都道府県別大学院生数

文部科学省の学校基本調査から大学院生数の都道府県別ランキング。

全国の大学院生数は272,566人で、人口100人あたり0.21人。最も大学院生が多いのは京都府で0.68人。2位は東京都で0.56人。大学生数では2位だった京都府が大学院生数では東京都を逆転し1位になっている。3位以下は石川県、宮城県、徳島県と続いている。一方、最も大学院生が少ないのは福島県で人口100人あたり0.06人。これは震災後の数値であり、震災の影響で福島県の大学院に進学する学生が減少した可能性も考えられる。

分布図を見ると、旧帝大がある地域以外にいくつかの県が上位に入っている。それらの県には大学院生が多い大学があり数値を押し上げているようだ。

相関ランキングでは若手医師数と正の相関があるのが興味深い。大学院生が多いところ=高等教育が充実したところと考えると、技術を研鑽したい若手医師がそういったところに集まっている可能性が考えられる。