この青空に約束を ~ようこそつぐみ寮へ~ 第04話 「六条宮穂(後編)」
今回も六条宮穂のエピソードです。
航と宮穂が無人島の泪島から寮に戻って来たところから始まっています。
ただ宮穂が1人で部屋に引きこもってしまったから皆は心配していました。
こうなると他の女の子達は航が宮穂に何かをしたと疑うのも無理はないかな?
でも宮穂は航と海己の相合傘の落書きを見て不機嫌になっていただけなので、
当の航本人としては身に覚えを感じられるはずもありませんね(笑)
とにかく、宮穂は航に対してもう顔を合わせて話したくないくらいに怒ってました。
いくらなんでもこれはちょっと酷いような気もしますわ。
この辺もワガママなお嬢様っぽい性格が出ているなぁって思います。
その後、宮穂は1人で文化祭で発表する自由研究を仕上げていました。
文化祭では研究発表を見に来てくれてた人がいてくれたので嬉しいでしょうね。
調査に協力してくれた航のお祖父さんとお祖母さんも見に来てくれていましたし、
宮穂自身はかなり達成感があったのではないかなぁって思います。
改めて自分の祖父の足跡を知る事が出来たので親しみを感じたでしょうね。
私としては航の祖父と祖母の馴れ初めなんかも知りたいなぁって思いました(^ω^)
文化祭が終わりを迎え、宮穂が後片付けをしているところに航がやって来ました。
宮穂が自信満々に研究成果を自慢すると、なぜか航が研究にダメ出しをしてました。
どうやら宮穂が祖父の事を過去の思い出として発表しているのが気に入らないみたい。
彼はいずれ廃寮となるつぐみ寮での生活も単純に思い出として終わらせたくないので、
ここまで彼女に厳しい言葉を投げかけてしまったのかもしれませんね。
彼の話を聞いていると、宮穂以上に理事長と会っているから理事長の深い想いとかも
よく分かっているようにも感じました。
とにかく航と宮穂が仲直りできるチャンスと思ったのに、さらに悪くなりそうでしたわ(^ω^;)
宮穂はつぐみ寮での生活をやめて、自宅のお屋敷に戻っていってしまいました(汗)
他の女の子達からすれば詳しい理由も分からないので航に詰め寄るのも仕方ないかな。
すでに1ヶ月が経過しようとしているのに肝心の航が何もしようとしませんものねぇ。
ここは海己達が言うとおりに、男の子の方から折れてあげるのが一番だと思いますわ。
女の子の方が感情的になりやすいから、歩み寄て謝るとは思えないし(^ω^)
あと、航は独自で宮穂の祖父の足跡を調べていました。
宮穂の研究で1つだけ足りない重要な部分を見つけ出そうとしていました。
いったいそれが何なのかがちょっと気になるところです。
海己達がケーキを宮穂の家に届けたり、様子を尋ねに行ったりもしていました。
こういう時は女の子達の団結力の強さみたいなものが感じられますね!
泣き落とし兵糧攻めという表現がちょっと面白かったです。
宮穂としては皆の気遣いをよく分かっているので、本当はつぐみ寮に戻りたいのでしょう。
しかし、航との一件があるから戻るに戻れない辛さがありそうですね。
やはりここは宮穂が戻りやすくなるような環境作りをしてあげる必要がありそうかな。
航が理事長の足跡を完成させる最後の資料を持って宮穂の家に向かいました。
でも宮穂はまだ不機嫌な状態だったので部屋の中に引きこもろうとしてたけどね(苦笑)
思いを寄せる男の子が来てくれたのだから、いつまでも拗ねている場合じゃない(^ω^)
結局、寒い外でずっと待ち続けようとしてくれた航と会って話していましたが、
また口ゲンカを始めちゃうし、別れ話まで持ち出すしで困った女の子だよ。
ちょっと面倒な女の子のように思えましたよ(^ω^)
とにかく航が前理事長の全ての資料を持ってきてくれたからには、その詳しい話を
聞かないわけにはいきません。ようやく2人が仲直りできる機会が訪れました。
宮穂の祖父の残した資料を見ると、この南栄生島のあらゆる細かい事柄について
書き記されていました。この資料を見るだけでも、いかに宮穂の祖父がこの島を
愛していたのかが伝わってきます。
これは今の航や宮穂達が抱いている感情と同じだから理解できるものだと思います。
確かに宮穂の祖父が祖母と出会えた島というのも理由の1つなのかもしれませんけど、
それはこの島そのものが好きという理由に比べてみれば些細な出来事になります。
おそらく、その事を航は宮穂に理解してもらいたくて調査を続けていたのでしょうね。
宮穂は女の子だから恋愛話の方に興味を持ってしまうのも無理はありませんけど、
航のお蔭で祖父の島への深い思いを知ることが出来たので良かったと思います。
宮穂は再びつぐみ寮に戻って皆と一緒に過ごすようになっていました。
きっと宮穂は祖父の足跡を知った事で、さらに島を愛するようになったと思われます
それゆえに今後は2代目の南栄生島博士として自由研究を続けてくれそうですね♪
その時にはそばに航もいてくれたら嬉しいといったところかな♪(^ω^)
最後は卒業後に離れていた2人が島で再会するようなシーンが描かれていました。
いつか寮生達は卒業を迎えてお別れする日が必ず訪れるのですけど、南栄生島を
愛する気持ちさえあれば、またこの島で再会できる事を示唆していたと思います。
島への愛着があればつぐみ寮の廃寮の辛さも乗り越えられそうですね!(*´ω`*)
この作品は粗さが目立つものの、物語のプロットなどは素晴らしいもの感じます。
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