神が宿る神宮の森、
それは生命の源
⽬の前に広がる豊かな⾃然、それは⽣命の源です。神が宿る神宮の森は神域と宮域林に分けられ、皆様が参拝に訪れる神域の森林は神宮の尊厳を保つことを⽬的として⾃然の保護に努めています。
樹齢数百年ともいわれる巨⽊に囲まれた緑深い神域。
五⼗鈴川の澄んだ流れや、参道の⽟砂利を踏みしめる⾳、⿃たちのさえずりに⽿を澄ましながら歩みを進めるにつれ、いきいきとした⽣命の息吹を感じ、⾝も⼼も洗われることでしょう。
多種多様な動植物が
生息する豊かな森
神宮の宮域には杉や檜などの針葉樹と、楠や榊などの広葉樹が混在し、さまざまな動植物が生息する豊かな森が育まれています。宮域全体では動物約2,800種、鳥類約140種、植物約850種が確認されており伊勢志摩地方の自然のままの生態系が残っています。
参道からは水面を飛び交う鳥の姿や木々の合間を軽やかに舞う蝶、木の幹や根元に潜む昆虫たちを見ることができるかもしれません。耳を澄ませばカエルや虫、鳥の鳴き声などに気づくこともできるはずです。
また春には宇治橋周辺や神苑に桜が咲き誇り、秋には鮮やかな紅葉が山々を染めます。この豊かな自然は神宮に大いなる恵みをもたらし、人々の営みを見守ってきました。