都道府県別公民館数

文部科学省の社会生活基本調査から公民館数の都道府県別ランキング。ここでは同調査の「公民館」と「公民館類似施設」の合計を比較している。

全国の公民館数は14,841軒で、人口10万人あたり11.68軒。が最も多いのは長野県で人口10万人あたり72.63軒(偏差値85.8)。2位は山梨県で61.43軒。3位以下は山形県(45.51軒)、徳島県(43.52軒)、秋田県(36.27軒)の順で長野県が全国平均の6倍以上と突出している。もともと「公民館」とは社会教育のための施設で、自治会のための施設である「自治会館」とは別物であるが、長野県では公民館が自治会館を兼ねているため軒数が多くなっているようだ。なお、自治会館の数については全国的な統計はなかった。

一方、最もが少ないのは東京都で人口10万人あたり0.90軒(偏差値37.4)。これに神奈川県(1.85軒)、静岡県(2.70軒)、大阪府(3.12軒)、千葉県(5.05軒)と続いている。

分布地図を見ると都市部で少なく地方で多くなっている。

相関ランキングでも人口集中度と負の相関があり、人口が集中した都市部で公民館が少なく、人口がまばらな地方で多い。