こう‐ぞう〔‐ザウ〕【構造】
構造
構造
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/02/16 04:07 UTC 版)
構造(こうぞう、英:structure)とは、ひとつのものを作りあげている部分部分の組み合わせかた[1]。
ひとつの全体を構成する諸要素同士の、対立・矛盾・依存などの関係の総称[2]。複雑なものごとの 部分部分や要素要素の 配置や関係[3]。
構造の例
- 社会学における構造
- 言語学における構造
- →「言語学 § 構造依存性」を参照
- 個別言語学における構造
- →「個別言語学 § 共時論と通時論」を参照
- 言語哲学における構造
- →「言語哲学」を参照
- 会計学における構造
- →「会計学」を参照
- 政治学における構造
- →「政治学 § 科学としての政治学」を参照
- 数学における構造
- 化学における構造
- →「化学構造」を参照
- 生物学における構造
- →「構造生物学」を参照
- 工学における構造
- 工学各分野の、「メカニズム」、「構造」等の用語を参照
- →「構造工学」も参照
- 建築学における構造
- →「建築学 § 構造系」を参照
- 土木工学における構造
- →「土木工学 § 構造・材料系」を参照
建設分野
建造物の基本的な構造は、歴史的・伝統的には、「煉瓦造」・「石造」・「木造」などのように、単一の材質で、材質名を提示するだけで結果的にその構造まで明らかにできるような状態であった。
その後、構造方式は次第に多様になり、材料が複合的に用いられることが増え、現在では「木構造」、「組構造」、「ブロック造」、「鉄筋コンクリート造」、鉄骨鉄筋コンクリート造」 等々、様々な構造がある[4]。例えば木構造だけでも、伝統構法、軸組、枠組壁、丸太組、木質ラーメンなどの構法(工法)がある。
機能や特殊目的による構造分類としては、耐火構造、耐水構造、耐圧構造、耐震構造などがある。
構造物の力学的性格などによる用語・概念としては、「シェル構造」、「剛構造」、「ラーメン構造」などがある。
構造物にはたらく自重、積載荷重、様々な外力(積雪、風圧、地震力など)により、どのような応力が発生し、どのように変形するか計算することを(また、それらを踏まえて構造物の安全性を判定することを)構造計算という。
剛構造(rigid structure)と柔構造(flexible structure)
地震国の日本では耐震構造が非常に重要であるが、耐震構造の考え方には二つの代表的な考え方がある。
ひとつは剛構造で、構造物を剛に構成し、柱や梁同士を剛に接合させ、外力を受けても変形しにくい構造体を構成しようとするものである(梁などでなく壁体を用いるものもある。) 。
もうひとつは柔構造であり、これは高層の構造物ではその固有周期が長くなり作用する地震力が小さくなるので、剛性を高めることはかえって構造的によくない、という考え方に基づく。(日本の五重塔や高層ビル、樋門などは、柔構造である。)
出典
関連項目
- 建設分野
構造(0番台)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/20 10:02 UTC 版)
「JR北海道789系電車」の記事における「構造(0番台)」の解説
特に断りがない限り、以下は登場当初の仕様について記述する。 車体 車体はステンレスを用いた軽量構体で、運転台を含む前頭部のみ普通鋼製である。客用扉は中間車では片側1箇所、先頭車では片側2箇所に設けられているが、中間車では客用扉を2箇所に増設できるように準備工事がなされている。そのため、外板にはダルフィニッシュ加工が施された2.0mm厚の平板を用い、従来のステンレス車体に見られたビード加工はなされていない。@media screen{.mw-parser-output .fix-domain{border-bottom:dashed 1px}}車体傾斜装置は装備しないが、準備工事が施工されており、[要出典]車体断面も同装置を持つキハ261系気動車と共通とされ、客室窓下辺から上方が台形状に窄まる形状となっている。前頭部の形状はキハ261系基本番台の意匠を基本とするが、中央下部はキハ283系気動車に類似する絞込みを大きくすることで軽快でスマートな形状としている。増解結を頻繁に行うことから前面に貫通扉を設け、車両間の通り抜けが容易に行える構造である。前照灯・補助灯はキハ261系基本番台の横配列から縦配列に変更された。標識灯は運転室の風防内に左右各1灯を設ける。正面の愛称表示器は幕式、車体側面の行先表示器は3色LED式である。 2両または3両単位の編成を複数組成して使用するため、中間車のうち編成の端になる車両には、構内運転のための簡易運転台を設ける。先頭車となる車両には車掌スイッチと連絡ブザーをドア横に設置する。 