LINN CLASSIK MUSICの修理 シーズンⅤ ーその2ー

今日の天気は午前中は曇り空でしたが、午後は、雨が降り出しました。それでも午前中は最高気温が30℃もあり、とても蒸し暑かったです。
さて、今日の話は、昨日に引き続き『LINN CLASSIK MUSICの修理 シーズンⅤ』で、今日はその2となります。前回は故障部分のチップダイオード、チップ抵抗を除去し、パターンのみしました。今回は、基板を1000番の耐水ペーパーで研磨を行い、故障個所を見つけます。

1.基板を研磨し、レジストを除去する
故障箇所は、チップ部品が除去出来ましたので、基板だけになりました。これで障害物が無くなりましたので、1000番の耐水ペーパーで基板を研磨し、レジストを除去しパターンが見える様にします。

見つけました。ここのパターンが切れています。ここが原因ですね。

2.パターンの浮きの対策
1)パターンの剥がれ
電解コンデンサの電解液漏れは、パターンを溶かすだけでなく、基板とパターンの接着の不良も出てきます。
なので2カ所は剥がれています。

2)パターン剥がれの対策
それでは剥がれたパターンを接着します。

3.部品の半田付け
それでチップ部品を半田付けします。

1)チップ部品半田付けの下準備
まずはチップ部品を半田付けする前にパターンの下準備を行います。

2)チップ抵抗の半田付け

3)チップダイオードの半田付け

4)ジャンパーの半田付け

5)電解コンデンサの半田付け

6)完了!
切れていたパターンも補修し、半田付け完了です。

4.仮組付けと動作確認
それでは、仮組付けして動作を確認します。

1)仮組付け

2)動作確認

電源ON!



やったー!
きちんと『Stby』表示になり、メイン電源がONになりました。
見事復活です。
次回は、組付け仕上げを行います。
お楽しみに!