精霊とは? わかりやすく解説

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しょう‐りょう〔シヤウリヤウ〕【精霊/聖霊】

読み方:しょうりょう

死者霊魂。みたま。

精霊祭り」の略。《 秋》「—に戻り合せ十年ぶり/丈草


せい‐れい【精霊】

読み方:せいれい

万物の根源をなすとされる不思議な気。精気

あらゆる生物無生物宿りまた、その宿り所を変え種々の働きをするとされる超自然的存在

死者たましい霊魂


せいれい 【精霊】

草木無生物などに宿るとされる魂。肉体離れた死者霊魂未開宗教では万物存在する精霊が人の運命吉凶つかさどる信じ、これを崇拝したいわゆる精霊崇拝であってアニミズムの一形態である。(仏教では死者の霊を精霊といい、ショウレイと読むこともある)→ アニミズム

しょうりょう 【精霊】

仏教語。死者霊魂のことで、これを迎える盆の行事精霊会といい、精霊棚をかざり、精霊の迎え送りをする。→ 盂蘭盆

精霊

読み方せいれい

山、木、川、土地などの自然に宿っていると考えられている魂のことです。日本人古来信仰である神道では、万物霊魂宿っているものと捉えます。

精霊(しょうろう・しょうりょう)

亡くなった人の魂を指すが、特に1年以内亡くなった人の魂のことを新精霊(あらじょうろう)と呼び重視する

お盆の「まつり」の中心的な祭祀対象考えられ盆踊り迎えた新精霊とともに踊るものとい思想広くみられる
ちなみにショウリョウトンボショウリョウバッタなどの名称は、お盆に霊(精霊)が乗ってこの世戻って来るという伝承からつけられたもの。お盆は虫などを殺生することを戒める土地が多い。


精霊

作者フランチェスカ・リア・ブロック

収載図書Nymph妖精たちの愛とセックス
出版社アーティストハウス
刊行年月2002.1
シリーズ名BOOK PLUS


精霊

作者宮本治久

収載図書群舞
出版社新風舎
刊行年月2004.8


精霊

作者野中ともそ

収載図書チェリー
出版社ポプラ社
刊行年月2007.9


精霊


精霊

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/04/15 17:11 UTC 版)

精霊(せいれい)とは、草木、動物、人、無生物、人工物などひとつひとつに宿っている、とされる超自然的な存在[1]。他に「万物の根源をなしている、とされる不思議なのこと」[1]。精気[1]や「肉体から解放された自由な[1]」を意味する場合がある。

用法

一言で「精霊」と言っても、漢語として用いている場合、大和言葉に漢字を当てている場合、西洋語のspirit や elementalの翻訳語として用いられている場合などがあり、それぞれ意味内容が少しずつ異なっている。

スピリット

日本以外の、世界各地の伝承に登場する「spirit スピリット」(例えば「泉の精」や「ランプの精」など「~の精」と訳すほうがしっくりくるような場合のそれ)の訳語として「精霊(せいれい)」が用いられることもある。

エレメンタル

英語で元素を意味する「エレメント」 (element) の形容詞形「エレメンタル」 (elemental) は「四大元素の霊」という意味の名詞としても使われ、その訳語として「精霊」が使われることがある。

漢語

精霊(精怪という語も同意で用いられる)という漢語本来の意味では(漢字文化圏での意味では)、妖怪妖精死者の霊や鬼神やをあらわす。

しょうりょう、しょうらい、しょうろう

日本古神道的なものを指す場合は「しょうりょう」「しょうらい」「しょうろう」などと読み、これは「故人の霊や魂」を指し、あくまで「とこよ」(常世・常夜。死者の世界、黄泉の国や三途川の向こう)に旅立った霊魂を指す。それに対して「うつしよ」(現世)に残ったものは「幽霊」「亡霊」「人魂」などと呼ぶ。

