CATEGORY【長澤まさみ】
人気ドラマ:【Fcast バラエティ視聴率速報】
都市伝説の女
都市伝説オタクの美人刑事・音無月子(長澤まさみ)がFBIから帰国!都市伝説が絡んだ事件を追う新しい部署「非科学事件捜査班」を設立し、警視庁に復帰することに!
【キャスト】
音無月子……長澤まさみ 警視庁捜査一課の刑事。26歳。都市伝説オタク。
勝浦洋人……溝端淳平 警視庁鑑識課員。25歳。所轄の鑑識を経て、昨年4月に本庁へ異動。
丹内市生……竹中直人 警視庁捜査一課の刑事。53歳。月子の上司。
柴山俊也……平山浩行 警視庁捜査一課、丹内班の刑事。34歳。
高田潤子……大久保佳代子 警視庁の鑑識課員。40歳。鑑識課
浜中彩乃……高月彩良 UIUに所属する新人刑事。23歳。
音無都子……秋月成美 月子の妹。19歳。大学生。
田村由貴……小泉麻耶 警視庁の交通課に所属する女性警察官。
牧原里奈……風間亜季 警視庁の交通課に所属する女性警察官。。
郷原祐一……宅間孝行 警視庁捜査一課・郷原班のチーフ。41歳。
武重治……伊武雅刀 警視庁の警視総監。58歳。
【スタッフ】
脚 本:後藤法子 倉持 裕 渡辺雄介 福田雄一
プロデューサー横地郁英(テレビ朝日) 遠田孝一(MMJ)浅井千瑞(MMJ)
演出 塚本連平 秋山 純(テレビ朝日) 星野和成(MMJ)小松隆志(MMJ)
【視聴率】
01 13/10/11【*8.4%】富士山編
【第1話ゲスト】須藤理彩、窪塚俊介
◇脚本 後藤法子◇演出 塚本連平
02 13/10/18【7.7】UFO編
【第2話ゲスト】酒井美紀、金子賢、長澤奈央、近江谷太朗、高木万平
◇脚本 後藤法子◇音楽 池頼広
03 13/10/25【7.4】13日の金曜日編
【第3話ゲスト】袴田吉彦、小島よしお、田中聡元、夙川アトム、尾崎右宗 ほか
◇脚本 福田雄一◇音楽 池頼広◇演出 塚本連平
04 13/11/01【7.5】三億円事件
【第4話ゲスト】市川由衣、瀬奈じゅん
◇脚本 倉持裕◇音楽 池頼広◇演出 星野和成
05 13/11/08【6.9】 トイレの花子さん
【第5話ゲスト】安達祐実、清水富美加、上間美緒 ほか
◇脚本 奥山雄太◇音楽 池頼広◇演出 秋山純(テレビ朝日)
06 13/11/15【*7.4】ロボット編
【第6話ゲスト】浅見れいな、大鶴義丹、矢柴俊博
◇脚本 渡辺雄介◇音楽 池頼広◇演出 小松隆志
07 13/11/22【*7.3】最終回ドラキュラ
【最終回ゲスト】高嶋政宏、小沢真珠、東風万智子、オダギリジョー ほか
◇脚本 福田雄一◇演出 塚本連平
☆Prime Video☆Amazon Music200万曲 人気ドラマ
【Fcast バラエティ視聴率速報】
カテゴリー::【長澤まさみ】
FBIに出向していた都市伝説オタクの美人刑事・音無月子(長澤まさみ)が一時帰国した。月子の目的は、富士山に関する都市伝説を語り合うシンポジウムに参加すること。月子はさっそく会場となる富士山麓へと向かう。と、そこへ警視総監になったばかりの武重治(伊武雅刀)が現れた。武は月子のため、警視庁内に都市伝説が絡んだ全国の事件を追う「非科学事件捜査班(略称:UIU)」を設立し、月子の上司・丹内市生(竹中直人)を班長に任命。月子はUIU設立にあわせ、警視庁に復帰することに。
その矢先、事件が起こった! シンポジウム当日の朝、25年かけて辿り着いた富士山の謎の真実を発表する予定だったUMA研究家・中野修二(瀬川亮)の死体が、本栖湖の湖畔で見つかったのだ。地面には中野の遺体を引きずった跡が残されており、樹海の方へと続いていた。しかも不可解なことに、中野の手の平には謎の赤い古代文字が…。遺体を発見した月子はその状況を確認するや、ある確信を抱く。
「この事件には富士山の都市伝説が絡んでる!」
中野は本栖湖で多数目撃証言のあるUMA「モッシー」を研究し続けていた男。彼はシンポジウムでモッシーの真実、あるいは富士の樹海で自殺を遂げられなかった者たちが暮らすと噂される“地図にも載らない村”の秘密を公表しようとしていたのではないか…。
月子はさっそく、帰国した彼女にいち早く会おうと駆けつけていた鑑識課員・勝浦洋人(溝端淳平)も巻き込み、捜査を開始。中野の自宅アパートから、25年つけ続けた日記のうち1カ月分だけが無くなっていることを発見する。そんななか、中野が事件の数日前、幼馴染の安田隆(窪塚俊介)と口論をしていたとの目撃証言が飛び出した。その証言内容から、丹内は2人が中野の婚約者・大西恭子(須藤理彩)をめぐって三角関係にあったと推理。男女関係のもつれによる殺人事件だとにらむ。だが、月子は頑として、富士山の都市伝説が絡んでいるとの線で捜査を続行。手掛かりを求め、遂には樹海へと足を踏み入れるのだが…!?
