真性とは? わかりやすく解説

しん‐せい【真性】

読み方:しんせい

生まれながら性質天性。「人間の—」

医学で、疑う余地なくその病気であること。真症。「—コレラ」⇔仮性


真性

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/19 02:07 UTC 版)

真性(しんしょう、仁安2年(1167年)- 寛喜2年6月14日1230年7月25日))は、平安時代後期から鎌倉時代前期にかけての天台宗後白河天皇の第三皇子以仁王の第二皇子。

略歴

寿永2年(1183年)に出家し、比叡山明雲慈円、承仁に天台教学を学んだ。後鳥羽天皇土御門天皇順徳天皇と3代に渡り天皇の護持僧をつとめた。建仁3年(1203年)、天台座主に就任し、翌元久元年(1204年)には大僧正に任じられている。その他四天王寺別当をつとめている。

建久8年(1197年)、承仁が没すると、師から城興寺を譲られた。同寺はかつて実父の以仁王が平氏政権によって没収され、明雲に与えられた経緯があった。その後、慈円から青蓮院を譲られる約束を受けるが、慈円と不仲になって青蓮院を去っている[1]

寛喜2年(1230年)、彼は城興寺で咳病によって没した[2][3]

脚注

  1. ^ 稲葉伸道 著「青蓮院門跡の成立と展開」、河音能平; 福田榮次郎 編『延暦寺と中世社会』法蔵館、2004年。 /所収:稲葉伸道『日本中世の王朝・幕府と寺社』吉川弘文館、2019年、280-281頁。 
  2. ^ 明月記』寛喜2年7月9日条および『華頂要略
  3. ^ 栗山圭子 2012.

参考文献

  • 栗山圭子「城興寺のゆくえ」『中世王家の成立と院政』吉川弘文館、2012年。ISBN 978-4-642-02910-0 

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