北へ。~Diamond Dust Drops~ 第01話 「~函館~ 茜木温子 前編」
「北へ。~Diamond Dust Drops~」は美少女ゲームを原作としたアニメです。
タイトルから連想されるように北海道を舞台にした作品になっています。
数人の女の子が順番にメインヒロインを担当しながら、それぞれ2話完結の
オムニバス形式で描かれているのが特徴です。
私が知っている作品では「センチメンタルジャーニー」に近い感じでしょうか。
ちなみに私はセンチメンタルジャーニーのゲームは遊んだことがありますけど、
この「北へ。」の原作は未プレイなのでアニメ版しか予備知識がありません。
とりあえずこれから夏の季節に合った作品ということでピックアップしてみます。
OP曲は、ファイブスピリッツが歌う「ホップステップジャンプ」です。
物語の舞台は函館。
茜木温子という実家で鮮魚店のお手伝いをしている20歳の女性がヒロインです。
函館生まれの函館育ちだから生粋の函館っ子ですね。
明るくお客さんに声を掛けたりしていたからさすが商売人といった感じがします。
温子は魚の注文を受けて旅館まで配達をしに行くのですが、そこの支配人の
神宮司実さんという男性と許嫁の関係になっていたから驚きです。
でも温子が彼に対して素っ気ない態度を取っていたから冷たいですわ。
彼女の「携帯電話が嫌い」という言葉がまるで「彼が嫌い」という気持ちを
意思表示しているようにも感じられました(汗)
許嫁同士なのに溝が出来ていたから気になりましたよ。
このまま結婚したとしても幸せな新婚生活は迎えられそうにないでしょうね。
どうやら温子のお父さんはすでに他界してしまっているようでした。
こうして悩み事があれば天国のお父さんに打ち明けているのでしょうね。
どうせならお母さんに相談すればいいのにと思ったのですが、この母子を
見ていると相談出来るような雰囲気にならなさそうだから仕方ないかな(苦笑)
まぁ母子で言い合いをするほど仲が良いといった感じなのでしょう。
とりあえず、今の温子はまだ20歳だから結婚に前向きになれないみたいだ。
ただ、今のままでは神宮司さんに失礼だから、気持ちをはっきりさせないとね。
温子がお店の常連客の倉田譲治という40代の男性を見かけて声をかけていました。
ジャズのCDを貸し借りしたりしていたのでとても親しい関係ですわ。
温子が婚約者の神宮司さんよりもこの倉田さんを慕っているようにも見えましたよ。
アイキャッチはメインヒロインと北海道の名所が窓越しに描かれています。
今回は函館の名所の「ハリストス正教会」と「五稜郭タワー」でした。
温子は倉田さんの家にまで荷物を運んであげていました。
男性の家に入るのは初めてだから緊張するというものなのかもね。
でも、婚約者がいてる身で他の男性の家で2人きりになるのはマズいかも(苦笑)
そりゃ温子のお母さんだって下手に噂にならないように心配するものですね。
あと、北海道が舞台なので牛乳プリンというものが名産なのかもしれないけど、
さすがにラーメン屋さんでプリンを食べるのって違和感があると思う(笑)
「諦めることはいつでも出来る。でも一度失ったものは二度と返らないんだ。
思い出も何もかも・・・・・・。」
「倉田さん・・・・・・。」
温子の鮮魚店は銀行への借金の返済で手放さざるを得なくなりそうでした。
利息を払うのにも困っている状況を考えると店を続けるのは難しそうかな。
しかし温子にとってはお父さんの形見ともいえる大切な店だから、そう簡単に
売却したくない気持ちも分かりますね。
結婚の悩みだけじゃなく、お店の悩みもあるのだから大変そうでした。
だから、今の彼女にとってはそれらの問題と関係ない倉田さんといるのが
心の安らぎとなっているようにも思えます。
「せっかくですけど私、まだ結婚するなんて決めてないし、実さんにそこまで
お世話になる理由もありませんから、これ以上口出ししないでください。」
神宮司さんがお店を買い取って借金の返済をする事を申し出てくれます。
しかし、温子は引っ叩いて断っていたから厳しい子だよ。
でも確かに彼はあまり温子の心情を理解していないところがありそうだなぁ。
ガンダムで例えれば、カムラン・ブルームさんと重なって見えますわ(^ω^)
普通ならこれで婚約破棄のフラグが立ったも同然ですね。
「神様ってどうしてこんなに不公平なんでしょうね。」
温子は足をケガしてしまったので、配達を倉田さんに手伝ってもらっていました。
彼を慕う彼女からすれば怪我の功名といったところかな(笑)
ただ、ここで彼女が倉田さんに悩みを打ち明けていたのがポイントかも。
周囲の女の子達は大学で自由にやりたい事をやっているのに、自分だけが
家の手伝いとか婚約とかで束縛されているように感じて嫌なのでしょう。
こういう悩みを打ち明けられることからも倉田さんを信頼している証ですね。
「綺麗ー♪」
「落ち込んだり、寂しかったりした時はよくここに来る。」
その後、倉田さんが温子を慰めるために函館の夜景を見せてあげていました。
本当にこの2人を見ていると良い雰囲気に感じます。
もし温子が倉田さんと結婚するのなら心置きなく結婚しそうに思えますわ。
温子は配達に行く倉田さんに弁当を渡して見送っていたからまるで奥さんだ。
こういう2人を見ると、婚約者の神宮司さんが嫉妬するのも当然ですよね。
「私、嫌だから!結婚なんて絶対にしないから!!」
しかし、お母さんはもう結納を済まそうとしているし、温子が神宮司さんとの
結婚のカウントダウンが始まった状態に置かれていましたわ(汗)
もうお母さんが持参金目当てで娘を売ろうとしているようにも見えるなぁ・・・・・・。
温子は結婚したくないのに結婚させられるのだから辛くなるのも分かります。
そこですぐに倉田さんの家に逃げ込んでいたから先の展開が気になりました。
ここで次回の後半に続きます。
ED曲は、ALLEY:Aが歌う「会いたい ~Love Theme from 北へ。~」です。
6人のメインヒロインが順番に映し出される映像は毎回共通していますが、
最後のティーカップを持つヒロインのカットは各物語で異なっています。
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