奏光のストレイン 第01話 「絶望の前奏曲(プレリュード)」 - アニメとゲームと恋の楽園
2014/09/22

奏光のストレイン 第01話 「絶望の前奏曲(プレリュード)」

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(C)2006 奏光のストレイン製作委員会

永遠に続く宇宙戦争によって生き別れとなった兄妹の物語。

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今回から「奏光のストレイン」というロボットアニメの感想を書きたいと思います。
ここ1、2年の間に多くのオリジナルロボットアニメが製作されている事を考えると、
今は再びロボットアニメの最盛期を迎えているような感じがしています。
私もそういう流れに乗って、少々古いオリジナルロボットアニメになりますけど、
この奏光のストレインを取り上げてみたいと思いました。
全13話の1クール作品なのですが、個人的に評価が高いロボットアニメになります。
今後もこういう完成度の高いロボットアニメと出会えたら良いなぁって思っています。


冒頭では物語の中心人物となる一組の兄妹がお別れするところから始まります。
主人公でもある妹がセーラ・ウィーレックで、そして兄がラルフ・ウィーレックです。
両親のお墓があったので、兄妹は2人きりで暮らしていることが伺えます。
そんなラルフは130光年も離れた戦場へ出撃する事が決まったために、兄妹が
こうして生きて会えるのも最後になります。だからセーラが悲しむわけでした。
有名な作品で例えるなら「トップをねらえ!」のウラシマ効果みたいな感じかな。

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そして5年が過ぎ、セーラは兄の後を追うようにグラベラ空間機甲兵科学院に入学。
ユニオン軍の主力機動兵器「ストレイン」のパイロットになるために演習をしてました。
ちなみにリーズナーとは、このストレインのパイロットの呼称になっています。
とりあえず演習ではセーラはかなり良い成績を収めているようでした。
兄のラルフがエースパイロットだったので、学校の中でも注目されやすいのでしょう。
あと同期の訓練生達とも連携が取れているみたいでチームワークは良さそうです。

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学科の講義によって、この物語の世界観や背景などが簡単に説明されていました。
この世界ではユニオンディーグ帝国という2大勢力が存在していて、その両軍が
何世紀にも渡って戦争を続けていました。
そこでユニオンとしては少しでも戦局を
好転させるためにセーラ達のようなリーズナーの志願兵を訓練しています。
この壮大な戦いの歴史を聞くだけでも1クールで完結できるのかなぁって思う(^ω^;)
ちなみにセーラは戦争の勝利よりも、最愛の兄のいる戦場に行きたいがために
リーズナーのパイロットになろうとしています。

作品の内容から、水着回とか温泉回みたいなものはなさそうな気がしますので、
とりあえず水着に着替えての水中訓練シーンだけでも紹介しておきますね(笑)
ちなみにこのシーンではかなり重要な説明がなされていました。
リーズナーには自分の脳の一部を分割培養したミミックというものが必要であって、
それが壊れたり、失ったりすると2度とストレインが操縦できなくなります。

つまり、リーズナーを続けるにはミミックを死守する事が最も重要です。

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訓練仲間にセディという男の子がいるのですが、彼はセーラに片思いしているものの、
内気な性格のためになかなか告白するタイミングを掴めないでいました。
もう周囲の仲間達が応援してくれているのだから勇気を持って告白しないと!(笑)
まぁセーラはラルフお兄様一筋のブラコンですから、たとえセディが告白しとしても
付き合えるようになる可能性はとても厳しそうに思えましたけどね(^ω^;)

最初に見た時は、この4人の仲間で力を合わせて戦っていくものだと思っていました。
その戦いを通してセーラとセディの関係が深まっていくんだろうなぁって、まず誰もが
想像してしまうところだったと思います(^ω^;)

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後半になると、まったりとした前半の雰囲気がガラリと変わって急展開します。
無数のディーグ軍の無人機動兵器トゥモールが奇襲攻撃をしてきました(汗)
ユニオンは大混乱に陥ったので、セーラ達は独断で迎撃に向かおうとします。
一応、パイロットスーツに着替える時はブラも外して素っ裸になるみたいです。
男の子も一緒にいるのに気にしないのかなぁ?って少し疑問に思いました(^ω^;)

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今回、最も驚くのはセーラの訓練仲間達が一瞬にして撃墜されてしまった事です。
物語のメインキャラ達だと思ったのに、こんなあっさり退場するとは思わなかった(汗)
あと、敵がエースパイロット専用のストレインを操縦していたのがポイントでしょうか。
ユニオンの機動兵器を敵のディーグ帝国軍が使って戦っているのは変ですもんね。
これにはこの物語の核心に繋がる部分でもあります。
とにかくこの敵のエースパイロットの腕はかなり高いのは確かです。
勘の鋭い方はこの時点で敵パイロットの正体に気づかれるかもしれませんね。

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敵の目的はユニオンの研究施設のカプセルに眠っている女の子の略取でした。
わざわざ大軍で奇襲してくるくらいだから重要人物である事が伺えますね。
ちなみに彼女の名前はエミリィ。この物語に深く関わってくることになります。

すぐにセーラがこの敵パイロットを追ってきたのですけど、彼の顔が兄のラルフと
似ていたので撃つのをためらってしまいました。これは仕方ないかな。
たとえラルフお兄様が敵に寝返ったとしても実の兄をそうそう撃てるものではない。
でも、もし敵パイロットが本当にラルフお兄様であれば、セーラが妹である事にも
気づくはずですし、この辺はちょっとした謎になっていました。

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「兄さん!どうしてっ!?どうしてこんな!?」
セーラは敵パイロットがラルフ兄さんだと思ってストレインで後を追いかけますが、
敵のストレインは何のためらいもなくセーラの機体を撃墜してしまいました(汗)
このシーンを見ると、ラルフ兄さんとは別人じゃないかなぁって思わざるをえません。
でも、セーラがお兄さんからプレゼントしてもらったネックレスの紐が切れたので、
これはとても意味深というか、悪い予感がしてくるというものでした(´・ω・`)
最後にセーラが大声で号泣するシーンが何とも言えません。
とにかくお兄さんが戦場に行った後の消息を知りたいところですよね!
ここで次回に続きます。

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EDは、Semaさんが歌う「海のオパール」です。

ロボットアニメの初回としては、なかなかインパクトのある展開だったと思います。
主人公の仲間達が一瞬にして退場してしまうというのも衝撃だったわけですけど、
私としては主人公がミミックを破壊されて2度とストレインを操縦できなくなるという
展開で次回に続いていたのが一番驚いたところでもあります。
普通のロボットアニメであれば、主人公がロボットに乗れなくなると致命的ですもんね。
今後どのように展開させていくんだろう?というのがこの第1話を見て気になりました。
とにかく物語の導入としてはとても素晴らしい立ち上がりを見せてくれていたと思います。

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