【感想】
今回は、本栖湖の「モッシー」の謎を追う月子。彼女がアメリカで上げた実績のために、彼女のパワーは、強力になり、「非科学事件捜査班(略称:UIU)」を立ち上げて、関東近郊が舞台だったこのドラマも各地の都市伝説にまつわる事件に、活動の幅が広がったらしい。25年目前に遭遇したモッシー目撃談の真実と殺人の謎をとくために動く、月子と勝浦のコンビはなかなか健在。いつもの捜査会議を月子のマンションでやるけど、いい感じのところで、お約束気味に妹が登場まで、前作とは変わらないところはいい。けど、高田潤子のキャラはほんとうにいるの?とは思ったりもする。無駄に時間を使ってる感はある。事件の方は、モッシーに取り憑かれた男が知った25年前の殺人事件の真実を、公にすることから起きた悲劇を描いているけど、恋愛よりも家族の中の過去の秘密を優先した女がドラマとして、ちょっと弱い気もするかな。それを事実をばらそうとする中野も、愛よりも自分の研究成果にこだわったから、しょうがないのかもしれないのだが、なんとも事務的な殺人事件と言う感じでだった。
もっと、ドラマを!と見終わった後、叫びたくなったけど、次回に期待したい。
第2話 UFO編
六甲山で車中から流星群を見ていた神戸市在住の夫婦、岩崎沙知(酒井美紀)と裕二(金子賢)が翌朝、はるか遠く離れた東京・羽田空港近くの路上で見つかった。しかも発見時、夫婦が乗っていた車の後部座席には、沙知の友人・堀美加子(長澤奈央)の刺殺体が…! ところが、岩崎夫妻は流星群を見始めてからの記憶を喪失。東京まで来た理由と方法についても、美加子の遺体についても、まったく身に覚えがないというではないか…。都市伝説オタクの美人刑事・音無月子(長澤まさみ)はこの奇怪な事件の情報を、独自ルートで勝手に入手。本事件がUIU(=非科学事件捜査班)の担当すべき事件だと考える。それもそのはず、羽田空港周辺と六甲山はともに、UFOの目撃多発地帯だったからだ!
まもなく公式に捜査協力要請を受けた月子らUIUメンバーは、岩崎夫妻の発見場所へ。鑑識係の勝浦洋人(溝端淳平)から、岩崎夫妻の車が購入後まもない新車であり、走行距離も神戸~羽田間に到底及ばないことを聞かされる。この情報を受け、月子は岩崎夫妻が車ごとUFOに誘拐され、羽田空港付近で解放されたと推理。それが事実であることを証明するため、捜査を開始する。その矢先、沙知と裕二によって描かれた記憶の断片がどちらも、エイリアンとバナナのような絵であることが発覚。月子はそこに、かつて「宇宙人に誘拐された」と証言したアメリカ人夫婦との共通点を見出し…!?
