オルトロスの犬 滝沢秀明主演 錦戸亮 全10話視聴率 感想



CATEGORY【滝沢秀明】家族の旅路
人気ドラマ:【Fcast バラエティ視聴率速報】
公式サイト/相関図
竜崎臣司  滝沢秀明 手を触れただけですべての傷や病気を治す特殊能力を使い、“神”になろうとする悪のカリスマ
碧井涼介 錦戸亮 錦戸は手を触れただけで人を殺す能力を持つが、優しく繊細な性格
長谷部渚 水川あさみ女性刑事。押しの強い性格で組織に反した単独行動を取ることも
八乙女光 山本龍二 原田夏希
忍成修吾 波瑠 柴俊夫 六角精児
佐々木蔵之介 高畑淳子
プロデューサー:三城真一、那須田淳、松原浩  
脚本:青木万央 ワーナー・ブラザース映画ライターズワークショップ
演出:加藤新、今井夏木 音楽:井筒昭雄
アメリカンTVドラマのようなスピードサスペンス
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カテゴリー::【滝沢秀明】家族の旅路

オルトロスの犬 滝沢秀明主演 錦戸亮 視聴率 1話から4話 感想 コメント 
第1話 7/23 11.4% 神の手の悪魔VS悪魔の手の天使!No.1スピードミステリー日本上陸
脚本:小林雄次、青木万央 / 演出:加藤新 
第2話 7/31 *9.4% 生かすか殺すか究極の選択
演出:加藤新
第3話 8/07 *8.3% 母か、刑事か
演出:今井夏木
第4話 8/14 *8.6% 衝撃!二人の過去」
演出:今井夏木
第5話 8/21 *7.4% 暗殺者
演出:加藤新
第6話 8/28 *6.7% 裏切者
演出:今井夏木
特別篇 9/04 *7.3% オルトロスの犬・緊急生放送特別篇
第7話 9/11 *7.0% 非常事態
演出:加藤新
第8話 9/18 *6.8%「兄弟~感動の最終回SP!前編」
演出:今井夏木 吉田健
最終回 9/25 *9.5%「感動の最終回SP!生か死か!神と悪魔の真実…衝撃!涙のラスト
演出:加藤新、今井夏木
第5話
▽碧井(あおい・錦戸亮)が絶命させた覆面男は、沢村(佐々木蔵之介)の部下だった。その一部始終をモニターで見ていた沢村は、碧井の力は理想的な兵器だと碧井に話し、自分に協力するよう迫る。そんな中、竜崎(滝沢秀明)は、総裁選で若年層から票を取り込みたい榊(さかき・高畑淳子)から、歌手・レイ(平原綾香)の病気を治すよう告げられる
感想 
やはり、一つ思うのは、竜崎臣司は、何か理解しがたいことが多すぎるカナとは思う。彼の思いや考え方、なんで、無罪なのに10年も刑務所で服役したのか?彼がケガを治したりする基準とかわかりにくすぎる。それがどうも思いつきの行動にしか見えないと言う感じになっているのはどうかとは思う。小出しにでも、彼が考えていることが見えてこないと、すこしまずいかなと今回は思った。碧井が、今回、かなり急激に雰囲気を変えたのは注目かな。今までの弱々しい高校教師の面影を、みじんも見せずに、沢村と組むことによって、生まれ変わったのか?殺人鬼?になったのかと思わせるギリギリの所を演じている感じが注目かな。熊切は、本当は海に落ちただけ?それとも殺されたのか?全く分からない予告にしたのはよかった。
第6話
▽警察庁警備企画課に異動になった渚(なぎさ・水川あさみ)は、沢村(佐々木蔵之介)から竜崎(滝沢秀明)の警備を命じられ困惑する。一方、息子の勝(八乙女光)が殺されたと竜崎から聞いた善三(柴俊夫)は、ベアーズ製薬の汚職を、翌日の会見で公表すると発表。沢村は榊(さかき・高畑淳子)と話し、会見の場所に碧井(あおい・錦戸亮)を差し向ける。
感想

