CATEGORY【櫻井翔】THE夜会 SHOWチャンネル
人気ドラマ:【Fcast バラエティ視聴率速報】
『家族ゲーム』
フジテレビの水曜22時の歴史が変わる!
嵐・櫻井「家族ゲーム」変人家庭教師演じる
風変わりな家庭教師の吉本荒野が、高校受験を控える落ちこぼれの中学2年生を型破りな方法で叩き直し、一家の問題をも解決していく物語。
【出演】
吉本荒野 櫻井翔
沼田佳代子 鈴木保奈美 沼田家の母。一見、容姿端麗な良妻賢母
沼田一茂 板尾創路
沼田慎一 神木隆之介 文武両道の秀才ながら、実は心に闇を抱える長男
沼田茂之 浦上晟周
謎の女 忽那汐里
【スタッフ】
脚本 武藤将吾 映画「テルマエ・ロマエ」、ドラマ「電車男
監督 佐藤祐市 ドラマ「救命病棟24時」、「ストロベリーナイト」
編成企画 水野綾子
プロデュース 稲田秀樹
【視聴率】
01 13/04/17 12.0% 「君は成績を上げたいと思うかい?」
【脚本】武藤将吾 【演出】佐藤祐市
02話 13/04/24 13.7% 弟が家庭教師の犬になる!
【脚本】武藤将吾 【演出】佐藤祐市
03話 13/05/01 11.1% 誕生日会に家庭教師がクラス全員招待!
【脚本】武藤将吾 【演出】
04話 13/05/08 12.2% 弟の茂之がラブレターをもらう!
【脚本】武藤将吾【演出】佐藤祐市
05話 13/05/15 12.4% 長男・慎一は沼田家が生み出したモンスターだ!吉本に家族を殺された立花真希と知り合った慎一は吉本が沼田家をも崩壊させようとしていることに気づくが・・・?
【脚本】武藤将吾【演出】佐藤祐市
☆Prime Video☆Amazon Music200万曲 人気ドラマ
【Fcast バラエティ視聴率速報】
カテゴリー::【櫻井翔】THE夜会 SHOWチャンネル
吉本荒野(櫻井翔)は、沼田家次男・茂之(浦上晟周)が1週間続けて学校に通ったら家庭教師を辞めると約束。翌日、吉本は茂之の行動を監視するためか、早朝から沼田家に顔を出した。母・佳代子(鈴木保奈美)は、一刻も早く吉本を辞めさて欲しいと父・一茂(板尾創路)に訴える。だが、一茂は吉本との契約による違約金1000万円が気になって決断できない。長男・慎一(神木隆之介)にまで「何で中味も確認もしないでサインしたんだ」と言われる始末。そんな険悪な雰囲気の中、茂之が制服姿で部屋から降りてきた。驚きながらも、茂之の登校を単純に喜ぶ一茂。いつの間にか吉本のクビの話もうやむやになってしまい、佳代子の不安は募るばかりだった…。登校中、茂之は吉本が言った「俺、人殺したことがあるんだ…」という言葉がずっと気になっていた。怪しげな吉本を何としても辞めさせなくてはならない。再度、「1週間通学できたら本当に辞めてくれるのか」と吉本に確かめる茂之。吉本は約束は守ると断言するが、逆に出来なかった場合は新たなペナルティーとして「俺の犬になってもらう」と茂之に告げる。教室に入った茂之を待っていたのは、終わることのないイジメだった。それでも茂之は必死に耐える。一方、吉本は放課後にイジメグループを待ち伏せする。吉本は彼らに説教する…と思いきや、意外にも口にした言葉は「君たちの茂之へのイジメのやり方は間違っている!」だった。果たして吉本の真意とは…?
感想
吉本は、何を考えているのか?