また時を同じくして、美加子の夫・龍太郎(近江谷太朗)から意外な事実が飛び出す! ある理由から、沙知が美加子を恨んでいたと思われる、というのだ。果たして、この事件は本当にUFOによる誘拐事件なのか、それとも都市伝説などとはまったく無縁の事件なのか!? 難航を極める捜査…。そんな中、岩崎夫婦から捜査をさらにかく乱する新証言が飛び出す――。
【感想】
柴山と丹内と月子の絡みは、柴山がUFOを信じかける演出は楽しかったりもするけど、今回ばかりは見え見えの展開すぎる気がしてならない月子の想像のUFOとかも、今一つ。いい加減さで楽しませようとするのはわかるが、意図が見えすぎつまらない。脚本も見え見え、演出も見え見えすぎる話でしかないところが残念。どう考えても、状況証拠から、トラックで運んで、羽田から飛行機で戻ったアリバイトリックもヒントありすぎだな。犯人の動機も、恋愛のもつれのように見せかけた夫の金絡み殺人とか、分り易すぎて....つまらない。都市伝説絡みなのかな~ともう少し思わせてくれないと、月子がいくら、都市伝説キタ━(゚∀゚)━!と言っても、虚しさが残る。
何しろ、もしかしたら都市伝説かも!と思わせるくらいの脚本じゃないと、気分が盛り上がらないドラマだけに、これだけわかりやすいと月子のがんばりについていけないんだよね。
けど、このドラマ推理を期待するものじゃないかな~。月子勝浦コンビのツンデレ加減がエンジンだったりもするから、そこに力入れて欲しいかも。
第3話 13日の金曜日編
とある13日の金曜日――。都市伝説オタクの美人刑事・音無月子(長澤まさみ)らUIU(=非科学事件捜査班)のメンバーたちが乗る車が、目的地であるキャンプ場へ到着する前に故障。クタクタになりながら歩き通し、やっとのことでキャンプ場に着いた月子らを、思わぬ事件が待ち構えていた! バラエティー番組のロケのため、13番ロッジに宿泊していたディレクター・清水政文(小島よしお)が、鈍器のようなもので頭部を殴られて死んでいるのが発見されたのだ。遺体発見現場には血で書かれた「あしべ アイ」というダイイングメッセージが残されていたため、捜査一課のエース・郷原祐一(宅間孝行)はADの芦部一平(夙川アトム)が犯人だと断定。だが、被害者を含むロケ隊の人数が13人だったことを知った月子は、まったく別の確信を抱く。
「間違いありません。犯人は…魔女です」。
月子の脳裏をかすめたのは…「キリストに魔女として追われたフリッグが13日の金曜日に、ほかの魔女を集めて悪事を働いていた」という都市伝説。清水も魔女フリッグに殺されてしまったのだと推理した月子は、またしても鑑識係の勝浦洋人(溝端淳平)を巻き込み、証拠を探そうとする。一方、はなから魔女の仕業だとは思っていないUIUの班長・丹内市生(竹中直人)は、芸人の原口キタロー(田中聡元)やプロデューサーの吉永(尾崎右宗)ら、清水と一緒にキャンプ場に来ていたメンバーの事情聴取を開始。ところが、国会議員を父に持つ仮面をかぶったアイドル・山内リンコ(???)に事情を聴こうとするも、マネージャーの成田公彦(袴田吉彦)に制止されてしまい、捜査は思うように進まない…。
そんな中、まさかの事態が発生する! ダイイングメッセージを改めて観察した月子が、あることを発見。それこそが「真犯人=魔女」だと証明している、と月子は主張するのだが…!?
感想
今回の脚本福田雄一だったので、都市伝説やトリックの味付けは激弱で、小ネタ連発で楽しんでもらいましよう!月子には、オイナリさんを連発させて、ほくそ笑んでるような脚本だった!福田さんが書いたので、仮面アイドルは、芸人だろうな~とは思ったけど、成田は、ハリセンボンな顔を確認して、殺人事件まで起こそうと思ったのか?アイドルって、顔だけじゃないけど、殺人事件を起こす原動力には、破壊的すぎる。
だいたいコレって今まで作り上げてきた都市伝説の女的なイメージからズレ過ぎてる話で、トリックもクソもなく、今や犯人役の定番となりつつある袴田さんを使ってる時点で、犯人も予想通りにまるわかりだが、コレはコレで、全く違ったイメージで考えれば、ありなのかな。もう推理ものでもなんでもないし、気楽に楽しんでくれればいいよ的な都市伝説の女なのかも。月子も「真犯人=魔女」という都市伝説?のに、いつもならこんなにこだわりすぎないんだよね。ダイイングメッセージといってるけど、あんな普通に名前を書くとかありえないし...。推理モノを脚本家なりにおちょくって自分流に書いたのかなと思いながら、見ていた。
第4話「三億円事件編」あらすじ
白バイ隊員に変装した犯人が巧妙な手口で、現金輸送車から約3億円を強奪──。かの有名な昭和の未解決事件「三億円事件」が発生した東京・府中刑務所裏の学園通りで、車に乗った弁護士・矢島直樹(遠藤たつお)が刺殺された。矢島は、資産家・奥田陽三郎(太田裕)から預かったばかりの現金964万1605円を持参していた。ところが、その現金が入ったカバンは犯人に持ち去られており、どういうわけか矢島の手は旧紙幣の五百円札を握っていた…。その事実を知った都市伝説オタクの美人刑事・音無月子(長澤まさみ)は、いきなり“とんでもない推理”を展開する。こともあろうに、被害者の手にあった五百円札が、三億円事件で盗まれた紙幣のうちの1枚かもしれないというのだ!
