奏光のストレイン 第12話 「リベルタッドの攻防」 - アニメとゲームと恋の楽園
2014/11/09

奏光のストレイン 第12話 「リベルタッドの攻防」

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(C)2006 奏光のストレイン製作委員会

セーラがラルフ兄さんに最後の説得を試みます。

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「行くぞ!全機突撃!」
ロッティの号令により空間機甲科の皆が敵艦クンルーン迎撃作戦を開始します。
数多い敵トゥモールの抵抗を受けましたけど、何とか連携プレーで撃墜していました。
この辺もロッティの考案したフォーメーションが効果を発揮しているのでしょう。
一時はセーラの正体やカリスフォドの戦死の件でとても沈み込んでいたのですけど、
この皆の活躍ぶりを見ているともう吹っ切っきれている感じがします。
とにかくラルフとの決着をつける大切な戦いとなるので、もうひと踏ん張りです。
ここは卒業実戦演習みたいなものと思って大活躍をしてもらいたいですよね。
そういうわけでこの物語もようやく大詰めを迎えようとして始まっています。

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「らしくないわね。」
「遅すぎるぞ!根性女!モタモタしおって!」
ロッティは敵トゥモールの死んだふりに騙されて自爆攻撃を受けそうになります。
そんな彼女のピンチを救ってくれたのはストレイン・グロワールに乗ったセーラでした。
この2人のやり取りを見ても、以前のような関係に戻ったと思ってもよさそうですね。
「(必ず止めてみせる!兄さん!)」
セーラは兄ラルフとの最後の決着をつけるために静かに気合が入ってます。

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演習艦リベルタッドは敵艦クンルーンの体当たりから逃れようとしていたのですが、
スピードが遅く、迎撃射撃も効果がなかったので結局衝突してしまいました。
演習艦と正規軍の軍艦とでは性能差が歴然としていたのでしょう。
ここでも戦死していった乗組員達が多くいたので、本当にラルフは死神みたいだ。
こうなっては敵艦の自爆に巻き込まれてしまいますので総員退艦はやむなしかな。

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「根性女!グズグズするな!奴を追え!今日でケリをつけてこい!」
衝突したクンルーン艦内からラルフの乗るストレイン・グロワールが出てきました。
ロッティにとってもラルフは兄の仇なので、自らの手で倒したい気持ちはあると
思うのですけど、ここで意外にもセーラにラルフ討伐を譲ってあげていました。
実の兄妹同士で決着を着けるのが一番筋が通っていると思ったのかもね。
それに前回のセーラの悲壮な決意を聞いたというのもあるのかもしれません。
と言うわけで、セーラとラルフの戦いの行方がどうなるのか楽しみでした。

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エミリィは演習艦の乗組員達に戦死者や重傷者が多数いたので怖がっていました。
さすがに子供でもこの凄惨な光景はラルフの行為によるものと理解できるでしょう。
そうなると彼女がこれからもラルフの事をお兄ちゃんと慕うのかどうか・・・。
このシーンでセーラに懐いている点がこの後の展開を暗示していたと思います。

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メルチセデックとデュファルジュがメドロックを連れて自爆装置を解除しようとしてました。
しかし一旦解除に成功したかと思えば、すぐにリセットが働いてカウントが再開します。
さすがにこの辺はラルフの方が一枚上手といったところでしょうか。
メルチセデックとデュファルジュが死を覚悟していたのが胸に響いてきます。

この時にメドロックは死の恐怖を感じて単独で逃げ出そうとしていたから酷い。
でもこういうのは大抵は退場フラグを立ててしまうものですよね~。
この後、敵トゥモールによってズタズタにされてしまった模様です(汗)
彼女って敵ながらそんなに悪い女性に見えなかったのですけど、これも全てラルフとの
出会いによって悪い方向に運命を変えてしまったと思ってもいいかもしれません。
彼女は結構萌えシーンやラブシーンなども担当してくれていたのに残念ですよね。
これが一般の萌えアニメならラストはただの触手責めになっているはずなのになぁ(^ω^;)

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「に、兄さん!?」
「エミリィを返せ。」
ラルフの目的はエミリィと人形を手に入れる事なのでセーラの前に現れます。
わざわざケガ人のディコンを撃って登場したので鬼だと思ったよ(´・ω・`)
「いや。もうやめて。私、帰らない。ここにいる!セーラのそばにずっといる!」
でもエミリィがきっぱりとラルフを拒否していたのでよく言った!
ラルフの残虐行為がエミリィの心を離れさせてしまったものと思えます。
エミリィの場合も昔のラルフがユニオンの残虐さを知った時の衝撃と同じと思うけど、
彼女は心を壊さずに相手をただ拒絶するという形になっているのが異なる点かな。
これはラルフにとっては少々皮肉な感じにもなっているようにも考えられました。

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「兄さん。もうやめよう。こんな事。」
セーラは最後まで兄を説得することを諦めようとはしませんでした。
それでもラルフの意思は固く、エミリィの奪還とユニオン抹殺の目的は捨てません。
ただエミリィに拒絶された事で、動揺というか、心を乱してしまっている印象でした。
もう最初の頃のような無表情なラルフとは別人のようになっていますわ。
とにかく、爆発の衝撃でラルフとはここでまた離れてしまうことになります。

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「セェーラ!」
「もう悲しいのも寂しいのも嫌だよ。だから、全てを終わらせる!今、ここで!」
最後はやはりストレイン同士の戦いでの決着をつけることになるのでしょう。
セーラとラルフの戦いの結末がどうなるのかとても気になるところです!
またセーラとラルフは仲良しの兄妹の関係に戻ってくれるといいのですけどね。
ただ、多くの犠牲者を生み出してきたラルフにその資格があるかどうかが、
普通に考えても疑問に思えてくるでしょうね。
そういう事も含めて最終回ではどのように締めてくれるのか楽しみに見ていました。

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