都道府県別外国籍高校生

文部科学省の学校基本調査から外国籍高校生数ランキング。学校基本調査では外国人について「日本国籍を持っていない者。二重国籍者は日本人として計上。」と定義されている。

全国の外国籍高校生は17,105人で、高校生1000人あたり5.86人。外国籍中学生は中学生1000人あたり10.21人となっており、外国籍高校生は外国籍中学生の半分程度となっている。高校進学時に帰国するケースもあるだろうが、ほぼ全員が高校に進学する日本人と比べると半分程度の進学率となっているようだ。

外国籍高校生が最も多いのは三重県で高校生1000人あたり18.28人(偏差値79.5)。2位は群馬県で16.09人。3位以下は山梨県(13.37人)、高知県(13.36人)、静岡県(12.98人)の順。一方、最も外国籍高校生が少ないのは佐賀県で高校生1000人あたり0.36人(偏差値40.4)。これに鹿児島県(0.38人)、秋田県(0.44人)、熊本県(0.49人)、岩手県(0.49人)と続いている。

上位は外国籍中学生や外国籍小学生と似通っているが、4位の高知県が目立っている。高知県の外国籍高校生は220人で、そのほぼ全てが明徳義塾の留学生と思われる。一校が全県の数値を押し上げている格好だ。

マイナビ　学校法人明徳義塾

在校生徒は中高合計約900名。内8割以上が寮生として在籍しています。また全体の3割が海外からの留学生です。

分布地図を見ると本州中央部に外国籍高校生が多い。

他との相関では在日外国人や外国籍中学生、外国籍小学生と正の相関があり、在日外国人が多いところに外国籍高校生が多い。