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「タヌキの聖地」群馬県館林市をブラリ散歩の巻<後編>つつじが岡第二公園など

今回も今年3月に訪問した館林の面白スポットをご紹介していきます(◎_◎;)
後編は、館林市役所近くの「つつじが岡第二公園」をブラリ


「タヌキの聖地」群馬県館林(たてばやし)市をブラリ散歩
後編 明治期の洋風建築「旧上毛モリソン事務所」や
    旧藩主秋元家の「旧秋元別邸」のある
      つつじが岡第二公園を訪問


撮影:2023年3月6日 Canon PowerShot G3X


▼つつじが岡第二公園アクセスマップ (GoogleMapより作成)
※スイマセン「たてばやし」の漢字変換が間違えていました。正しくは「館林市」です!

館林市つつじが岡第二公園アクセスマップ


1 茂林寺を出て、「城町アンブレラスカイプロジェクト」を観ようと思って市役所まで来ましたが、とっくに会期は終わっていたようです(^▽^;) 市役所の玄関にも信楽タヌキが並んでいました。さすが、館林市です。
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2 旧上毛モスリン事務所と田山花袋旧居がある、館林市第二資料館を訪ねました!
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3 ここでビックリ!大変重要な事に気が付きました。ゲートが閉まっているではありませんか!そうです、訪問日は何と月曜日だったのです(^▽^;) ここに来るまで全く気付いていませんでしたぁ
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4 ということで、塀の外からの撮影になりました(笑)
 実は、この後の科学館や記念館など全て定休日ということで、情けない💦

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5 「旧上毛モリソン事務所」です。ご覧くださいこのチャーミングな建物!素敵でしょう(*^^*)
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※旧上毛モスリン事務所:
 明治41年から43年にかけて建てられた木造二階建の擬洋風建物で、上毛モスリン株式会社の本館の事務所として使われて来ました。上毛モスリン株式会社は明治中頃、館林周辺の技術的伝統である機(はた)業を活かして設立された会社で、近代産業のひとつとして町の発展に大きな影響を与えました。(機織物業の会社で、最盛期には2,000人の従業員が働いていました)
 この建物の特徴は洋風建築発達時の技法が取り入れられていることです。尺貫法を用いた入母屋造りで、内部構造は小屋組を基本とした和風の建物ですが、シンメトリー式(左右対称)の外観、張り出しの浅い屋根、上下開閉式の窓、柱・階段の手すり・天井などに見られる意匠等に洋風建築の要素がみられ、館林における当時の建物の発展の様子がうかがわれます。設計者、施行者は不明です。昭和54年市役所庁舎の建築に伴い、この地に曳移転しました。(館林市オフィシャルサイトより引用)




6 正面(南側)からの風景です
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7 側面(東面)の眺め
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8 正面二階部分の拡大 入母屋の屋根と装飾、上下開閉式の窓、および窓枠の飾りが実に素敵ですね。
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9 玄関ポーチ部分の拡大 屋根は銅板葺きです
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10 第二資料館とは道路を挟んで反対側の南にあるつつじが岡第二公園にある、「旧秋元別邸」(きゅうあきもとべってい)です
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※日本遺産「里沼」構成文化財の中へ2023年の特別企画。館林の文化遺産の室内を観覧し、庭を眺めながらお食事を楽しむ限定プランをご用意。
徳川家康に仕えたお殿様の、最後の住み家 館林藩の最後の藩主「秋元家」の別邸は、明治末期から大正初期に建てられたもの。主屋は木造平屋建て・瓦葺きの入母屋造り、離れ座敷の洋館は昭和初期に東京の本邸から移築されました。
((株)まち研オフィシャルサイトより引用) こちらは建物内には通常は入れないのですが季節限定で、地元料理店が食事を提供(予約制)し、内部の見学もできるようですね!


