都道府県別にんじん生産量

農林水産省の作況調査よりにんじん生産量ランキング。にんじんは農水省でまとめている主要13野菜(じゃがいも、だいこん、キャベツ、たまねぎ、白菜、トマト、にんじん、きゅうり、レタス、ねぎ、なす、さといも、ピーマン)の中で7番目の生産量で、年間60万トンが生産されている。

1973年以降の生産量の移り変わりを見ると

と、ほぼ横ばいとなっている。生活の洋食化が進んでいるが、洋食にもマッチするにんじんは安定した需要があるようだ。

農業就業人口100人あたり生産量1位は北海道で155.58トン。2位は徳島県で137.56トン。3位は千葉県で117.89トンと、この3道県の生産量が多い。

総生産量で見ると1位は北海道が17.3万トン、千葉県が11万トン、徳島県が5.3万トンと上位3県で全生産量の半分以上を占めている。

これら3産地は季節をずらして生産しており、北海道は夏から秋にかけて、千葉県は秋から冬、徳島県は端境期の春ににんじんを生産している。