長音階とは? わかりやすく解説

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ちょう‐おんかい〔チヤウ‐〕【長音階】

読み方:ちょうおんかい

major scale全音階のうち、主音第3音との間が長3度をなし、第3音と第4音、第7音と第8音との間が半音である音階。⇔短音階


長音階[Major scale (英), Durtonleiter(独), gamme majeure(仏), scale maggiore (伊)]

代表的なのがハ長調(ドレミファソレシドの音階)で、ミとファの間、シとドの間が半音でその他は全音間隔作られている。ト長調なら(ソ、ラ、シ、ド、レ、ミ、ファ#、ソ)となるので、楽譜では「#がファ(F)の部分に付く」ことに。西洋音楽で最も一般的な音階明るく陽気な旋律作る、これに対象的なのが短音階優しくもの悲しい旋律作る。長音階の特徴音階の始まる主音ドの音の上にできる和音長3和音である。明治時代西洋音楽教育洗礼受けた日本では一般的に音階と言えば長音階、と短音階代表的になってしまったが、日本陽旋法、や陰旋法等をはじめとして世界各国には色々な音階があることを再確認なくてはいけないヨーロッパで長調短調などが確立されたのは、11世紀から14,5世紀にかけてと言われている。平均率といわれる調律方法17世紀頃にでき上がった

長音階

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/06/12 04:43 UTC 版)

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長音階 (ちょうおんかい、英語: major scale)とは、全音階の一種。全音階を「ド」から「ド」まで上行することで生まれ、全音 → 全音 → 半音 → 全音 → 全音 → 全音 → 半音の音程間隔を持つ。ポピュラー音楽界では英語でメジャー・スケールと呼ぶことが多い。

派生形として、「和声的長音階」と「旋律的長音階」が存在し(後二者は全音階であるとする見方と全音階ではないとする見方とがある)、これらと区別するために本来の長音階をあえて「自然的長音階」と呼ぶこともある。

一般的に、長音階は、陽気、活発さといった感情を励起するが、絶対的なものではない。例えばバラード曲などは長音階で作られている曲も多いが、それにより短音階では出来ない独特の哀愁味を表現している場合も多い。また流麗な表現や、愛くるしい表現・温和な表現にも適している。

和声的長音階

ロマン派以降の音楽において、しばしば同主短調下属和音借用することで長音階のVI度音を半音下げることが行われた。これを、短音階の和声的短音階になぞらえて和声的長音階と呼ぶことがある。VI度音とVII度音の間隔が増二度となりメロディとしては少々不自然であるといわれている。

旋律的長音階

和声的長音階の不自然さを補うため、VI度音に加えてVII度音も半音下げた音階である。ただ、上行時は一般にVI度音、VII度音ともフラットが解除され、自然的長音階と同じになる(実際にはそのときに使われる和音の構成音により解除されない場合もある)。ちなみにこれは旋律的短音階の第5音から始めた音階であり、ジャズなどではミクソリディアン・♭6・スケールあるいはスーパー・ミクソリディアン・スケールと呼び即興演奏などにおいて使われることがしばしばある。

外部リンク

  • 長音階 - 洗足オンラインスクール

関連項目


長音階(メジャーキー)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/04/13 03:09 UTC 版)

アヴェイラブル・ノート・スケール」の記事における「長音階(メジャーキー)」の解説

以下、Cメジャーキー成立するダイアトニックコードと、それに対応するアヴェイラブル・ノート・スケール列記する

※この「長音階(メジャーキー)」の解説は、「アヴェイラブル・ノート・スケール」の解説の一部です。
「長音階(メジャーキー)」を含む「アヴェイラブル・ノート・スケール」の記事については、「アヴェイラブル・ノート・スケール」の概要を参照ください。

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