密度とは? わかりやすく解説

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みつ‐ど【密度】

読み方:みつど

粗密度合い単位体積面積長さあたりに、ある量が分布する割合。「人口の—が高い」

物事充実している度合い。「—の高い仕事

各種物理量単位体積あたりの量。ふつう、質量についての密度を指す。単位キログラム毎立方メートル(kg/m3)、グラム毎リットル(g/l)など。体積密度

「密度」に似た言葉

密度

読み方:みつど
【英】:density

単位体積当たりの物質質量

密度

ある部材質量体積割った値。標準単位は(g/cm3)だが発泡プラスチックは軽いため(g/L)あるいは(kg/m3)が使用される

密度

セメントの密度は、一般にシリカ鉄分が多いほど大きい。また、風化が進むと密度は小さくなる試験方法は、ルシャテリエフラスコと完全に脱水した鉱油用い一定質量試料入れ体積測定して求める。

密度 density

質量がとれだけ密に詰まっているかということで、密度の高いものは、大きさの割に重く感じる。例えば、1kgの岩とは、質量等しいが、密度は岩の方が高い。同様に岩石でできている地球型惑星は、ガスと氷でできている木星型惑星よりも密度は高い。

密度

読み方:みつど

粒子どのくらい密集しているかをあらわす。質量密度は,単位体積あたりの質量あらわし数密度は,単位体積あたりの粒子数を表す。

密度、目付け DENSITY

単位面積当りパイル糸の本数意味する時は密度を指し、たとえばタフテッドカーペット場合1インチ間当 りのゲージステッチからパイル密度、つまり1平方センチ当りパイル本数を知ることができる。また、単位面 積当りパイル糸の重量意味する時は目付けを指す。

密度

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/09 00:50 UTC 版)

密度(みつど)は、一般には、対象とする何かの混み合いの程度を示す語である。ただし、科学において、単に密度といえば、単位体積あたりの質量(質量の空間微分[注 1])を指すことが多い。


