飄舞と十二神将最強の紅蓮を一発で黙らせるほどの実力者。 外法師に妻ともう少しで生まれるはずだった赤子を奪われ、片腕を引き換えに仇をとった。 外法師(げほうし) 元は行者だったのだが、肝心の霊力に恵まれずに自暴自棄になって愛宕山へ入ったところを天狗に発見され、客人としてもてなされる。その後、天狗の面を授かる。 だが、力を欲するあまり天狗の女子供を襲って食らい、片腕を犠牲にした伊吹に討たれる。だが、実は伊吹の腕を食らって生き延びていた。 人界に下りていた天狗の女子を襲い、飄舞を孕ませる。
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