茂之に対するいじめをもっと凄まじくしようとさえする彼の言動は、一瞬だが彼の目的が何であるのか?全く見えないものにしてしまう。ボロボロになりながら、それでも、吉本をやめさせるために、学校に行こうとした茂之も力尽きて、吉本の犬になることを認めてしまったが、そこから急展開する吉本のいじめ解決法は型破りではなく、至極、当たり前の方策なんだよね。さんざん集めたいじめていた資料を出して、それを公開するぞというだけ。それに、傍観者であっただけの生徒たちも巻き込んでいく。出来れば、あの担任教師も巻き込んで欲しかったが、仕掛けがあったりすると面白いんだけどね。家に帰ってきた茂之とタッチする吉本。二人の間には、強固な信頼関係ができたのか?けど、あの日あの時から、クラスの誰も茂之に何もできなくなったのだけは確かだ。手荒な手法だったが、スッキリするものでもあった2話の展開は、なかなか面白い。
いじめの現場を見ていながら、何も弟のためにできなかった兄は、彼なりの頭で、吉本を追い込もうと彼の正体を、追及しようとするが、あんな正攻法が、通用する相手と思ってしまうところが吉本的「いいね~」なカモかも。一見すると、”家族”のように見えるけど、本当は、自分のコトしか考えてない人々の集合体でしかない沼田家をどう揺さぶっていくのか?父・一茂は若い謎の女性浅海に言い寄られて、有頂天。その光景を感じていながら、キリキリになる母・佳代子。この謎の女の存在は、吉本とのつながりがありそうだが、彼がどう、この家族をこの家族を操っていくのか?興味が尽きないドラマになっていきそうな感じが、早くもしてきた。
【第3話】
夜の山道で車を運転する吉本荒野(櫻井翔)。助手席に座る沼田慎一(神木隆之介)は不安が募る。吉本と名乗るこの家庭教師は、東大の卒業アルバムに写っていた人物とは別人だった。吉本は慎一に「自分のストーリーの一部を教えよう…」と告げ、とある病院へと車を走らせていた。
訪ねた病室には"吉本荒野"という患者のプレートがあった。吉本は、生命維持装置につながれたこの患者こそが本当の"吉本荒野"であり、自分の弟なのだと、その隠された事実を語って聞かせる。にわかには信じがたい慎一だったが、嘘とも思えない。最後に「あなたの本当の名前は?」と聞く。吉本は「…雄大だ」と答えた。慎一はこの話を茂之(浦上晟周)にだけ伝えた。
そんな子供たちをよそに一茂(板尾創路)はご機嫌そのもの。浅海舞香(忽那汐里)との出来事を思い出しているのだ。佳代子(鈴木保奈美)は、そんな一茂にイライラを募らす。
一方、登校した茂之は、吉本からの「遺書」の脅しが効いて一変したクラスの雰囲気に驚く。吉本は、いっそクラスメイトを招いて茂之の誕生会をやろうと言い出す。戸惑う茂之だったが、吉本の命令は絶対だ。吉本は、家族それぞれにも協力を依頼する。
次の日の夜、舞香が一茂の忘れ物を届けに沼田家にやって来た。一茂は慌てて帰そうとするが、吉本が勝手に家に上げてしまい、夕食をともにすることに。しかも吉本は舞香を誕生会に誘う。
吉本はいったい何を企んでいるのか?
【感想】
悪魔が来たりて、笑顔する。あの笑顔の奥底にある狂気とも、計算高さともまだ判断がつかない"吉本荒野"の中の闇。本物の吉本荒野との関わりは、なんとなくみえたけど、彼の母親は、"吉本荒野"に何を脅されているのか?彼は、被害者の会まで作られるような存在みたいだが、彼の周りで何が起きていたのか?茂之の周りの生徒達も操り、茂之は追い詰められ、吉本の前に完全に犬として、ひれ伏してしまった。完全掌握された茂之の心は、勉強に向かうのか?それとも何に向かうのか?しかし、おじさんが知ってた茂之の秘密基地を、全く知らない兄、けど、こんな兄弟は普通にいるとは思うけど、兄は理想を語った。けど、そんな彼を吉本は、何もしていないのに、理想を語るな!と一喝したところに、このドラマの本質が見えたりする。砂上の楼閣のような沼田家を壊して、何を創りあげようとしているのか?それとも、ただ破壊するだけなのか?家族ゲームの骨組みを残しながら、新たなる手法で、物語を作り上げているところに、なんとも言えない面白さを感じる。
「いいね」という吉本の言葉に隠れた恐怖の先に、何があるのか?わからないまま、次に見えてくるゲームの行方が気になってしょうがない。完全に見せかけだけになってしまった沼田家の夫婦関係の隙間に、吉本は巧妙に入り込んでいきそうだが、どんな目的が!そして舞香の存在は何なのか?このドラマに対して、興味は尽きない
第4話
吉本荒野(櫻井翔)への疑いを拭えない沼田慎一(神木隆之介)は、インターネットに『吉本荒野を訴える会』というサイトを見つけた。慎一がサイトの管理人に相談があるとメールを送ると返事が来た。慎一は吉本の今までの悪行を訴え、家族を救いたいと伝えるが、管理人から「あなたには頼れる人間がいない」、それどころか「茂之(浦上晟周)の心配などしていない」と見抜かれてしまう。そして「本当に孤独なのは慎一自身ではないか?」と。 一方、佳代子(鈴木保奈美)との関係が悪化する一茂(板尾創路)は、その引き金となった浅海舞香(忽那汐里)との盗聴テープの出所を吉本に尋ねる。吉本は部屋に落ちていたテープを拾ったことを認め、何らかの操作ミスで茂之の映像に重なってしまったのだと詫びた。だが、その一方で佳代子には自分が盗聴して録音したと告白する。旦那さんの浮気が許せず、佳代子の為に取った行動だったと。双方に都合よく振る舞う吉本…。
そんな時、茂之が学校で真野さくらという女の子からラブレターをもらう。それを知った吉本はモーレツな応援を開始する。女の子の好みをすべて調べてファイルを茂之に渡し、ラブレターの返事も書き、デートのセッティングまでしてみせる。
どうにか茂之がデートの約束を取り付けてくると、次に吉本が取った行動は…またも破天荒だった。吉本は一茂の目の前で佳代子にこう言ってのける。
「お母さん、今度、一緒にデートしません?」
感想
吉本荒野、原作とも以前のTVシリーズとも遠いイメージの人物。策略を用いて、沼田家を混乱に陥れ、人の心を弄ぶ、そして彼は慎一に、「家族ゲーム」をしていると告げる。そして真一の裏に現れたマキという謎の女性は、まさしく、浅海舞香。あの女性は、何者なのか?吉本も彼女のことを知ってるわけで、彼とつながりがあるとは思っていたが、彼と敵対するようなサイトを作っている。多くのことが今のところ読めないが、吉本が苦しむ過去の断片は、彼の記憶という形で、さらに覗くことができた。あの少年は、謎多き吉本荒野に多大なる影響を与えている。全ての謎を解く”鍵”?あの少年は、何者なのか?
