山田克郎とは? わかりやすく解説

やまだ‐かつろう〔‐かつラウ〕【山田克郎】

読み方:やまだかつろう

[1910〜1983小説家朝鮮生まれ本名、克朗。戦中戦後にわたり海洋舞台にした青春冒険小説数多く手がける。他に人物の評伝や、麻雀まつわる小説など執筆した。「海の廃園」で直木賞受賞。他に「翼の饗宴(きょうえん)」など。漫画テレビ番組快傑ハリマオ」の原作者としても知られる


山田克郎

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/10/12 23:25 UTC 版)

雑誌『富士』より(1952年)

山田 克郎(やまだ かつろう、1910年11月5日 - 1983年4月26日)は、日本の小説家

人物

朝鮮釜山生まれ(石川県とするものもある)。本名・克朗。

旧制中学時代に香川県に移る。

1936年早稲田大学商学部卒。

1937年、処女作「燈台視察船」を『オール讀物』に発表。

1941年、最初の単行本『翼の饗宴』を上梓、以後、旺盛な作家活動を戦中、戦後と続ける。

海洋もの作家として活躍し、戦後、1949年に「海の廃園」(『文藝読物』発表)で直木賞受賞。

日本テレビ放送網でテレビドラマ化された『快傑ハリマオ(原作名『魔の城』)』の原作者として知られる。

1983年4月26日、逝去。72歳没。

著作

  • 『翼の饗宴』淡海堂出版部, 1941
  • 『少年感化船』淡海堂出版部, 1941
  • 『銃眼のある工場』泰光堂, 1942
  • 『帆装』泰光堂, 1942
  • 『南風』書楽荘書店, 1942
  • 『炎の島』協英出版社, 1943
  • 『坑道』春江堂, 1943
  • 『日本海流』講談社, 1943
  • 『美しき魂』淡海堂出版, 1943
  • 後藤新平』鶴書房, 1944
  • 『北門の海』泰光堂, 1944
  • 海の廃園』宝文館, 1950
  • 『青い真珠』新小説社 1951
  • 『海の太陽』毎日新聞社, 1953
  • 『緑の海流』豊文社, 1954
  • 『桃太郎船長武勇伝』東方社, 1954
  • 『地獄から来た男』東方社, 1955
  • 『海の竪琴』河出新書, 1955
  • 『雲を歩んだ娘』東方社, 1955
  • 『人魚の館』東方社, 1956
  • 『北洋国際戦』学風書院(世界ドキュメンタリー文庫) 1956
  • 『火の海』東方社, 1956
  • 『世界探検史』鱒書房, 1956
  • 『ジャガイモ二挺拳銃』東方社, 1956
  • 徳三宝』浪速書房 1958
  • 『火の鷹』六興出版部, 1959
  • 『月を射つ銃声』浪速書房, 1959
  • 『王者の庭 合気道 植芝盛平伝』浪速書房, 1959
  • 『帆と雲と水平線』青潮社, 1960
  • 『快傑ハリマオ』全4巻 石森章太郎絵 講談社, 1960-61
  • 『海獣船』双葉社, 1963(世界の秘境シリーズ 第16集 7月号)
  • 『海の異教徒』東都書房, 1963
  • 『不思議な話意外な本』日本文芸社, 1964
  • 『競艇選手』スポーツニッポン新聞社, 1969
  • 『トッコ忍術漫遊記』春陽文庫, 1971
  • 渋沢栄一 財界のフロンティア』春陽堂書店, 1972
  • 『いかさま雀鬼 女雀士・ジュン』桃園書房 1972
  • 勝海舟』鶴書房 1973
  • 『さすらい雀鬼』桃園書房 1974
  • 平将門』インタナル出版部 1976
  • 『雀鬼地獄門』桃園書房 1976
  • 『雀鬼流れ節』桃園書房 1978

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