  1. ^ 直観的には、各点における物質の量(質量)という意味
  2. ^ 異なる物理量どうしの演算で得られた新しい量であるため、組立単位で表されるものであり、正確に比ではない。
  3. ^ より正確には、この微小部分は微分で考える微分小と同じであるが、物理量が異なる場合、純粋な幾何学のようなで表す事ができないため、各点における物理単位辺りの大きさで表している。
  4. ^ この3つは法定計量単位となっている単位である。
  5. ^ 比重の定義は計量単位規則(平成四年通商産業省令第八十号)の別表第1で示されており、この表中の計量単位の欄に「(計量単位を付さない)」と記されていて、比重が無次元量であることが明示されている。
  6. ^ 理科年表でもg/cm3単位による数値を挙げている。理科年表2020、pp.392-393
  7. ^ このような直感的な密度の感じ方について、科学史家・板倉聖宣は、「鉄1 kgと綿1 kgはどちらが重いか」という問題に、多くの人は「鉄の方が重い」と感じることを指摘している[9]
  8. ^ アルキメデスがヒエロン2世から、金の王冠に混じりものが入ってないか調べるように言われた故事。その発見はアルキメデスの原理と呼ばれる浮力の原理である。(詳細はアルキメデスを参照のこと。)
  9. ^ 「液体中にあるものに関するアルキメデスの書」Moody & Clagett:The Medieval Science of Weightsの41-51頁ラテン原文(英文併記)より板倉聖宣が訳出したもの[11]
  10. ^ この手稿本で重さの最小単位としているもの[12]
  11. ^ 古代ギリシャデモクリトスレウキッポスに始まり、エピクロスが重さの概念を基盤にすることで一応の完成を見た理論。共和制ローマ時代の詩人ルクレチウスはエピクロスを称えて原子論を詳しく紹介する詩を残し[15]、その詩は中世から近代科学が立ち上がる時代のヨーロッパに大きな影響を与えた[16]
  12. ^ 従来は享保の改革で漢訳西洋科学書の禁書緩和が行われたとされていたが、実際には17-18世紀に中国から輸入されたイエズス会士がかかわって書かれた漢文科学書の影響がほとんどまったく日本の書物に表れていないことから、実際には吉宗の学問の奨励は「儒学の奨励」であり、「禁書の緩和」とは「特別に許可を得た学者に幕府の書庫内で閲覧を許されただけ」であり、実態は「禁書と出版の統制の制度化」が享保の改革で行われたのだろうと考えられている[37]
  13. ^ 宅間流からは天文学、暦算家の主要な人物が輩出しており、寛政の改暦にも従事している[23]
  14. ^ 中村邦光の論文では水の密度の単位に寸が用いられているが、それでは7貫=約27 kgと計算が合わないので単位を尺に訂正した。尺3なら(30 cm)327000 cm3=27 kgであるから、水の密度の値と合う。
  15. ^ これについては板倉聖宣『歴史の見方考え方』で詳しく論じている[45]
  16. ^ 称水とは「水中にて物の重さを称(はか)る」からきた言葉。のちに「水称法」と呼ばれるようになった[47]
  1. ^ 体積#体積と容積
  2. ^ 比重#定義
  3. ^ 水の性質#密度
  4. ^ 計量単位令 別表第一 項番19、「密度」の欄
  5. ^ 数値は理科年表2020、p.392 単体の密度
  6. ^ [1] Density maximum and molecular volume at the temperature of maximum density のaの欄 
  7. ^ a b 板倉・中村 1990a, p. 138.
  8. ^ a b 板倉・中村 1990a, p. 139.
  9. ^ 板倉聖宣 1978, pp. 69–83.
  10. ^ 中村邦光 2007, pp. 35–36.
  11. ^ a b 板倉聖宣 1958, p. 196.
  12. ^ a b c 板倉聖宣 1958, p. 197.
  13. ^ 板倉聖宣 1958, p. 198.
  14. ^ a b 板倉聖宣 1961, p. 29.
  15. ^ 板倉聖宣 2004.
  16. ^ スティーブン・グリーンブラッド 2012.
  17. ^ 板倉聖宣 1961, p. 30.
  18. ^ ニュートン 1977, p. 15.
  19. ^ 板倉・中村 1990a, p. 140.
  20. ^ a b 板倉・中村 1990a, p. 141.
  21. ^ 板倉・中村 1990a, pp. 143–144.
  22. ^ 中村邦光 2007, pp. 38–39.
  23. ^ a b c d 中村邦光 2016, p. 46.
  24. ^ 中村邦光 2007, pp. 40‐41.
  25. ^ 板倉・中村 1990a, p. 147.
  26. ^ 板倉・中村 1990a, p. 146-147.
  27. ^ 板倉・中村 1990b, p. 162.
  28. ^ a b 板倉・中村 1990b, p. 163.
  29. ^ 中村邦光 2007, p. 42.
  30. ^ 板倉・中村 1990b, pp. 164–165.
  31. ^ a b c 板倉・中村 1990b, p. 165.
  32. ^ 板倉・中村 1990b, p. 65.
  33. ^ a b 板倉・中村 1990b, p. 170.
  34. ^ a b 中村邦光 2007, pp. 44–45.
  35. ^ 板倉・中村 1990b, p. 171.
  36. ^ 板倉・中村 1990b, p. 172.
  37. ^ 中村邦光 2007b, pp. 81–84.
  38. ^ a b 板倉・中村 1990b, p. 173.
  39. ^ 中村邦光 2016, p. 47.
  40. ^ 板倉・中村 1990b, p. 174.
  41. ^ a b 板倉・中村 1990b, p. 175.
  42. ^ 板倉・中村 1990b, p. 179.
  43. ^ 板倉・中村 1990b, p. 181.
  44. ^ 板倉・中村 1990b, p. 182.
  45. ^ 板倉聖宣 1986, pp. 103–120.
  46. ^ 板倉・中村 1990b, p. 183.
  47. ^ a b 中村邦光 2007, p. 47.
  48. ^ 中村邦光 2007, p. 48.



密度

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/07 14:56 UTC 版)

高密度ポリエチレン」の記事における「密度」の解説

一般に、密度すなわち結晶化度が高いものは硬すぎて脆くなる。そのため、HDPEにはホモポリマー単一重合体)だけではなく、主に1-ブテンなどのα‐オレフィン共重合させ短い分岐(SCB)構造持たせて結晶化度意図的に下げたコポリマー共重合体)も商品化されている。 HDPEコポリマーは、通常ではエチレンモノマー1000対し1~5の分岐を持つ。これが1030個になると密度は0.910~0.925程度まで下がり、これは別な種類樹脂リニアポリエチレン直鎖状低密度ポリエチレンL-LDPE)としてJIS K6899-1:2000にて区別されるL-LDPEよりもSCB数が多く密度が0.900~0.909程度のものは超低密度ポリエチレン(V-LDPE)、逆にL-LDPEよりSCB少なく密度が0.925~0.940程度のものは中密度ポリエチレン(M-DPE)とそれぞれ呼称される。これらは共通して長鎖分岐(LCB)を持っていない直鎖状(綿状)構造である。そのため、これらは密度で区分する低密度ポリエチレン(LDPE)の一種として取り扱われるが、分子構造区分するHDPEグループ分類される

※この「密度」の解説は、「高密度ポリエチレン」の解説の一部です。
「密度」を含む「高密度ポリエチレン」の記事については、「高密度ポリエチレン」の概要を参照ください。

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密度

出典:『Wiktionary』 (2021/06/20 23:13 UTC 版)

名詞

(みつど)

  1. 単位体積あたりの質量
  2. 一定範囲内に分布する割合
  3. 内容充実している度合

発音(?)

み↘つど

関連語

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「密度」の例文・使い方・用例・文例

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