月子はさらに「三億円事件で強奪された金額を語呂合わせで読み解くと、犯人からのあるメッセージが出てくる」という説に絡め、今回奪われた金額にも事件の謎を解くメッセージが含まれていると確信。ところが、その矢先に資産家の陽三郎が病死してしまった! そこで月子らUIU(=非科学事件捜査班)のメンバーは、矢島が陽三郎から約1000万円を預かっていたことを知っていた4人から話を聞くことにする。その4人とは奥田家の長女・芽衣子(瀬奈じゅん)、次女・緑(江本純子)、三女・若葉(信川清順)、そして奥田家に居候しながら陽三郎の世話をしていた羽鳥花枝(市川由衣)。なんと、彼女たちから得られた様々な証言には、陽三郎と三億円事件を結ぶ“かもしれない”事実が多分に含まれていた!
もしかしたら、三億円事件の犯人は陽三郎だったのでは…!?
月子は鑑識課員の勝浦洋人(溝端淳平)を引き連れ、この仮説と三億円事件絡みの都市伝説を次々と検証していくことに。その末に彼女がたどり着いたのは“驚愕の事実”だった──。
感想
金曜の夜は、3億円事件が花盛り。クロコーチつながりで、この都市伝説ではないだろうけど、こちらも警察内部の犯行説という解釈で、なかなか楽しい内容だったかもしれない。裏口でほくそ笑みながら、ジュラルミンケースを受け取る花枝の引換券は、500円札なんだね。殺人事件の話自体は、姉妹間の相続争いにまつわるものだったけど、そこに月子が半ば強引な形でいつものように、3億円事件の都市伝説エッセンスを盛り込んで、解決していくけど、このドラマは、やはりストーリーがある程度しっかりしてるほうがいいね。けど、3姉妹の配役は、長女1人だけ華やかで、ほかは....な人たちでは、見てる方は誰が犯人だか明らかすぎって、ちょっと!とは言いたくなった。月子さんのとんでもない推理で、横道にそれながらも、なんとなく最後はちゃんとした推理を働かせるのが楽しいからいいけど。勝浦の助平な心が、月子の家に行った時に炸裂するのは、今回は、男性脚本家だから描いてくれたのかな~深夜にはいいテーストだった。今回は、話自体が都市伝説をうまく利用していて、良かったと思えた。
第5話 トイレの花子さん編
鑑識課員・勝浦洋人(溝端淳平)はある夜、芸能コースを有する女子校の前で、少女の叫び声を耳にする。声がした校内へと足を踏み入れると、恐怖に震える生徒の姿が! 彼女が指差した女子トイレの個室で、国民的アイドルユニット「六本木55」のエース・長谷川実希(上間美緒)の刺殺体を発見する。勝浦から連絡を受け、現場に向かった都市伝説オタクの刑事・音無月子(長澤まさみ)は、被害者の担任・戸島優奈(安達祐実)から事情を聴くことに。優奈によれば、事件発生時は芸能コースの3年生で毎年結成する特別ユニットのライブ・リハーサル中だったという。そこで、月子は遺体発見現場を改めることに。その場所は…なんと3階トイレにある3番目の個室だった!「実希ちゃんはトイレの花子さんに呪い殺されてしまったのかもしれません」
月子が言う「トイレの花子さん」とは全国に流布している都市伝説の主人公。学校の3階女子トイレの3番目の個室を3回ノックし、「花子さん、遊びましょ」と呼びかけると現れるという、赤いスカートを履いたおかっぱ頭の女の子のことだ。実は、事件のあった学校でも花子さんが出るとの噂があり、その正体はトイレで自殺した生徒の霊とも囁かれていた。だが、実希はその噂を信じず、件のトイレを時折使っていたという。