長谷部渚って、面白い奴だな。この人がやることは、行き会ったりばったり、面白いくらい考えがぶれまくり、人をドンドン不幸にしていく。柴田って、脚本上、必要性がなくなったから、事前に何の前ぶれもなく、もなくとんでもない死に方をさせられた感がありありすぎて、哀れだが、そんな彼を「助けてよ!」って、渚は竜崎に懇願するなんて、なんじゃそれ!彼女は母としての強さは見せていたのに、知人の死に直面すると弱さからぶれるのは分からないでもないがなんか違うかなと感じさせる。その点碧井は何があろうとあまりに考えがぶれないとことはいいな。自分の意志をハッキリ持ち、自分がどうなろうと、沢村さえも相手にしない。それに碧井と相対峙するシーンで、竜崎が自分の存在というものを世間に生放送で、公表した展開は面白い。それに、竜崎の意図としているところ、彼の思いがすこしずつ見え始めてのは、いいかな。それに、彼がケガを治したりするのかの基準が、何となぼんやりとは見えてきたのは、悪くないかな。ケガや病気が治って「幸せか?」と渚に問い続ける竜崎の思いは重い。
碧井と竜崎に関しては、心が見えてきて、悪くないのだが、渚がドンドンかわいそうな人にしか見えなくなってきているのは、悲しい。誰かを引き立てれば、こういう人が出てきてしまうのは、しょうがない?いや、そこをどうにかうまくやれたら、面白いドラマになるんだろうけど、なんだかな~って感じにしかならない。渚の役は、やはり、強引にでも納得させることができる経験値が高い女優にやってもらうしかなかったかなと考えてしまう。ここまで派手にやると、なかなかそう言う役をやる人はいないかなとは思うのだが...。
特別編
総集編だが、初めて、スピードサスペンスと言う感じがして、面白かった。2時間ドラマなら楽しめるんだろうな。無駄な設定を省いて、これくらいの高速展開すれば、考える隙を与えず面白いドラマだったかも。
第7話
▽腹を刺された沢村(佐々木蔵之介)の傷を治した竜崎(滝沢秀明)は、自分の手は病気が治せると公表する。その後、警察に「竜崎に患者全員を治療させなければ、美澄総合病院を爆破する」との電話が入る。爆破予告を知った患者は“神の手”を求め、病院に殺到。騒ぎを知った竜崎は病院に向かおうとするが、渚(なぎさ・水川あさみ)に引き留められる。
感想
第8話
▽竜崎(滝沢秀明)の“神の手”にすがる患者たちが立てこもる病院で、竜崎が熊切(八乙女光)に刺された雪江(朝加真由美)の傷を治した。その後、竜崎は自らパトカーに乗り込み、拘置所の独房へ戻る。そんな中、渚(水川あさみ)は、沢村(佐々木蔵之介)から、今回の爆弾事件を仕組んだ真犯人を見つけるよう命じられる。
感想
このドラマの感想は、なんだろうな~と言った感じで書きにくい。何でもありな感じになって、何となく見ている感じだ。それに、運命に弄ばれている二人の兄弟の過酷な運命が、あまりスリリングではない脚本なので、残念だ。スピードサスペンスと言う割に、すべてがもたついているのもどうなのだろうか?
最終回
▽最終回 竜崎(滝沢秀明)、碧井(あおい・錦戸亮)、教会の神父・史明(ふみあき・平田満)は、沢村(佐々木蔵之介)の策略による爆発に巻き込まれた。竜崎は瀕死の史明に救いの手を差し伸べず、史明は亡くなってしまう。沢村は碧井に、竜崎を殺すよう命じる。そんな中、竜崎は世間に「“神の手”を封じる前に、希望者全員を治す」とメッセージを送る。
感想
「治す代わりにあなたは何をしてくれる」という竜崎の求める答は、自分の力を消し去ってほしいと言うことは、分かっていたが、竜崎は、最後は、この力には限りがあって、消耗品だと考えたのかなとも思ったがよくわからない。実際は、それをかなえてくれるのは弟でもある碧井しかいないと言うことだった。それで、なんでビデオを流したのか理解しがたい。こんな人たちがいたら、こんなことが起こるかなと言うことを描きたいのかもしれないけど、それにしては、このドラマの登場人物のすべての行動が理解しがたい。理解しがたいから、感情移入できない。話の世界にも入り込めない。意外性のあるストーリーという前に、登場人物が理解できないと、本当にどうしようにもないな。完全に脚本に、思いがこもってなく、思いつきで書いた脚本に、出演者が振り回されただけだった。設定も、力を使うにしても、竜崎に足かせをつけないと、どうしようにもない。渚は、刑事じゃなかった方がよかったし、沢村の設定は、公安にはこんな奴がいるとでも言いたいのかと思わせたいのか?これだけじゃなく、文句は色々あるドラマだったと言うことだけは確かだ。最後に、みんなの人生がこう変わりましたというのもいらないかな。脚本が酷すぎたら、演出もどうしようにもなくなるな。
 最終的に考えると、このドラマは、出演者が罰ゲームにあうドラマだった感じがする。
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コメント

