浜崎あゆみに「今も40代が救われている」深い理由 「タモリも絶賛」令和もあゆが求められている
浜崎あゆみの歌は、忘れたと思っても、心からふと音漏れしてくる――。平成の歌姫として日本中の注目を集めた1990年代後半から2000年代初盤はもちろんだが、年齢を重ね、中年層になった今、改めて「あゆの歌に救われている」という人は多いのではないだろうか。
朝ドラ『おむすび』で注目された『Boys&Girls』
現在放送中のNHK連続テレビ小説『おむすび』でも、彼女の楽曲が登場し、大きな話題になっている。
橋本環奈演じる結が、ギャルのチーム、ハギャレンと交流する2004年は、1990年代後半から突如火がついたギャル文化の過渡期。浜崎あゆみのシングルでいえば、32th『Moments』、33rd『INSPIRE』、34th『CAROLS』の頃だが、ドラマでフィーチャーされたのは、1999年のブレイク曲、『Boys&Girls』だった。
10月14日の回では、ハギャレンがこの歌をカラオケで歌い、リサポン(田村芽実)が、浜崎あゆみについて、こう力説するシーンがある。
「あゆの歌はギャルにとって救いやけん。あゆの歌詞には、『孤独』とか、『居場所がない』とかいう言葉がよく出てくるんやけど、でも最後には、必ず『傷ついても生きていこう』ってやさしく背中を押してくれると」
その派手で独特な仕草や格好から誤解されやすいギャルたちの心に寄り添う言葉。なるほど、ドラマ内に出てくるギャルの掟その2「他人の目は気にしない 自分が好きなことは貫け」と、〈輝きだした僕らを誰が止めることなどできるのだろう〉と叫ぶこの歌は、なんともぴったりだ。
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