日本アクセス/店舗ごとに最適な価格提案「プライシングAI」開始
2024年12月13日 14:27 / IT・システム
日本アクセスは12月13日、AIとID-POSデータを使い、店舗ごとに最適な価格を設定する小売業向けのソリューション「プライシング AI」の提供を開始した。
「プライシング AI」は、データとAIを活用し分析・予測を行い、人の経験則によって行われている価格設定を高度化。店舗顧客の購買履歴をもとに最適な価格を提示する。
購入機会の消失を極力抑えることで、顧客ロイヤルティーを維持。利益改善の機会を含めた柔軟性をもったプライシングをサポートする。
4月より小売り9店舗を対象に実証実験を行ってきた。実験では、ID-POSデータとAIを用いて、価格変動後の顧客動向を分析、予測した。その結果、93%の再現率(2024年11月時点)で顧客動向の事前予測に成功した。その予測機能をもとに、対象店舗の需要に適した店頭表示価格の設定を行った。
この予測と価格設定のサイクルを繰り返し、対象店舗では売り上げを極力落とさずに約6%~20%の利益額改善を達成したという。
さらに、顧客動向を事前に予測できるため、同社が有する顧客一人ひとりにあわせたマーケティング施策を掛け合わせさらなる改善効果を見込む。
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