私はこの作品を面白く読みました。
読んだ、というのはこの脚本は、そもそも演じるように書かれていないんじゃないかと思ったし、オープニングの独白からして「書き言葉」だと思ったからです。
いっそのこと、このお話を「読んで」みようと・・・。
ページを繰るように見進めて、文語体のセリフが活字で画面に浮かんでくる感じさえしました。
このバーチャルな「脳内世界」では、作品の非現実感が薄まっていって結果、集中できたのはよかったです。
現実との乖離に見ていて悩むこともなくなりましたし。
あらゆる悪人が善人になっていくくだりもあっけなく読み物っぽかった。 同時に、設定としては悪くないのに映像として立ち上げた時にどうなるか、効果を考えてないのかと感じてしまう箇所もありました。
たとえば病弱な子を抱えたシングルマザーが話を牽引していく、という着眼点はとても面白いのに、人物象が魅力的に描けていないので感情移入しづらい点。 先輩刑事との駆け引きの場面など、活字で読んだら核になるテーマが読み解けるのではないかと思うのですが、映像は意図とかけ離れたものになってしまっているようで、メッセージを伝えてないと思います。

完結している脳内世界でも、「特殊」から「普遍」を生み出せたなら、異なる地平に立つ者にも届けられるものがあるんんじゃないかと思います。
表現されているものはすべて、その「普遍性」を獲得することを目指しているんじゃないかとも思いますし。

このお話は結局何だったんだろうと思うと、特異な兄弟が親和を経て救われ、周りの人たちも変わっていって救いがあったという話だったのかなと思う。
善と悪の相克といえるほど描かれておらず、救いがあったのは当人と周囲の一部の人たちのみで、なにか問いかけやメッセーッジがこちら側に投げかけられた感じはなかったです。

個人的には、こういうジャンルの本を好きで読んでいるので、見る本みたいに楽しめたし、水中映像も美しく、ダムの造形美を背景に繰り広げられるやりとりも、いっとき活字から離れて見てました。
「ここと地続きのどこか」につながっていくようなラストもそれほど悪くなかったと思いますが、最後に伝えたかったことがメルヘンに近いものになってしまったのはとても残念です。
苦悩を描きながら痛みが届かず、作品の主題も判りづらかったのは、「普遍性」に辿り着く何かが足りなかったからだと思います。
脚本を書いた方々には、ご苦労さまですと言いたいですが、これは脚本ではもはやなかった。小説のようだったと伝えたい気もします。
滝沢さんは難しい役柄を魅力的に演じていたと感じます。 錦戸さんの泣きの演技、佐々木さんの狂気の目、高畑さんの熱演も印象的でした。八乙女さんが自然でした。  皆さん、またちがう作品であえたら素敵です。

