がんえん‐ドーム【岩塩ドーム】
岩塩ドーム
読み方: がんえんどーむ
【英】: salt dome
同義語: ソルト・ドーム
【英】: salt dome
同義語: ソルト・ドーム
岩塩が、その上位に堆積{たいせき}した砕屑岩{さいせつがん}類との間の比重差によって、涙滴状または円柱状に上昇し形成した構造の総称。上昇した岩塩体を岩塩栓と呼ぶ。 岩塩は堆積時より比重がほぼ一定(ρ=2.168)で、堆積初期には上位の砕屑岩類より比重が大であるが、砕屑岩類の圧密が進行するに従い比重は逆転する。この比重差が起動力となり、強い可塑性と相まって、岩塩ドームが形成される。岩塩栓の水平断面積は、普通 2 ~ 3km2 以下であるが、まれに十数km2 。高さは 5km から 10km に達する。岩塩栓には、少量の硬石膏{こうせっこう}、ドロマイト、カルサイト、石英、黄鉄鉱などを含む。岩塩ドームには、図に示すようなさまざまな形のトラップが考えられる。岩塩ドームは単独では存在せず、米国のルイジアナ州・テキサス州の Gulf Coast salt dome 群は 300 以上のドームよりなる。そのほか、アラビア湾岸、西アフリカ沿岸海域が著名である。 |
ソルト・ドーム
岩塩ドーム
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/06 04:20 UTC 版)
岩塩ドーム(がんえんドーム、英: salt dome)は、岩塩が貫入して形成される円頂丘状の地質構造。岩塩丘ともいう。
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「岩塩ドーム」の続きの解説一覧
- 1 岩塩ドームとは
- 2 岩塩ドームの概要
- 3 ガス田や油田を伴う例
「岩塩ドーム」の例文・使い方・用例・文例
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