超メモ帳（Web式）＠復活

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日本人の空気を読む文化やらなにやらについて。

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日本人の空気を読む文化やらなにやらについて。


ネットを彷徨っていると明らかに自分と意見が違う人がいて、罵倒してやりたくなる事は昔っから多々あるのだが、なーんというか罵倒するにしても芸が必要だし、なにせ自分の心が汚れる。汚いものを罵倒すると自分の手も汚れるものだし、できることなら相手をしない方が心静かに過ごす方法である。


しっかし、立場上しっかり批判をしておかないと自分の利益に関わるような問題もあったりして、この辺りどうするべきかと考えるもんである。なーんか仏教辺りでも相手に釣られて怒ったら相手の思うツボみたいな内容の話もあったりして、イライラするような奴に安易に反応をくれてやるのは相手に反応くれてやるみたいなもんで自分の利益にならねーみたいな事はある。だがしかし、公益性を害するような奴を放置するのは如何にすべきか判断に悩む。


まー、最近のコロナ禍で口汚く誰かを罵ってる連中というのは、自分が正義のつもりなのであろう。世の中に絶対の悪というのは存在せず、その人にとっての悪というのは違う立場の正義だったりして、世の中を広く理解するには想像力を働かせる必要があるのであろうな、と僕は思うのである。まぁ、最近のtwitterなんぞを観測していると口汚く誰かを罵りたい人が自己正当化をして周りを辟易させてたりしてなかなか世の地獄であるなと興味深く観察をしているけど。


でも、世の中には議論が必要な問題があったりして、誰もが空気を読んで口をつぐんでしまう社会というのは衆愚政治の最たるところであろう。だから正しいディベートが必要なんだと思うんだけど、こういう議論的な自己主張こそ日本人の苦手なもんだよなーとは思う。言い古された事ではあるが、欧米などでは学校などでディベートが教育されており、ちゃんと自己主張が出来ない人は馬鹿にされるという。日本的な空気を読む文化というのは特に問題がないときはツーカーで気持ちが通じ合うのであるが、問題先送りだったり忖度による隠蔽だったりだとかそういう悪影響が色んな所で出てくる。


なんか、りとさんもそんな事言ってたなーと思い出した。


rito.gameha.com


ナイナイ岡村さんの発言に関しては、僕的には愚にもつかねーなとは思うが、まぁままある事ではあるな。でも、ダチ公と居酒屋で内輪でダベってる時ならともかく公共の電波で発する話題でも無いだろう。まー、深夜ラジオというのは本来そういうシモネタやらヤバい話題をこっそり楽しむ場所であったのだが、今は社会の情勢が不味いのであろうな。世の中ではそういう不謹慎を取り締まる不謹慎ポリスが闊歩している状態なので、見つかると吊るし上げられて石打の刑に会うのだろう。


別に岡村さんを擁護するつもりもあんまりないんですよ。内容的にはコロナ禍で苛立ってる人たちの神経を逆撫でするような事も言ってるもん。でも、今の世の中の「空気を読め！」みたいな同調圧力バリバリの空気感も身体がむず痒くなるんですよ。なんか意味もなく「げつげつかーすいもくきんきん」とか「欲しがりません勝つまでは」とか「進め1億火の玉、燃え尽きるまで」とかをツイートとかしたくなっちゃうんですよ。


岡村さんの発言は空気を読み違えている以上に大して笑えるような事でも無かったってのが問題なのかなー？みたいな気もする。別に不謹慎ネタなど昔っから芸人はやっている人は色々と居るし、それでやり過ぎて謝罪するのを含めて芸の一部だったりするし、多分今回の話も相方の矢部氏の説教も含めて後々ネタとして消化されていくだろう。


それはそれとして含まれている社会問題どうするのかー？って事なんだけど、それこそこの問題を岡村隆史が深夜ラジオで解決策を出すような案件であるか？　いっちょガミで正義を振りかざして噛み付いてくる人はその正義感を果たせる舞台と相手で戦っていれば良いのであろう。空気を読めというのであれば自分も空気を読むべきだろうし、自分の正義感をすべてのものさしにして学級委員会みたいな事してんのもなんか嫌。


別に岡村隆史の発言を擁護するつもりもあんまりないけどな。完璧にクズの発言だし、ここだけ抜き出してtwitterとかで発言すりゃ燃えるだろう。でも、TPO的には別に間違ってる場所でもない。最近はサザエさんがGWに旅行の計画しているとかで燃えるらしいぜ？だから僕は色んな所が痒くなって「いのちをだいじにー」とか叫びたくなるのである。


なーんか、ダラダラと正義やらなにやら書いてきたけど、僕もあんまり人を笑わせるようなネタを書けるわけでもないし、炎上したらすぐさまごめんなさいをして記事を削除する覚悟もできている。でも、なんか今の社会情勢、大層息苦しい。日本人は自粛しろとお上から言われると本当に自粛しちゃうし、周りを監視し始めて空気を読み違えた奴にみんなして石をぶつけ始める文化ってのが嫌というほどよく分かった。

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