11 現地解説板
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12 旧秋元別邸 玄関部
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13 同 玄関軒下
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14 同上 北側
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15 同上 南側(庭側)
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16 同上
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17 同上
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18 同上 西側
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19 離れ座敷に作られた洋館は、昭和初期に東京の本邸から移築されたものだとか
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20 西側の窓
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21 北西の角に作られた蔵
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22 「秋元春朝(はるとも)投網の像」 館林藩藩主の家系、秋元春朝の像であります。大正8年(1919年)建立、毛利教武(もうりのりたけ)の作
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23 解説板
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24 「八幡宮」 もともと戦の神様、城の守護神として館林城内の八幡郭に奉られていたもの
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25 八幡宮拝殿
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※三間社流造、銅瓦棒葺、正面千鳥破風、正面1間軒唐破風向拝付

26 解説板
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27 八幡宮拝殿
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28 八幡宮狛犬
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29 館林城溝状遺構 道標
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30 館林城本丸の土塁あと 本丸の南側にあった土塁の一部をみることができます
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31 解説板
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32 「向井千秋記念こども科学館」
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※向井千秋記念こども科学館オフィシャルサイトへ


33 直径23m(県内最大だそうだ)の巨大ドーム型プラネタリウムの外観はまるで土星?のようにも見える
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34 玄関外部にあるオブジェ!
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35 良く見たら、やっぱり「ぶんぶく茶釜」じゃぁないですかぁ(◎_◎;)
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36 子ども科学館の隣にある「田山花袋記念文学館」 ここも外観だけね~(◎_◎;)
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37 同上
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38 館林市第二資料館内に移築されている「田山花袋旧居」 門の外からの撮影です!スイマセン(^▽^;)
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39 同上
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40 駐車場の横にあった「館林市花菖蒲園」です
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41 さすがに3月じゃぁ、何も無い(笑) 
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※ということで!月曜日定休日にブラリ散歩してしまったので、内部を観ることができないという大失敗!
まぁ、近いうちにリベンジだぁ!行けるかなぁ?(^▽^;)
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コメント

Re: 圧巻のタヌキたち

星谷 仁 さん!こんにちは!

コメントありがとうございました。さすがタヌキの「聖地」というくらい圧巻のタヌキたちでした(笑)

子ダヌキのコブまでご覧いただきありがとうございます。どうも、後日撮影された映像を見ると睾丸が肥大しているようにも見えます。タヌキの○○「八畳敷き」というのは、由来がわかなないようです(「たぬきの本」里山から街角まで、村田哲郎ほか、共和国出版)。星谷さんの「新説」は意外に盲点だったかもしれませんね(^▽^;)

浮世絵のタヌキたちは、実に愉快に豪快に生きていて、実際人間生活の近くにいたことが想像できますね。(*^^*)!!

圧巻のタヌキたち

魅惑のタヌキ・シリーズ、堪能させていただきました。タヌキ像にはそれぞれに味がありますが、これだけ集結していると圧巻ですね。
前の記事の仔狸のコブ──気になりますね。タヌキにしばしばコブできるものなら、それが大きくなると巨大な陰嚢と誤認されることがあったのではなかろうか?……それがタヌキ像の巨大な陰嚢につながったのでは……?
──などと変な想像が働いて、ここ数日、想像を巡らせていました(妄想の内容は僕のブログに投稿しました)。
過去の記事【浮世絵でタヌキはどう描かれたか(お笑い編だぁ)の巻】もあらためて拝見し、大変興味深かったです。

Re: No title

バケツさん!こんばんは!

確かに群馬県というのは、西の方の方からは半端な位置?!にありますね(^▽^;)

旧モリソン事務所は、当時としては最先端の織物機を使った大きな会社だったようですね。(その事務所です)

色使いも可愛いし、きっと働いている人たちも、こんな事務所に通えるなんてウキウキだったのではないでしょうか?

今の時代は、自宅でオンラインで仕事が出来ちゃうし、事務所にお金を使うのはありえないのかなぁ??(◎_◎;)



Re: タイトルなし

大原かずのり さん!こんばんは!

さすがに館林市はタヌキに敬意を持っておりました(笑)

モリソン事務所は、「洋風」の建築物なのですねぇ。この「擬洋風」と言う表現も面白いのですが!