なんとか彼に対抗しようとする慎一は、協力者を得ることに成功するけど、それさえも全て吉本は、読んでいるかのように振る舞う。携帯もパソコンも壊して上で、金さえも支払う彼の狙いは....。そして壊れかけた母親は、自分で向いてないけど、やりたかった?株の世界に。コレは沼田家が壊れている過程なのか?それとも...。すべての謎が見えない中、茂之だけは前向きに変化を遂げていくところが、なんとも皮肉だ。恋人まで手に入れた彼は、さらに強化されていきそうだが、そこだけは、吉本にとっていいことなのか?茂之は壊れてから再構築され、大きく変わったが、コレも狙いなのかな。何しろ続きが気になるドラマだ!
【第5話】
吉本荒野(櫻井翔)の教え子である茂之(浦上晟周)の成績が著しく上がり始めた。勇気ある愛の告白が成功した真野さくらの存在も影響してか、勉強に積極性が出てきたせいだ。その一方で、兄の慎一(神木隆之介)は成績も下がり気味な上に、部活動も休みがちになっていた。
実は、慎一は『吉本荒野を訴える会』なるサイトの管理者、立花真希(忽那汐里)と頻繁に会っていた。真希は自分の家族がどんな方法で吉本に追い込まれ家族崩壊に至ったかを慎一に語る。借金苦による一家心中。それはまるで今の沼田家を彷彿とさせる内容だった。ショックを隠せない慎一…。
まさに佳代子(鈴木保奈美)がその餌食となりかけていた。一茂(板尾創路)への愛情が一気に冷めた佳代子は、急激に株投資へとのめり込んでいた。
そんな時、茂之は真野さくらに呼び出されて衝撃の告白を受ける。さくらは幼馴染の園田のことも好きだと言う。自分ではどちらかに決められないので、次回の模試で成績が良かった方と恋人として付き合うのはどうかと提案する。園田はすでに承諾しており、茂之も勝負を受けるしかなかった。早速、茂之は事の成り行きを吉本に話し、「打倒、園田!」へと燃える。
一方、真希と共闘して吉本を攻略することにした慎一だったが、その行動は吉本に見透かされていた。そして、慎一の元に見知らぬアドレスからメールが届いた。そこには父・一茂と浮気相手の舞香=真希のキス写真が添付されていた−−−
【感想】
吉本の中で何が始まったのか?あからさまにステージが変わったような気さえする。あの校舎で行われた真剣勝負。自分の腕さえ投げ出し、力ずくで慎一に突き刺させたその意味は?
「想像力だよ、慎一くん」
吉本は冷たくつぶやいた。彼が言った痛みや辛さ、苦しみさえも想像できないこの世の中にいるモンスターたち、人の思いを踏みにじりながら、増殖していく。他人のことなどどうでもいいという人々が、吉本をこの世に産み落としたのか?そのことを、身を切って、切々と語っていく言葉の中に、人の思いが詰まっているようにさえ感じれる。似た経験をしたように見える立花真希に慎一は、初めて人とシンクロしたといった。今回の目標は、まさにそれなのか!立花真希と吉本がつながっているのか?それはまだわからない。彼の口から出た3年前の真実は、本当なのか?次から次へと仕掛けられていく、沼田家崩壊のシナリオだが、一度崩壊した茂之は、見事に生まれ変わり、新たなる”沼田茂之”、人の心が通じ合える人間になった。吉本が今回仕掛けたさくらによる罠は、まだ仕上げではないにしろ人として必要な仲間を与えた。さくらと語る吉本の言葉の中に愛を感じられた。
今進行している母の崩壊、子供のことより世間体ばかり気にする彼女の与えたシナリオは、刻々と消化されている。彼女にとって、夫が浮気したことが重要じゃないんだろうな。そのことが世間に広がったと言う事実が、彼女を壊している。彼女も崩壊してしまうのか?全てのミッションの先に見える、沼田家の姿が楽しくなってきた。人はどうしたら劇的に変われるのか?来週、沼田家の光景はどう変化しているのか?ほんとうに楽しみなドラマになってきた。
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