だが、月子の仮説を「そんなことがあるわけない」と一蹴する人物が現れた。同校の生徒で、「六本木55」と人気を二分するアイドルユニット「週末スターマイン」のメンバー・加賀美ユイ(清水富美加)だ。実は、ユイと実希は犬猿の仲。当然のごとく、生徒たちの間ではユイが犯人なのでは…との憶測が飛び交うことに。
その矢先のこと。過去の自殺事件について調べるため、校内の図書館を訪れた月子は、ありえない光景を目撃してしまう! 月子の視線の先にはあろうことか、窓から室内を覗く、花子さんとしか思えないおかっぱ頭の女の子がいた――。
感想
トイレの花子さんて、怪談であって、都市伝説?緩く考えれば都市伝説なのかな。トイレの花子さんをいう存在をかなり上手く利用して、ひとつの物語になってる感じがして楽しめる内容だった。最後のあの姉が「トイレの花子さん」というのはありがちだったが、本当の都市伝説というか?ホラーに月子も触れてしまうと、逃げ出すところは、なんだか可愛らしい。それにしても長澤さんが、コスプレしてしまうと、とんでもなく可愛くなってしまうもんだ。けど、今回の犯人でもあった戸島優奈が、「トイレの花子さん」よりホラーだったのは見逃せない。あの3Fのトイレの3番目の扉を、3回叩くと出てくるのが彼女で、長谷川実希とレズな関係というのは、なんだかな~と言う感じはする。けど、この都市伝説をこれだけうまく利用して、ありがちな展開だとはいえど、、ひとつの物語として、面白く仕上げてるところは、いいね。なにしろ、この枠なので物語は多少緩くてもいいけど、しっかりと都市伝説と月子、勝浦が活躍してくれれば満足だ。
第6話「ロボット編」
休日の東京・上井草駅──。ガンダム詣でに興じていた都市伝説オタクの美人刑事・音無月子(長澤まさみ)と鑑識課員・勝浦洋人(溝端淳平)に、ひとりの男が声をかけてきた。彼の名は井本廣幸(山本浩司)。毎週ガンダム・オタク仲間とともにガンダム詣でをしているのだが、その日に限って、仲間のひとりであるロボット工学の教授・貝原康介(矢柴俊博)が姿を見せないというのだ。嫌な予感がした月子は貝原の家へ。なんと浴槽の中で死んでいる貝原を見つけてしまう! しかも、浴槽の壁には赤い文字で「ハカセ ヲ コロシタ モウ ダレ モ ワタシヲ セイギョ デキナイ」との犯行声明が残されていた。
貝原の死因は感電死。壁に固定したパソコンが浴槽に落下し、漏電したとみられる。そこで、月子はUIU(=非科学事件捜査班)メンバー・浜中彩乃(高月彩良)に頼み、パソコンデータを復元。事件直前に被害者が何者かに送った「これより先の領域に触れてはならない」というメールを発見する。それは…人間と同等の感情を持つロボットの開発に成功して死んだといわれるロシアの科学者ボリコフの遺書と、全く同じ文章だった!
「この遺書は貝原博士も人造人間の開発に成功した証。間違いない。この事件、ロボットの都市伝説が絡んでる!」
月子は、世界的に有名な小説『フランケンシュタイン』の主人公・フランケンシュタイン博士のように、貝原博士も自らが開発した人造人間に殺されたと推測。まもなく、その推測を後押しするような証言が、貝原の助手・中迫初美(浅見れいな)から飛び出す。なんでも貝原の夢は、いつかガンダムのようなロボットを作ることだったというのだ! さらに月子は、貝原の友人である科学ジャーナリスト・瓜生一郎(大鶴義丹)から“驚くべき秘密”を聞き出すことに成功。そんな中、同じような犯行声明を伴う感電死事件が、全国各地で起こっていたことが判明し…!?
