全音階(ダイアトニックスケール) [ diatonic scale]
全音階
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/12 14:41 UTC 版)
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全音階(ぜんおんかい、英語: diatonic scale)とは、七音音階の一種であり、オクターヴの音程を5つの全音と2つの半音で満たす音階である[1]。古代ギリシアのディアトノンのテトラコルドに由来する。
全音階は以下のように、全音が二つ、半音、全音が三つ、半音という配列を取る。
ド 全音 レ 全音 ミ 半音 ファ 全音 ソ 全音 ラ 全音 シ 半音 (ド)
この階名はグイード・ダレッツォが考案したものである。
これをドから始めると長音階、ラから始めると(自然)短音階になる。
音度と機能
階名では、長音階と短音階とで同じ働きの音に異なる名前が付いてしまうので、それを克服するために、それぞれの音階の最初の音(長調のド、短調のラ)をi (1) 度音、そのすぐ上の音(長調のレ、短調のシ)をii度音と呼び、以下、iii度音、iv度音……vii度音と呼ぶ。これを音度と呼ぶ。
また、特に以下の4音には、その機能を端的に表した呼び方がある。
その他、あまり用いられないが、ii度音=上主音(スーパートニック)、iii度音=上中音(ミーディアント)、vi度音=下中音(サブミーディアント)、主音の長2度下のvii度音=下主音(サブトニック)という呼び方がある[2]。
脚注
- ^ William Drabkin, "Diatonic," The New Grove Dictionary of Music and Musicians, 2nd ed., London: Macmillan, 2001.
- ^ 洗足オンラインスクール:音階での各音の名称
関連項目
「全音階」の例文・使い方・用例・文例
- 全音階
- 全音階.
- 音の全音階
- 全音階の最初の音
- 全音階の2番目の音
- 全音階の3番目の音
- 全音階の4番目の音
- 全音階の5番目の音
- 全音階の7番目の音
- 古代ギリシアの音楽における、下降全音階の総称
- 3番、4番、7番、8番以外の全調によって分かれた全音階
- 2番目、3番目、5番目、6番目を除く全音によって分離される音の全音階
- 1オクターブ内の様々な全音階の音の様々な決まった順番の総称
- 音楽の一節に対する全枠組みを提供する24の長調または短調の全音階のどれか
- ソルミゼーションにおいて全音階の4番目の音(下属音)を命名するシラブル
- 階名唱法における長調、短調を含む全音階の第6音
- 全音階的半音という,西洋音楽で用いられる半音
- 全音階で四段階をへだてた音程
全音階と同じ種類の言葉
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