著者のコラム一覧
シェリー めぐみジャーナリスト、ミレニアル・Z世代評論家

NYハーレムから、激動のアメリカをレポートするジャーナリスト。 ダイバーシティと人種問題、次世代を切りひらくZ世代、変貌するアメリカ政治が得意分野。 早稲稲田大学政経学部卒業後1991年NYに移住、FMラジオディレクターとしてニュース/エンタメ番組を手がけるかたわら、ロッキンオンなどの音楽誌に寄稿。メアリー・J・ブライジ、マライア・キャリー、ハービー・ハンコックなど大物ミュージシャンをはじめ、インタビューした相手は2000人を超える。現在フリージャーナリストとして、ラジオ、新聞、ウェブ媒体にて、政治、社会、エンタメなどジャンルを自由自在に横断し、一歩踏みこんだ情報を届けている。 2019年、ミレニアルとZ世代が本音で未来を語る座談会プロジェクト「NYフューチャーラボ」を立ち上げ、最先端を走り続けている。 ホームページURL: https://megumedia.com

アメリカで胸を小さくする手術が急増している理由とは?

公開日: 更新日:

 2023年に行われた胸を小さくする手術は、19年から3万件増の7万6000件──。アメリカで胸を小さくする手術の増加が注目されています。

 アメリカ人にとって大きい胸は女性のパワーの象徴であり、母親のイメージ。実際、豊かな胸を望む女性は今も多く、豊胸手術の件数は1年間に30万件に達していますが、その数は減少傾向にあります。

 アメリカの名門病院のひとつ、メイヨー・クリニックのウェブサイトには、その理由について書かれています。いくつかを紹介すると、まず慢性的な背中、首、肩の痛み、胸の下の慢性的な発疹など、胸が大きすぎることによる体のダメージ。次に、セルフイメージの低下。さらに下着などのサイズが合わないこと。量販店のブラジャーはサイズの種類が少なく、専門店で高価なうえ気に入らないデザインのものを買うことになったりしがちです。

 胸を小さくする手術にはリスクもあり、日本円で120万円以上かかり、保険は適用されづらい。それでも手術に踏みきる理由について、ニューヨーク・タイムズのポッドキャストが興味深い分析をしていました。

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