途中で見るのが億劫になってしまい、今日、やっと録画していたものを最後まで見たのですが・・・本当に出演者にとって罰ゲームのようなドラマでしたね。だれが、どのようにこの脚本にオーケーだしたのでしょうかねぇ。

多分、去年の夏の「魔王」の2番煎じでDVD収入をゲットしたかったTBSさんとカッコいい悪役という言葉に騙されたジャニーさん事務所と、双方が騙されてしまった形になったんじゃないかなぁ。。。脚本持ち込みした奴だぁれだ?って感じですね。

最後はコメディーとしてみてました(爆)。

子供が考えた漫画のような
幼稚なドラマで残念でした・・・。

子供(小学生中学年くらい?)なら、満足して見れるかも?

子供の頃に見た、大映ドラマ的な雰囲気で(つっこみどころ満載)なんとなく最終回まで見てしまいましたが。
番組HPを久しぶりにチェックしたら、「スピードサスペンス」とはどこにもなかったですね  ん!?
アメリカスタイルのスピード感あふれる脚本で、サスペンス要素もある…と聞いたような気がしますが、(雑誌などで?)文言ではキーワードは「スピードミステリー」。
第1話のタイトルは「・・・スピードミステリー上陸!」

なーんだ、それで!!と合点しました。
サスペンスとは疾走感がちがいすぎですし、伏線が多くて分かりにくいのも、主人公がはっきりモノを言わなくてナゾかけみたいで若干イラッとさせられるのも、織り込み済みなんじゃ!?  早く言ってよ!

「スピード」ってうたうほど目新しくはないですけど、「ミステリーファンタジー」のド真中ではあるなあ・・・と

この回は、謎が解き明かされて、分散していた点が線へつながった所もアリ、主人公がより人間性を示していくような予感もアリ、蒼井と竜崎の緊密感がいっそう増して…と、内容も収束に向かっていってる感じで、私は面白かったです。
思いっきり文語体の、竜崎の抑揚のない長セリフから解放されたのもヤレヤレでしたし笑 タッキーご苦労さまでした
伏線が回収されていく過程で、もしかしたら…?と思ったのは、竜崎が無実の罪で、服役していたのは、二宮に反旗をひるがえしたことが結果的に、人の命を救わなかったことになり、贖罪の意味もあったのかと、感じたのですが…。
どうなのでしょう
彼の閉ざしたこころは、蒼井の存在に揺さぶられて、緩み変容していくのか、変容にみえて、彼自身の素養に立ち返るということなのか。

最終回は謎解きだけでなく、気持ちを動かされる何か、痛み、苦さ、陰影、よろこび、希望、、etcを投げかけてほしいです。

個人的嗜好ですが、教会で美形二人が組んず解れず絡むところはかなり楽しかったので、サービスショット~♫♪と思いつつ、リピートしています hhh~



今回はカタルシスを感じました。
ストーリーは複雑で分かりにくいところもありましたし、
演出も患者さんのひっ迫感があまり伝わってこなかったり、反対に過剰に感じるところもあったり…で、どうかなと思う部分が結構あって、課題は全くない訳ではないのですが、
竜崎が自分の意思を、はっきりと表明したのは今回が初めてではなかったかと。
前回の、渚の懇願にこたえるシーンでのやりとりなど、少しずつ彼の考えが表に出てきて、それが問題提起にもなっているので、このドラマの方向性が見えてきたような感じがします。
欲望(それが善意や愛から生まれているものだとしても)に絡み取られそうになっている人々をみていると、
もしかしたら竜崎の言っていることのほうが正しいような気持ちになってきます。
彼と相対する人は、自身の心の奥と同時に相対する、そんな構図を描きたかったのかと。
蒼井と竜崎の関係性がより、緊密になったような印象です。
つまり、同質であって、光の加減、光の当たり方で異なるものにみえるというか。
主軸が描かれようになると、周辺のキャラも際立ってきて楽しいです。 佐々木さんや高畑さんが本領を発揮していて、静かな熱気ある現場を感じます。
亮ちゃん、インフルエンザだったんだ涙 ご苦労さまです
スタッフさんもマスク姿で、大変そうですね。 時間制限があって無理と思いつつ、キャストさんスタッフさん、時々お休みとりながら、がんばっていただきたいです。