外部塗色は前頭部と客用扉を含む部分がJR北海道のコーポレートカラーである萌黄色(ライトグリーン)、前頭部の塗装境界部には青色の帯、客用扉の塗装境界部には津軽海峡の地形図をデザインした帯を配する。前頭部側面には "HEAT789"のロゴマークが配されている。 常時高湿かつ騒音の大きい環境の青函トンネルを走行するため、車体は板厚を増して防音防湿が図られているほか、客用扉などの気密性を強化している。また、トンネル内は12 ‰の勾配が続くことから、編成中の電動車の比率を高くして列車全体の出力を確保し、上りの勾配区間でも最高速度140 km/hでの連続走行を可能としているほか、電動車が故障して1M4T(5両編成時)となった時には限流値増スイッチを扱うことで15‰勾配で起動可能な構成としている。また、同区間の下り勾配走行に備え、抑速装置として回生ブレーキを装備する。 左:789系基本番台側面行先表示器(日本語)(2018年10月28日 / 札幌駅) 右:789系基本番台側面行先表示器(英語)(2018年10月28日 / 札幌駅) 主要機器 主要機器の詳細車両形式主変圧器主変換装置モハ789形200番台- IPM素子による3レベルPWMコンバータ+2レベルPWMインバータ モハ788形100番台走行風自冷式 IPM素子による3レベルPWMコンバータ+2レベルPWMインバータ モハ788形200番台強制風冷式 IGBT素子による3レベルPWMコンバータ+2レベルPWMインバータ 制御機器は731系電車のシステムを用いている。 モハ788形100番台および200番台には主変圧器と主変換装置、モハ789形200番台には主変換装置のみを搭載する。モハ788形に搭載された主変圧器で降圧され、モハ788形100番台は自車の主変換装置に、モハ788形200番台は自車および隣接するモハ789形200番台の主変換装置に電源を供給するシステムとなっている。主変換装置が台車制御であることを除いて各車両に搭載される機器は仕様が異なっており、右表に詳細を示す。 N-PS789形シングルアーム型パンタグラフを搭載する。かご形三相誘導電動機N-MT731形(定格出力:230 kW)を制御する。床下は防雪カバーで覆われ、車両端部の連結面直下にも着雪防止のカバーを設ける。 台車も731系電車のものを基本とした軸梁式ボルスタレス台車 N-DT789形・N-TR789形で、車輪径 810 mmの小型タイプを採用することで車体床高さを低減させている。曲線での乗り心地を改善するために非線形ばね定数タイプの空気ばねを採用し、高さ調整弁の吸排気性能を向上させて曲線通過時の定常加速度を低減している。 車内設備 車内は青色の天井に両側照明が配置され、床の敷物はグレーを基調とした菱形模様となっている。窓は2席分の連続窓となっており、フリーストップタイプのカーテンを装備する。 座席はフリーストップ式のリクライニングシートで、普通車は座席モケットの色を赤色(偶数号車)緑色(奇数号車)を主体とし、一部に青色をランダムに配置する構成としている。グリーン室の座席は横 1+2 列の3列配置とされ、表地は青色の牛革張りで、大型の肘掛には難燃加工木材を用いている。 トイレは、洋式の共用トイレと男子小用トイレをクハ789形・クロハ789形・モハ789形に設置し、クロハ789形では車椅子対応の大型のものとしている。 なお、内外装デザインは、JR北海道と提携関係にあるデンマーク国鉄 (DSB) との共同制作である。 モハ788形100番台の車内(2011年8月) モハ789形200番台の車内(2011年8月) クロハ789形100番台・グリーン車内(2011年8月) クハ789形200番台・座席交換後の普通車内(2021年5月) クロハ789形100番台・座席交換後の指定席車内(2021年5月) クロハ789形100番台・座席交換後のグリーン車内(2021年5月)
※この「構造(0番台)」の解説は、「JR北海道789系電車」の解説の一部です。
「構造(0番台)」を含む「JR北海道789系電車」の記事については、「JR北海道789系電車」の概要を参照ください。
構造
「構造」の例文・使い方・用例・文例
- 原子構造
- 二極構造
- 原始社会の構造
- その2つの機械には構造上の相違はない
- 社会構造
- 近代社会の構造
- 人体の構造
- 脳の構造
- それがヒトの女性ホルモンと類似の構造を持つ
- われわれはさらに、地すべり構造の解明を進める
- その膜はナノ構造を持つことを実験結果が証明している。
- その建物には1つの致命的な構造上の問題がある。
- こぶの構造
- 脊髄は部分から成る構造をしている。
- その構造主義者には40を超える著作がある。
- その家はポスト&ビーム構造をしていた。
- リボソームの構造は2000年に発表された。
- 彼女はそのプッシュロッドの構造を改善した。
- 韓国のチェボルは日本の系列構造に相当する。
- 私はその製品の粗雑な構造による弱点の特性に驚いた。
構造と同じ種類の言葉
- >> 「構造」を含む用語の索引
- 構造のページへのリンク