【感想】
まさかの7話終了とは、なかなか話が作りづらくなってたのかな?都市伝説じゃないんじゃないのと言う話も多かったから仕方がないいのか。今回は、ガンダムを絡めなくても、普通に作れる話だとは思うし、都市伝説って、人造人間?ガンダム?よくわからないし、やっぱり、都市伝説ネタっ切れか?それにしても毎週、月子の足は綺麗だが、事件もきれいなまとめで気持ちは良い展開だった。時間を置かない、多方面多発型だし、コレは単なる感電死事件じゃないのとは始まっから、思ったりもしたが、事故の裏に隠れた愛の形が、意外と、大人の恋愛の割に、清々しいものだったのがいい。なんで貝原の助手中迫初美は、
浴槽の壁は赤い文字で「ハカセ ヲ コロシタ モウ ダレ モ ワタシヲ セイギョ デキナイ」との犯行声明を書いたのか?そこには愛ある一つの思いが込められていた。ありもしないはずの人造人間の犯行に見せかけようと書かれたものというのはなかなか面白い。月子は、そんな思いを、小さな初美の反応から、見つけ出す。常識的な反応とは、真逆の反応。しかし、なんで瓜生が事件に絡んでくるのかと思ったら、ビックリな人造人間カップルを登場させるためとは、思いもしなかった。貝原の部屋のあの型枠には意味があったんだね。だけど、僕がガンダムみたいなロボットが動く姿を見ることができるのだろうか?夢があるような話で、楽しめた。
2013年11月22日
最終話 ドラキュラ編
ミュージカル『ドラキュラ』の開幕を2日後に控えた劇場の楽屋で、ヒロインを演じる女優・彩名りえ(大谷英子)の死体が見つかった。だが、死体の状態を見た鑑識課員・勝浦洋人(溝端淳平)は、たちまち恐怖を感じる。被害者の首筋には赤い点が2つあり、本来ならば頸動脈から大量の出血があるはずなのだが、現場には一滴の血も残されていなかったのだ! このあまりにも奇妙な状況から、都市伝説オタクの美人刑事・音無月子(長澤まさみ)は吸血鬼ドラキュラによる犯行の可能性が高い、と主張。意気揚々と捜査に臨む。
まず、月子らUIU(=非科学事件捜査班)メンバーは第一発見者のスタッフ・篠原真央(東風万智子)、主人公・ドラキュラを演じる大スター俳優・大河内英樹(髙嶋政宏)たちから事情を聴くことに。だが不可解なことに、りえと秘密裏に交際していた大河内からは、ショックを受けている様子が微塵も感じられない…。そこで、月子は大河内に張り付いて身辺調査を開始。大河内の言動から、彼こそが本物のドラキュラだと確信した月子は単身、大河内の自宅を訪れるのだが…!? 刻々と迫る公演初日…。そんな中、りえの代役を女優・春川諒子(小沢真珠)が務めることに決まった。ところがその矢先、身も凍るような出来事が起こる。諒子の楽屋にいきなり、死んだはずのりえが現れたのだ!
一方、警視総監・武重治(伊武雅刀)に呼び出された丹内市生(竹中直人)は、部下である月子に関する“内密の話”を打ち明けられていた――。
【感想】
ドラキュラって、都市伝説なのか?という気はするけど、もうこうなったら何でもありで、物語つくちゃえばいいかな。今回は、高嶋さんが大スター俳優・大河内英樹に扮して、エロドラキュラ男爵で大活躍。月子を部屋に誘ったりして、襲おうとしたり、彼女は現役警察官でしょ。けど、そのエロなドラキャラを巡る女の戦い?彼が大スターでいられるためにという女性の一途な気持ちが、もう一人の女性の命を奪うという結果で、事件のあらましは怨恨で意外と単純だが、ドラキュラのことが頭からはなれない月子とその愉快な仲間たちは、遠回りをしながらも、事件を解決する過程は、大河内のために話題作りをしたい犯人の思惑に乗せたり、セリフをすぐに覚えて、登場したりえの代役を女優・春川諒子の疑わしさというエッセンスを入れたりするところは絶妙かも。そこに、電気ショックから生き返った被害者りえが登場したりするところは、色々とツッコみたくなるけど、ゆるいあやふやなドラマなので、コレはコレでいいか!それにしても、月子と勝浦くんの関係は、何の進化もしなかったな。お約束の妹登場も貫き通したので、次回もあったりするのかな。けど、さすがに都市伝説のネタ切れはどうしようもないけど。それにしてもなんで最後は、中国だったのだろうか?
見事にあの地で月子の都市伝説達成で、終わりということなのか?
けど月子には会いたいかも。
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