管理人さんのコメントに同意です。。
やっぱりサスペンスは、タイトな情報量で丁度いい…と思ってました。
ただ、このドラマはファンタジーの要素もあって…難しいバランスではあるけど…
主役二人の絡みはきっちり描くとして、あとはタイトに…というのがいい…?
水川さんは、話の進行役を負わされていますが、違う立ち位置が向いていそう。
渚的な、狂言回しは絶対必要なんでしょうか?
もっと自然で必然的な、エピソードの連続で魅せてほしい、と思ったりします…。
尺も短くなり、ギリギリでやらざるを得ないんなら、それを逆手にとって、思いきりよく編集したらどうなのかな…
欠点はいろいろあるけれど、なにか惹かれるこのドラマ。
ウラに強力な番組を持ってこられて苦しいですけど、小細工ではなく、大きな運命のうねりを感じさせてくれるような、骨太感を期待しています。
竜崎は世紀の大悪人なのか、温かい心を秘めた哲学者なのか、 蒼井との過去の関係も気になる。


共感的理解
人が創ったものを人が演じる。作り手と演じる側にもそれぞれ解釈があり。だから,それを観る側の人間は両者に対して共感的な理解のもとで観るのが一番いいと思います。自分のイメージするものと違うと??と思いたくなりますが……。私自身は滝沢さんのファンですので,数字が獲れなくて苦戦するのも成長の糧となると信じて,応援を続けます。がんばれ!(いろいろな感想を書いてくださる方は,それだけ,きちんと観てくださっているという証だと思っています)
今回は、私も管理人さんの意見と同じで、竜崎の意図が少しずつ見えてきて、やっと話が廻りはじめた感がありました。
渚の案件とか(あえて案件と呼ばせていただきますが笑)、取りあえず脇に置いといて、やはり主人公の竜崎の存在が薄いとお話にならないというところはありますね。
最初こそ「悪のカリズマ」という感じで登場してきたのに、カリスマと呼べるような、絶対的な存在感がだんだん薄くなっていったような…。
一つには、彼のからかうような発言や態度は確かに露悪的ですが、行動は、醒めたキリストというかまっとう、という所でしょうか。
悪の権化のようなイメージから、見る側は、情報の修正を余儀なくされて…。
救済の前に、相手の心の内側、揺れを見通すように問いかけをする、 最終的な選択を相手に委ねるのは時に残酷であるけれど、彼の考えそのものは冷酷とも、間違っているとも思えない。
相手の葛藤の大きさと、竜崎の存在感が連動しているような印象がある。
つまりは、竜崎は相手の心の奥を映す鏡のような存在だと…。

相手が揺れ葛藤するほど、対峙する竜崎は、存在感を増すけれど、一方でなんら葛藤を抱かない人間は、欲望をどんどん増大させていく。
回が進むに従って、竜崎の周りの奴らは肥え太るのに、竜崎自身の印象はなにか、希薄になっていく…そんな恨みがありました。

今回は、竜崎の意図がぼんやりとですが見えてきたことで、彼自身の輪郭が濃くなったように感じられました。
発言には納得できる共感できるものが感じられますし、ブレがないという点では蒼井とも通じます。 カリスマを標榜するだけの「絶対的魅力」が彼にないと、説得力も生まれないですが、だんだん竜崎の内側に興味が湧いてきました。
彼の中に影を落としているなにか・・・
時々出てくる幼いころの記憶の断片…? 
これから面白くなってきそうな予感、しています。
竜崎と蒼井…、コインの面のように離れずかっちり対峙すると、やはり見ていて楽しい。俄然面白くなりますね。
渚は…あまり喋らなければ、いいかも…。
か、からまわってる?
先週の様に錦戸くんペースで進めてくださるとまだよかったのですが、今週は「?」が多すぎたような。