古代日本の精霊観念

古代日本では自然物には生物も無生物も精霊(spirit) が宿っていると信じ、それを「チ」と呼んで名称の語尾につけた[2]古事記風土記などの古代文献には葉の精を「ハツチ(葉槌)」、岩の精を「イワツチ(磐土)」、野の精を「ノツチ(野椎)」、木の精を「ククノチ(久久能智)」、水の精を「ミツチ(水虬)」、火の精「カグツチ(軻遇突智)」、潮の精を「シオツチ(塩椎)」などと呼んでいたことが知られている。また、自然界の力の発現はその精霊の働きと信じ、雷を「イカツヂ」、蛇を「オロチ」などと呼んだ。こうした精霊の働きは人工物や人間の操作にも及び、刀の力は「タチ」、手の力は「テナツチ(手那豆智)」足の力は「アシナツチ(足那豆智)」、幸福をもたらす力は「サチ(狭知)」などと呼ばれていた。人間の生命や力の源が、血液の「血」にあると信じられたところに、「チ」が起源しているとも言われている。土(ツチ)、道(ミチ)、父(チチ)も同じ考えが表現されたものと見ることができる。また神話や古代氏族、とりわけ国津神系の氏族の祖先には「チ」を名称の語尾につけているものが見出される。神話では「オオナムチ(意富阿那母知)」や「オオヒルメムチ(大日孁貴)」、氏族では物部氏の「ウマシマチ(宇摩志麻治)」や小椋氏の「トヨハチ(止与波知)」などである。神名や人名の語尾(正確には「〜神」、「〜命』の前の語)に「チ」がつく名前は最も古い名前のタイプで、草木が喋ると信じられていた自然主義的観念の時代を反映しているものと考えられている[3]

四大精霊(エレメンタル)

16世紀の錬金術師パラケルススにより、地・水・火・風の四大元素が実体化したものとして、精霊が以下のように関連づけられた。

これらのエレメンタルは、ファンタジー作品においては擬人化した姿で描かれることも多い。

聖霊との違い

キリスト教における三位一体の位格の一つである聖霊日本正教会では聖神:せいしん[4])を「精霊」とするのは誤字である[5][6]

脚注

  1. ^ a b c d 広辞苑 第五版、「精霊」の項目
  2. ^ 溝口睦子「記紀神話解釈の一つのこころみ」『文学』1973-4 年
  3. ^ マックス・ウェーバー、『宗教社会学』、創文社、1971年。
  4. ^ 聖神”. 日本正教会 The Orthodox Church in Japan. 2013年5月6日閲覧。
  5. ^ 聖霊降臨について”. カトリック屋形町教会のホームページ. 2013年5月6日閲覧。[リンク切れ]
  6. ^ キリスト教こんにゃく問答X「聖霊」”. 日本キリスト教団 行人坂教会 (2012年2月24日). 2013年5月6日閲覧。

関連項目


精霊(せいれい)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/12/31 05:18 UTC 版)

ウィル・オ・ウィスプ (ゲーム)」の記事における「精霊(せいれい)」の解説

この世界存在する実態持たない不確かなもの。シャムロックの力を受け継ぐもののみがその姿を見た声を聞いたりする事が出来る。意思はあるが、自分何者理解していない者も多い。実体がないため性別もなく、精霊人形となったものは徐々に体に合った性別確定していく。

※この「精霊(せいれい)」の解説は、「ウィル・オ・ウィスプ (ゲーム)」の解説の一部です。
「精霊(せいれい)」を含む「ウィル・オ・ウィスプ (ゲーム)」の記事については、「ウィル・オ・ウィスプ (ゲーム)」の概要を参照ください。

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精霊

出典:『Wiktionary』 (2021/11/14 12:19 UTC 版)

名詞

  1. せいれいしょうりょう死者
  2. せいれい山川草木などに宿る考えられる霊的存在

発音(?)

略語

精 霊

  1. しょうりょう精霊祭の略。

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