朝日の記事は事実と異なる(その1)

それにしても朝日の記事は事実と著しく異なります。

東京弁護士会に所属する小倉秀夫さん(37)のブログに寄せられるコメントの数は多いときでも月に20前後だった。それが昨年2月初め、10倍近くに急増した。
 普段はIT関連の問題について考えを掲載している。そこに、他人のブログに攻撃コメントをしつこく投稿する行為をいさめる意見を載せた。その直後のことだった。


小倉秀夫の「IT法のTop Front」は2004年10月に開始。
2月以前、30以上コメントが寄せられたエントリー(スパムコメントは除く)

●残念!!(2004年11月26日)
(備考:はてなの住所登録義務付け案を撤回について)コメント数33
●日本共産党はなぜドアポストにこだわるのか?(2005年01月13日)
コメント数82
●blog主の個人情報を電子掲示板等に勝手に公開する行為の法的問題(2005年01月15日)
コメント数30
●共用スペースと住居侵入罪(2005年01月17日)
コメント数51
●NHKにおける匿名告発(2005年01月18日)
(備考:若隠居氏初コメント。俺も初コメント)コメント数75
●切り札はぎりぎりまで切らないのがずるい大人の心得(2005年01月24日)
(備考:若隠居氏のコメント削除される。)コメント数64
●公開フォーラムとしてのテレビの機能と政治家の器量(2005年01月30日)
コメント数104


2月以降

●「不快」なものは「不快」なのです。 (2005年02月06日)
コメント数31
●政府高官がNHKをコントロールすることは放送法の趣旨に反するか(2005年02月08日)
コメント数45
●他人のblogを閉鎖に追い込むことはむしろ恥ずかしいことだ(2005年02月09日)
コメント数142
●カミングアウトして下さる方を求む(2005年02月10日)
コメント数200
●続・カミングアウト募集(2005年02月10日)
コメント数210

以下略


「多いときでも月に20前後」というのは明らかに間違っています。
また、ブログ開設時(2004年10月)よりも、時間が経過すれば、読者数は増えていることが推定されます。ちなみに俺がこのブログの存在を知ったのは2005年1月16日のエントリーを読んだときです。
また、共産党関連のエントリーのコメント数が多いのは、「右翼的な考えに基づく意見」のせいではありませんね。
そして、「他人のブログに攻撃コメントをしつこく投稿する行為をいさめる意見を載せた」その直後ではなく、
それ以前、すなわち「朝日新聞」の「NHK従軍慰安婦番組改編報道」に関するエントリーのコメント欄が既に賑わっていたことも朝日の記事を読んだだけではわかりませんね。その後、有名ブログや2ちゃんねるに取り上げられて、注目されるようになり、読者数は飛躍的に増えたと思われます。読者数が増えればコメントが増えるとは必ずしも限りませんが、考慮する必要があるでしょう。