たぶん、視聴者を泣かせるつもりだった柴田刑事(演技はよかったのよ)の死に際までも「シラァ~」っと感が漂ってしまって、今週一番面白かったのは竜崎さんの父親が誰だったかがわかったことでしょうか・・・少なすぎるよぉ。

題材は悪くないと思うの。脚本と役者さんの3割を変えればおもしろくもなると思うのだけど。。。なんでこうなっちゃったんだろう?
「翼をください」を聴いて思わず、某アニメ映画を連想してしまいました。 歌っているのがレイ、まわりを見渡せばシンジに渚って(偶然でしょうが)…その作品中の曲のイメージが大きすぎました。
傷つけられたコドモ。 戦うことを運命づけられたコドモ。 この曲の挿入はそれを意識してだったのか?と思ってしまいます。
それとも 「かなしみのない自由な空へ」? 
 
シンジの内的世界が、実感として伝わりにくかったです。
こちら側は、頭の隅で、ああこういうことかと、ぼんやりと認知するだけで、彼の痛みを共有できない。

竜崎は、「指輪物語」での指輪のように、自分の「力」は人々を狂わす…と呟く。この力のせいで、周りは、自分は…と。
棄てられたコドモ。  裏切られたコドモ。 
痛みは考えることじゃなく、感じること  自分の奥深いどこかから発せられる。 彼の告白を聞いて、彼の痛みは知ったけれど。

脚本も演出も、観念世界に沈んで、自己完結しているように感じます。
完結してる本だったら、人が演じる必要などない。 それを読ませればいい。
本来感じないはずのものを感じて、見えないはずのものを見て…自分が追った活字の中は、内的世界の領域だけど、外的世界の中にも、同じような感覚を得られる場所があって…。
他者の肉体や声を使って、その世界を伝えようとする演劇。
演技の醍醐味はそれだと思うけど・・・

このドラマは紙ベースの世界をそのまま動かしてるみたい。 例えると動く紙芝居というか・・・。
役者さんは、息をして、陽が射せば足元に影も出来・・・のような「存在感」をあえて、出さないようにしている演出なのかと。
この「記号がたくさん出てくる世界」にちょっと閉塞していたら、少しずつ話が絡んできて廻り出し…、ほっとしました。

見る側がカタルシスを得るのは、同化できるから、ではないのかな。
なのにここでは、書き込みすぎて、シンクロする余地がない。 見る側が感じたり、浸ったりする行間が、ない。
スピードという言葉に惑わされて、何も描けていない。疾走しながらも、主人公の痛みに同化できた、映画のボーンシリーズみたいなものが描けないなら、さっさと看板を下ろして、ファンタジーを腰を据えて、きっちり描けばいいのに。
悪魔と神という、キリスト教世界観に裏打ちされたハイファンタジーの世界を、何の宗教的葛藤もない、日本でどう形にしていくのかな。と思ってはいたけど。
だけど、一教師の蒼井の存在があって、彼の痛みを描くことにより、その世界のとっかかりを掴めそうだし、両者はコインのように一体で離れられない。 ゲド戦記のような世界が描けるのかと連想して。
「闇」はこころの内に潜み、蝕み、もう一人の自分を作り出す。 その「影」を追って追われて…というような
終盤では、そんな感じも漂っていた。 だから、これからなのかな、とも思いたいです。
存在感のある役者さんが揃っているから、「記号がたくさんいる世界」ではなく、息をして、陽が射せば足元に影が出来るひとをみたいと思う。
竜崎と蒼井のなかに、自分と同じものを見出せたら、もっともっと引きつけられると思います。







竜崎の翼
謎は多いですが、今回竜崎のセリフひとつひとつから悲しみが伝わり、竜崎をこの悲しみから救ってあげたいと思いました。あの病院での翼は何を意味するのでしょうか?余りに印象的で美しいシーンに、録画しなかったことを後悔しました。竜崎には、死なないで幸せになってもらいたいです。しかし、ますます面白くなってきましたね!!

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