あくまでも西洋の建築様式にあこがれて造られた日本の建物なのでしょうか。

川越の「洋館」建築を探っても、当時の日本の大工さんたちがこぞって西洋建築を研究して国内の建築物に取り入れていたことが分かります。

大原さん宅も見て見たくなりますが(^▽^;) 涼しくなったらリベンジして内部の見学を実施したいと思っています!(*^^*)

No title

こんにちは。
館林かー。
群馬県ってほぼ行ったことがなくて、
というか東京から北にはほとんど
行ったことがないんだけど。
旧上毛モリソン事務所、おしゃれですね。
デザインも凝ってていいけど
色使いもなかなか素敵です。
中に入れなかったのは残念。
どんな感じだったんだろう。
職場の建物がこんな建物だったらと思うと
なんか今のオフィスビルとは違う感覚になりますね。
こういうオフィスが現代にもあっていいと思うんだけどな。
レトロオフィスなんて、今後流行りそう(笑)

こんばんは!
夕陽に照らされた信楽狸の表情にまず惹かれました(;^ω^)
せっかく来たのに見れない残念な気持ちはわかります(-_-;)

擬洋風建築は好きですね!完全な洋風建築よりもなぜか惹かれるものがあります。
離れが洋風は、当時としては最先端だったんでしょうね。そこまでできなくても部屋の一室だけ洋間、これは我が家もそうしてます。まあ比べるのもおこがましいですが(^o^;)
土星外観のプラネタリウムも素晴らしい。

またリベンジして下さいね(^^)

Re: 狸の聖地

BUSYBEE-GAEI さん!こんにちは!

丁寧に見ていただいてありがとうございます。館林は今でこそ見どころの一杯のエリアですが、昔は茂林寺やヘルスセンターなどのある東京近郊の田舎の手軽な観光地(東武も力を入れていた)だったのではないでしょうか(^▽^;) 街おこしという点でも、当然これを利用しない手はないので、ぶんぶく茶釜の館林と言うコピーを未だに使い続けています(それにしても、もう今の人たちはぶんぶく茶釜を知らないだろうね)

田山花袋は「田舎教師」などの作品が有名な、自然主義の確立者と言われる作家ですが、どうも文字を読むのが苦手な私としては正直、食指は動かないため隣の旧モリソン事務所や旧秋元別邸の方へ眼が行ってしまいました(笑)

旧秋元別邸は、通常内部を一般公開してくれていないので、花や紅葉の時期にだけ食事つきで公開されます。う~ん、5,000円の料金は安いのか高いのか(^▽^;)です。まァ、私はパスかなぁ! 

Re: No title

たいやきさん!こんにちは!

見学施設や史跡と言う意味では第二公園の方が充実していますね。確かにツツジが有名ですから当然です。

館山城関係の史跡や、近くには鷹匠武家屋敷、また地元の方には忘れてはいけない足尾鉱毒事件の田中正造記念館など半日では足りないくらい見るべきものがあります。夏の内にいけるかなぁ?気温を見ると躊躇しているこのごろです(笑)

No title

つつじが丘公園に何度も行ったことがあるのに、第二公園には行ったことがありませんでした。
こんなにいい場所がたくさんあるのですね。
何となく科学館と古い建物があるという知識はあったのですが。
やはりツツジだけを見て帰っていました。
完全に見落としていました。
今度こちらを訪れるときは第二公園中心ですね。
同じくリベンジです。

狸の聖地

「旧〇〇」を訪ねての旅は楽しいものですよね。それにしても遠いし、広いし、外出には覚悟が要ります( ´艸`) 狸の聖地、まさにその通りなんでしょうね。そもそも狸の生息地についての情報がないので、山?どんな山??と思いながら読み進めました。
田山花袋の小説は高校生の頃にちらりっとしただけで、文学史上、有名な方と知ってはいてもどっぷり読むには至らず。こちらにご縁のある方だったのですね。花の季節とは異なる風情で建物に目がゆきます。

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季節の野草や身近な自然の写真のご紹介、トレイルランやポタリング、マウンテンバイクの記事、掘り出しモンCDアルバムなど音楽の話題、美味しい日本酒や蕎麦について、最近は庚申塔・石仏・富士塚・力石など石や塚などにも興味津々!とりとめのない記事ばかりですがよろしくお願いします。

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